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『リバー、流れないでよ』を見て

(ネタバレありです。ご注意下さい。)
劇団ヨーロッパ企画のオリジナル長編映画第二弾のこちらを今日はTOHOシネマズ日比谷にて見てきました。
今回は正直に辛口コメントでいかせて頂きます。

2分がループするという設定が面白いなと思って、またツイッターとか見る限り、業界の監督さんとかの絶賛の声が届いていたので、見に行ってきました。
時間も90分ないので最近の映画にしたら短めの尺になると思います。

見終わった私の感想、第一声は「あ〜。残念だな〜。」です。
元々ヨーロッパ企画、上田さんの脚本、映像は好きで、『ムロツヨシショー』や『ドロステの果てで僕ら』を見てきました。
そして今回の『リバー。。』全て終わりが一緒なんです。
これがヨーロッパ企画のお決まりなんだと言うのであれば、私は多分、次の作品は見に行くことがないと思います。
途中の話のテンポとか怪しい方向に流れが行って、これからどうなるの?!って、どうやって収集するの?ってドキドキしてたら、結局、時空警察とか、タイムトラベルとか、時空パトロールの話。。。。ドロステの時もそうだったけど、途中、設定とか話の展開はめちゃくちゃ面白いのに、え?結局時空パトロールが来て話を終わらすと言うこと?
って見てる側をバッサリ切り捨てる、置いてけぼりにした感覚があり、最後で急に内輪ネタ感が拭えないのです。

私が今日見てきた限り、劇場には意外と年配の方が多かったです。
50代、60代ぐらいの方が多かったように思えます。
正直、ヨーロッパ企画が好きで見にきたって人たちがどのくらいいるんだろうという感じでした。
その中でのいつものあのネタの終わり方。
どれだけの人が納得して面白かったと言えるのだろうか?
途中あれだけ、テンポも設定も作り込んで面白かったのに。。。
私としては主人公の子が願って元通りでも良かったし、
他の人達が、実は俺のせいかも知れないっていう思いを全て吐き出して、皆んなで納得して願って、元の時間の流れに直ったっていう終わり方だったら良かったのに。と思ってしまって、時空パトロール系の話が出てきた時点で一気に萎えた。
あーー。また、それ?って。

水戸黄門とかのお決まりのきたーー!!!とか、一時の三池崇史監督のVシネや映画がとにかく全て爆発で終わりって時があって、もうそれは出たーー!!お決まりの終わり方、ブッフォぉー!!って面白さはあったけど、こちらの映画でのこの終わり方はお決まりというよりかは、これしか無いのかな?っていう、ネタ切れ感とバッサリと終わらしてしまうという雑さを感じた。
もう少し話の終わり方を丁寧に作り込んで着地して欲しかったなという思いが残る映画でした。

んー。今現在ネトフリとかでお家で動画を見れる時代に、映画館まで行ってわざわざ見る映画かな?と。そう言う意味での最初の感想。「あ〜。残念だな〜。」に至る訳です。

(私は元々ヨーロッパ企画、上田さんのファンなのでdisってるつもりはありませんが、素直な感想を述べたまでですが、この文章により嫌な思いをされた方がいらっしゃいましたら、申し訳ございません。)

以上。
ラン丸でした。

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