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さんぽ中に知らないおじさんに話かけられた話!

みなさんこんばんは。コロナ自粛おつかれさまです。GWになりましたがコロナの影響でどこにも行けず家で過ごしております。最近仕事も自粛中で暇になって時間があるのでいろんなことを考えておりますが、その中で過去の忘れてたことを思い出したりして懐かしんでおります。今日はその思い出の話をしようと思います。

私が29歳の時、建築関係の仕事をしており当時はかなり忙しく

残業当たり前。(そもそもタイムカードなんて無いのでどこから残業かは不明)

休日は普通に仕事。(現場があるときは現場が終わらないと休めないので、そもそもいつが休日か不明。)

休みは前日の夕方以降に解る。(仕事が片付いて翌日休めるようなら休み。段取りが悪いと休めない)

そんな日々を過ごしておりプライベートはほぼ無しの生活をしておりました。当然、彼女無し。仕事関係以外の友達は1人。(唯一髪を切ってくれる美容師の友達のみ。仕事関係以外の人と予定が合うわけがないので。)仕事は大変でしたが、そこそこ楽しかったのでなんとか続いておりました。

ある日の夕方、仕事をしていたら翌日が休めそうな感じだったので、一か月ぐらい休んでなかったので休むことにしました。突然の休日なので予定もなく遊ぶ相手も見つからなかったのでゴロゴロ過ごそうと考えておりました。翌日久しぶりの休日でしたがいつも通りに目が覚めて起きてしまい、ゴロゴロしようとしましたがなぜか寝れずに退屈になってしまいました。たまにはさんぽでもしようと考え外に出たんですが見慣れた景色を見るのもつまらないと思い、時間もあったので、

そうだ!東京に行こう!

と急に思い立ち東京に向かいました。(思い立ったらすぐに行動してしまうタイプなので)

1人で駅弁を買って新幹線に乗って東京に向かいました。東京に着いたのが13時ぐらいでそこから目的もなくブラブラし始めました。最初に行ったのが渋谷でハチ公に触ってスクランブル交差点を眺めながら見慣れない景色を眺めてました。そこからどこに行こうか考えて原宿でも行こうと思いティッシュを配ってたおねえさんに原宿の方向を教えてもらいブラブラ歩いてむかいました。しばらく歩いているとテレビドラマで見たことある通りにでました。「これが表参道ってやつだな!」とわかりました。平日だったので人通りも少ないかと思ってたんですが、意外と人が多かったのを覚えていましす。

表参道の景色を眺めながらブラブラ歩いていると一人のおじさんに突然声をかけられました。

「すみません。どこかの事務所に所属してますか?」

事務所ってなんだろう?と私は思い、ヤ○ザと思われたのかと思いすぐに

「ヤ○ザじゃないです!」

と答えました。するとおじさんは、

「違いますよ。モデル事務所ですよ。」

と笑ってました。当然モデル事務所にも所属などしているわけもなく

「所属してませんけど」

と答えました。するとおじさんは、

モデルやりませんか?」

と言い始めるではありませんか。これがスカウトってやつだと!そこで気付きました。まさか、街で本当にスカウトなんてあるんだ。まして、自分がスカウトされるなんて夢にも思わず少しビックリしました。もうすこし若い時だったら喜んでたかもしれませんが、すでに29歳で社会経験もしていたので、どうせ入会料やらレッスン料などをとられるだけだろうと思ったので

「やりません!」

「もう29歳だし、無理でしょ。なんで私に声かけたんですか?もっと若い子に声かけたほうがいいっすよ。」

とアドバイス。するとおじさんは

「オーラを感じたんで!」

オーラなんかねーし!入会させるのに必死だなー。って感じでしたね。

そもそも私東京の人間じゃないから!」

と言うと

「どちらから来られたんですか?」

と聞かれたので

「名古屋!」

すると

「今日は何しに東京に来たんですか?」

と聞かれたので、答えは当然

「さんぽ!」

おじさんはビックリした感じで

「さんぽですか?」「さんぽの距離じゃないですよ!」

と言ってました。確かに距離的には遠いですが、家を出た時はさんぽのつもりでしたからね。それからしばらくおじさんと話をして(暇だったんで)連絡先交換して別れました。その後、ブラブラして夕方に新幹線に乗って帰宅しました。

そのあと、二か月ぐらいしてから携帯にスカウトのおじさんから電話がきました。

モデルやりませんか?」

との勧誘でしたが、やる気はなかったのですが話だけでも聞きに来れませんかとのことだったので、面白そうだったので

「今は忙しくて無理だけど来月ならいけるかも。」

と返事をしました。会社の社長に話をしたら面白そうだから行って来いと言われ休みをもらい行くことになりました。

当日はスカウトの事務所で話を聞くことになり、六本木で待ち合わせとなりました。当日、なぜか私が東京に行くことを聞きつけた社長の奥さんとその娘が「東京行きたい」ってことになり、三人で行くことになりました。

事務所に着くと会議室みたいな部屋に通されて一通り話を聞きました。その会議室にはほかの入会希望者も来ていて面接みたいな人達もいました。私は入会する気はさらさら無いので話を聞いてるだけでしたが、他の入会希望者は一生懸命アピールしてましたね。

「ダブルユーみたいになりたいです!」

なんて言ってる子もいましたね。

話を一通り聞き終わりとりあえず契約書を交わすことになったのですが、なぜか社長の娘も契約することになったんです。契約書には入会金が書かれており、私の契約書には入会金40万と書かれており、おじさん曰く、

「通常入会するには120万円かかるんですが、今回はスカウトということなので40万円で入会できます。」

とのこと。ふと、となりの社長の娘の契約書を見ると、

「30万円!」

と書かれており、俺の方が10万円高くなってました。やはり若い方が売れる可能性が高いからでしょうけど、スカウトされたの俺だし!と少し不満。

やる気はなかったので契約書にサインだけして、お金を入金した時点で契約成立するとの話で事務所を後にし六本木の街をブラブラして帰宅しました。

その後はお金の入金はせずに普段通りの生活にもどりました。

街でスカウトされるなんて一部の芸能人の話だと思ってたのですが、まさか自分がスカウトされるなんて夢にも思ってなかったので、自分だけのイイ経験ができたと思いました。



















































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