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会心率96.36%で意気揚々とアルナールEX開幕直後のザコに殴りかかった俺が驚きの白さに愕然とする話

ようやくアルナールハード3いけそうな兆しが見えてきたので、フリーレンからアルナールへ切り替えようと、EX1&ハード3をトライしてきました。
・・・したところ、EX1での与ダメの低さにびっくりしてます。ごらんのすですこんにちは。

ありがたいことに霧はいつメンで臨まさせていただいており、たまにその流れで星座も同じメンツで行ったりします。いつメンのスレとは星座17では与ダメは1.5倍程度に収まるのですが、EX1のボスを倒し切ってみたら与ダメが3倍以上開いていました。

パラのダメージソースは炎奥義の比重が高く、アルナールは煉獄耐性が設けられている、というところまでは事前情報として得ていました。が、果たしてそれでここまで差が出るの??
道中、なんか違和感があると思ったら、とにかく会心が出てないんですよね。ダメージが白い白い。
当のスレさんに聞いてみたら、言うほど白くはなかったと言う。かたや会心がいつも通り出ていて、かたや会心がほとんど出てない。そりゃ与ダメに開きが出るわけだ。

というわけで、今回は会心について考えてみることにします。
会心って、割と「出るもの」として扱ってるので、検討をないがしろにしているところあるもんね。

会心ことはじめ

まずは会心の基本的なところからおさらいしておきましょう。
会心は各攻撃で一定確率で発生し、非会心よりも大きなダメージを与えることができます。表現としては、赤の縁取りされたエフェクトです。
下の例だと、64万が非会心、151万が会心になります。

151万という数値は64万に対して、ステータスの「会心ダメージ」を乗算した結果の値となります。この時の会心ダメージは237.0%なので、以下の式となるわけです。

64万 × (237.0/100) = 151.68万

先日のアプデで1万未満の数値表現が切り捨てられてしまったので、ここでは端数は確認できませんが、式は正しそうですね。

さて、この会心ダメージですが、実は評価するのはちょっと難しい値となります。というのも、会心率をどんなにあげても白ダメ(非会心)が出てきてしまうためです。
他のステ、たとえばダメ倍なんかは単にその値をかければその価値が算出できます。ダメ倍4.00と5.00では、ダメージに1.25倍の開きがあるわけです。上昇率を考える場合も「元の値が4.00で、そこから与ダメを1%上げるには 4.00×1%=4% あげればよい」とサクッと計算できます。
これに対し会心は、白ダメと会心ダメが混ざるのでこれを加味しないといけないわけですね。

会心の発生具合については kt さんがすでに調べてくれています。どうやら会心の発生率は80%までは線形に、そして80%を超えた場合は会心率をどこまで上げても80%で打ち止めということらしいです。
実際にプレイしている感覚とも外れていないので、まずはこれに従うことにします。

つまり、会心率が80%以上と十分に高い場合、会心による与ダメ増加は以下の式で求めることができます。

会心による与ダメ増加 = 会心ダメージ × 0.8 + 0.2

先の私の例だと、「(237.0/100)×0.8 + 0.2 = 2.096」となるため、全く会心が出ないごらんのすさんと比べた場合、会心による与ダメはおよそ 110% 増えていることとなります。なるほどなるほど。

カウンターステータス

さて、アルナールEX1です。
普段なら会心によって 110%増し のパワーが出せているはずなのですが、冒頭のスクショの通り全く会心が出ません。対するスレさんはそんなことなく普通に会心が出ているとのこと。
なにそれ! 一方的に虐げられている!?

そういえば白ダメばっかりになるケースって、すごく昔から思い知らされてましたね。そう、天啓です。
当時、vE だとそこまで高い会心率耐性を持っている敵は居なかったのですが、プレイヤーは当時の私の会心率を大きく上回る会心率耐性を持っていました。

会心率と会心率耐性に関する正確な仕様は明らかになっていませんが、おそらく殴る側の会心率から、殴られる側の会心率耐性を引いた値が、実効会心率として計算されているように思います。
例えば、殴る側の会心率が100%で、殴られる側の会心率耐性が40%の場合、会心率60%相当のふるまいをするということです。

殴って確認している感じだと、アルナールEXは、開幕ザコですら会心率耐性が100%あるようです。会心率が100%超えてるから問題ないかなー、とか思ってたらとても痛い目を見ることになります。

100%も引かれて雀の涙になっている実効会心率。アルナールEXはここにさらに追い打ちをかけてきます。せっかく会心が出ても、ダメージが思ったほど増えていないのです。

白ダメ46万。会心58万。2倍にすらなってない。

これは、会心に関するもうひとつカウンターステータスである会心ダメ耐性が関係してきています。
会心率と会心率耐性の関係と同じように、こちらも引き算の関係になっているようです。例えば会心ダメージが200%、会心ダメ耐性が30%の場合、会心ダメージは170%として最終的に処理されます。

件のアルナールEX1では、この会心ダメ耐性も100%とかなり大きく設定されています。
アルナールEXは、会心がこれでもかといわんばかりにマークされている環境というわけです。

ちなみに、会心ダメージから会心ダメ耐性を引いた結果が110%を下回る場合、110%として処理されるようです。会心ダメージがどんなに低くても「会心が出たら損」という事態はなく。
ここはほっと一安心ですね。

会心ダメージ187%での氷奥義。会心ダメ耐性が100%とすると、下限設定がなければ87%まで落ちて会心の方がダメージ少なくなるはずだが、110%は保証されている。

カウンターステータスによる影響

会心率耐性と会心ダメ耐性。
この2つのカウンターステータスがそれぞれ100%の環境では、いったい何が起こるのでしょうか。

先ほどは「会心は出るもの」として会心率打ち止めの80%を前提として計算していました。
ですが、会心率耐性によって実効会心率が80%未満になると、もう少しきちんと計算する必要があります。
実効会心率80%未満の場合における、会心による与ダメ増加の計算式は以下です。

会心による与ダメ増加 = 会心ダメージ × 会心率 + (1 - 会心率) 

この式を、会心率と会心ダメージで表にすると以下となります。
炎アクセを使用している場合、会心率によって炎奥義の発生率が変わりますし、炎奥義のダメージ量も会心率によって変動しますが、ここではひとまずそれらを無視することとします。

アルナールEXに挑んだ際の私の会心率と会心ダメージは、それぞれおおよそ115%と237%でした。
私の腕と防具がともにアルタイルなので、仮にこれらがアポカリプスとするとそれぞれがおおよそ30%ずつ増えます。すなわち、会心率145%、会心ダメージ267%です。また、スレはアーデントの効果でほぼ常時会心率50%増のバフが得られているため、会心率は195%として扱ってもそこまで間違いはないでしょう。

私のステを「会心率115%、会心ダメージ237%」とし、相対するスレさんのステータスを仮に「会心率195%、会心ダメージ267%」とした場合、カカシを殴った場合とアルナールEX1の環境での、それぞれの会心による与ダメ増加は以下となります。

ごら、会心による与ダメ増(対カカシ):2.096
こら、会心による与ダメ増(アルナールEX1):1.055
スレ、会心による与ダメ増(対カカシ):2.336
スレ、会心による与ダメ増(アルナールEX1):1.536

カカシ相手では1.1倍の開きだったのが、アルナールEX1だと1.45倍の差がついてます。すなわち、会心率耐性と会心ダメ耐性が高い環境下だと、私のステータスのほうが圧倒的に会心による与ダメが小さくなってしまうわけです。

では、アルナールEX1で最も影響を受けるのはどの層なのでしょうか。
会心率耐性と会心ダメ耐性がそれぞれ100%の環境における、素の会心率と会心ダメージからダメージの落ち込み具合を表した表が以下となります。

見ると、素の会心率80%~100%ゾーンの落ち込みが著しく、そこから会心率が上昇するにつれて落ち込み量が低減されています。
また、会心率140%を超えたあたりから、会心ダメージの値が大きいほど与ダメの落ち込みも抑えられることがわかりますね。

表から考えると、私が挑んだ際の「会心率115%」は、かなりダメなゾーンであることもわかります。
なるほど、これがいつも以上に差がついた要因の一つか!

低いステを伸ばせ!?

このゲームのダメージ計算式の基本は掛け算です。
多くのステータスが掛け合わされた結果で、最終的なダメージが算出されます。
掛け算で表現されるということは、各要素のうち低いステータスほど伸ばす価値が高いということです。

会心率と会心ダメージは、会心率耐性と会心ダメ耐性という2つのカウンターステータスによって減算されて計算されています。つまり、会心率と会心ダメージは普段よりもだいぶ小さい値として扱われていることになるわけです。
その環境下で与ダメを上げるには会心率と会心ダメージの比重をいつもより重く扱うべき、という結論となります。

じゃあ、会心率と会心ダメージはどれくらいの重みをもつことになるのでしょう?

というわけで、実効会心率ベースで、会心率が1%増えたときと、会心ダメージが1%増えたときそれぞれの、与ダメ増加率を以下に示します。
赤文字が会心率が増えたとき、緑文字が会心ダメージが増えたときです。

、、、うーん、なるほど?

表を読み解く

表がわかりづらいので、これを読み解いていきます。

例えば、会心率40%、会心ダメージ150%を見てみましょう。ここは赤文字が0.42%、緑文字が0.33%です。
つまり、会心率が1%増えた場合、トータルの与ダメ期待値が0.42%増加することを意味しています。
ダメ倍4.00の人がダメ倍1%増えた場合、与ダメ増加量は0.25%となるので、この状況ではダメ倍1%よりも会心率1%のほうが価値が高いということになります。

会心ダメージが1%増えた時の与ダメ増加量(緑文字)は、表の右側に行くほど小さくなります。これは今まで通り、元の値が大きいほど1%の重みが小さくなることを表してますね。

併せて、会心ダメージは表の下に行くほど価値が大きくなることもわかります。これもまた当たり前で、会心が多く発生するほど会心ダメージの恩恵を十分に受けることができるからです。
そもそも十分な会心が発生しない限り、会心ダメージはその力を発揮できません。会心率0%になってしまうと、当然ですが会心ダメージをどんなに上げても何も起こりません。無駄の極みってやつです。

会心率80%に達すると、それ以降は会心率を上げても実効会心率が80%で打ち止めとなるため、こちらも与ダメ増加量はゼロになります。

さて、表をながめていると、赤文字が0.5%以上を示すゾーンが多数あります。
あまりに会心ダメージが低い場合を除いて、実効会心率が80%に達するまでは会心率の価値はとても高いようです。
会心率40%、会心ダメージ170%の場合に注目すると、会心率1%で0.55%。つまり会心率2%でおおよそ1.1%の増加。防御無視100%で考えた場合、サブカは攻撃1%ディズよりも、会心率2%のサツキの方が期待値が高いという結果になります。
それほどまでに、実効会心率を80%まで引き上げることに価値があるわけですね。

アルナールEXで炎と風のどちらが優れているかという話もありますが、炎アクセで上積みできる37%の会心率はバカになりません。
フェンリル等の課金カードがない層は、風アクセにすると実効会心率が80%に到達しなくて厳しいじゃないかなー、という感覚ですが、いかんせん課金カード具合はよくわかっていないのでなんとも言えません。このへんは剛の者に任せることにしましょう。

微課金アルタイルパラ、どーするよ?

さて、自分事です。
とりあえず多少でもダメージ貢献するためにはどうすればいいのか。
さっさとアポカリにするという選択肢もあるにはあるのですが、それはやっぱり悔しいのでできることを考えてみます。

最後の手段?

現状の私のステ(会心率127%、会心ダメージ237%)の場合、会心率耐性と会心ダメージ耐性が100%の環境であればまだ会心率にそこそこ価値があるゾーンに踏みとどまっています。
ルーン含めて会心率を盛って、なんとか会心を生かす方向に進むのがよさそうです。
とにかく実効会心率80%にはどうやっても到達しないので、盛りすぎぐらいがちょうどいい気がしています。
スティグマのネズミも、きちんと最後まで上げ切って会心率1%を確保しましょう。
耐久に問題なければ、サツキを投入するのも十分視野に入れてよいんじゃないでしょうか。

しかしながら、これ以上カウンターステータスが大きくなってくると、途端に厳しくなってきます。
特に会心ダメ耐性。これが120%となった場合、もはやせっかく会心が出てもそのダメージ量が小さすぎて、会心率を上げる恩恵が薄くなってしまいます。
こうなってくると致し方ない。会心に関するもろもろを捨てることが正解となり得ます。カウンターステータスが存在しないであろう、ダメ倍、攻撃、高低HPダメなど、裏切られないステを重視することになるでしょう。
どうせ会心が出ないのだから、炎よりも氷の方が期待値も高くなりますね。

あ、ボスダメは裏切らないと思いきや、最近よく裏切ってくるので信頼度は微妙ですw
威圧? アルナールEX1で不屈500以上ありそうなので、既に足切りラインに到達していなさそうですがなにか?( ˙-˙ )

まとめ

会心率はどの程度盛るのが正解なのか、難しいステータスだと思います。
実効会心率が80%に満たないと大きなロスが出てしまいますが、かといって80%を超えるとそれはそれでロスになってしまうわけです。
vE であれば、ターゲットの会心率耐性をある程度きちんと見極めることで、ロスを抑えた調整が行えるはず。
敵を知り、己を知る。古来から伝わる兵法は、やはり今でも重要な第一歩になるわけですね。

なお、会心率耐性100%、会心ダメージ100%は、あくまでアルナールEX1の数値です。
ハードは違った数字になってますし、EX2以降もまた違う数字かもしれません。きっと誰かが調べてくれるはず。
いずれにせよ、会心率180%あれば安心、というわけではないのでお気をつけください。

今回のエントリでは炎奥義の発生確率とかは全部脇に置いてきてます。なので、炎アクセを使っている場合、ここに書いた以上の恩恵が会心率に含まれていると考えてよいでしょう。

個人的にはこりゃまた展望が見えづらいなー、という状況に入ってます。
なんというか、古城ライブ解禁直後もこんな感覚だった気がしますが、この状況からの模索がまた楽しみでもあったりするわけですw

まぁ、なるようになるよね!

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