&キッチン開業顛末記(教職バカ一代) 5
コロナ禍の開業
コロナ禍のさなかに飲食店を始めようというのだから、周囲から無謀と思われても仕方ない。しかし、ここに至るまで迷いはまったくなかった。
定年を機に何かを始めたいという考えは55歳あたりからあった。教師という仕事にはじゅうぶん魅力はあったが、公立学校そのものに愛想が尽きていた(教職バカ一代を読んでください。)から、再任用して5年続けるかどうか。ただ、共進中のさいごの2年間、国際教室を担当して在日の外国籍、外国につながる児童生徒を相手に新しい世界を知り、この仕事なら続けてもいいかという考えもあったが、ここで決定的だったのはやはり2020年のコロナ禍だった。
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