授業・日本史  その3

気候変動で説明する縄文弥生

「三内丸山遺跡は、今から約5900年前~4200年前の縄文時代の集落跡で、長期間にわたって定住生活が営まれていました。平成4年からの発掘調査で、竪穴建物跡、大型竪穴建物跡、大人の墓、子どもの墓、盛土、掘立柱建物跡、大型掘立柱建物跡、貯蔵穴、粘土採掘坑、捨て場、道路跡などが見つかり、集落全体の様子や当時の自然環境などが具体的にわかりました。また、膨大な量の縄文土器、石器、土偶、土・石の装身具、木器(掘り棒、袋状編み物、編布、漆器など)、骨角器、他の地域から運ばれたヒスイや黒曜石なども出土しています。ヒョウタン、ゴボウ、マメなどの栽培植物が出土し、DNA分析によりクリの栽培が明らかになるなど、数多くの発見が縄文文化のイメージを大きく変えました。
平成12年11月には国特別史跡に指定されました。(公式サイトより)
 
三内丸山遺跡のある青森県は針葉樹に覆われる亜寒帯地方で、大規模な集落が1600年もの長期間続いたとは理解しにくい。ほかにも古代エジプト文明は砂漠に立つピラミッドのイメージで、あれほど栄えるとは想像しにくい。これをどう説明するかという話。

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