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今日は母の命日。
近々献花に行こうと思います。

宇多田ヒカルの『花束を君に』の歌詞を見ながら
色々考えを巡らしている。

『普段からメイクしない君が薄化粧した朝、
始まりと終わりの狭間で忘れぬ約束をした』

『毎日に人知れぬ苦労や淋しさもなくただ楽しいことばかりだったら愛なんて知らずに済んだのにな』

僕が19の時に倒れて何年、病に伏したことか。
最後の数年なんかまともに話も、食事もできなくてどんな気持ちだったのか想像を絶する。

7年前の今日。最後の朝、僕が病室を行くのを待っていたようにあなたは優しい表情で口を動かして何かを言った。
話なんて数年できてないのに何かを言った。
おそらく『ありがとう』だったと思う。

今でもあの光景は忘れないし、一生忘れないと思う。そして思い出すたびに胸が張り裂けそうになる。

しばらく化粧もしていなかっただろうその朝は、薄化粧をして穏やかな表情をしていましたね。
長い間頑張ったもんね。

そしてあなたと過ごした日々が裕福で何苦労なく、愛情にあふれた順風満帆の生活だったなら、愛なんて考えなかっただろうし、ここまでの人間に成長できていなかったと思う。

僕からも『ありがとう』
最近思うのは言葉というのはほんとに美しい。
大事にしていきたいと思う。

僕も人生の最後に一言しか話せないとしたら誰かに『ありがとう』という言葉を伝えたい。

さて、あなたの治療費と僕の夢を叶えるという大義でいろいろなことをしてきた。

競輪選手になって稼ぐといいオービックを辞め、
トレーナーじゃ稼げないと言い保険業界に入った。

ここからは報告になるけど、自分でアメフトチーム作ったんだ、あっという間にもう4年目。
チーム名は『下町ゴリラズ』っていうの。
馬鹿だよね~、俺もそう思う。
でねその馬鹿の熱に釣られてどんどんバカが集まってきてるんだよね。

最高なんだよ、こいつら。
もうやるしかないよね、こいつらとやりたいこと
やってくるわ。

来年は昇格の報告に来るね。

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