真実の告白、エイプリルフールの本懐

どうも、ゴリ松千代です。


結論から先に書かせてもらおう。普段は言いにくい『本当の事』こそエイプリルフールに言うべきである、と。察しの良い方に対してはもはやこれだけでこの記事を終わらせられるほどに簡潔にまとめてしまった感があるが、それでもお暇な方はもう少しだけ付き合っていただきたい。

エイプリルフール(April Fools' Day)とは、毎年4月1日には嘘をついても良いという風習のことである。イギリスではオークアップルデーに倣い、嘘をつける期限を正午までとする風習があるが、それ以外の地域では一日中行われる。

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

嘘をついても良い。つまり、必ずしも発言が嘘である必要はない。イギリスに倣って午前中だけに限定するのも堅実で良いだろう。例えば「働かずに済むほどのお金があるが、嫉妬が怖くて言いにくい」……それをそのまま「一生分を遊ぶお金がある」とエイプリルフールに言ったとて、何人が信じると言うのだろう。こんな日に「本当に!?」なんて聞き返してくるやつはいない。何でも良いのだ。こんなに堂々と本当の事を言える日などない。冗談めかして言ってしまえばより守備力は増すだろう。

表向き仲の良い人間に対して「お前」と呼んでしまうのも良いし、「バカ」や「アホ」などの軽い罵倒も使える。どう考えても失礼だが、そんな無礼も働き放題。だってエイプリルフールなんだもの。いつも「冗談じゃんw」でかわしてくるあいつにも「これはお前が投げたブーメランだろう」とばかりにこちらから投げつけてやる事が可能だ。そちらが言って良くて私が言ってはダメな理由もない。

もちろん真実の中に嘘を混ぜていくとより効果的である。真実を言うために嘘を言う、このいつもとは逆な感じが大変面白い。どうせなら大きな嘘を言って、その分言いにくい大きな真実を伝えたい。嘘を言っているだろうという相手のミスリードを狙った隠れ蓑だ。「そんな話聞いてないよ」に対して「もう……言ったさ」という伏線も張り放題。私は普段から言いたい事を好きなだけ言えているから言いにくい事なんてないし、エイプリルフールだからとて無理して嘘をつく必要も100%全くないのだが。


……おっと、こんな時間か。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?