大事なことは、林原めぐみの曲が全部言ってる①

お久しぶりです。
私は90~00年代あたりのアニメ・イラストが好きで、当時の作品について勉強中なのですが、その中で一つのことに気がつきました。


はい。当時の林原めぐみが歌っていた曲の良さに気付いたのです。
なので今回は、特に良いと思ったものをいくつか取り上げていきます。


◆何が良いのか

そもそも、「良い」ってなにが?
歌詞です。先に言ってしまいますが、生きる上で「大事なこと」が非常にストレートに、前向きに表現されています(と感じました)。もちろんリズムもいい。リズムが歌詞の良さを引き出してるからどちらも良いんですが、とにかく歌詞。歌詞。歌詞。



1.『Give a reason』
作詞:有森聡美、作曲:佐藤英敏、編曲:大平勉

「スレイヤーズNEXT」のOPです。(見たことないけど)

一番良い。マジで良い。元気が出る。

「夢に向かう姿勢」を描いたものになっており、一見明るい曲に思えますがむしろ夢追いに対する葛藤とその乗り越え方を提示してくれる歌詞になっています。


・特に「良い」のが、無責任に「夢に向かってがんばれ!」を連呼するのではなく、具体的にどうすればいいかまで示してくれています。歌詞の通りにすればおそらく夢や目標は叶います。


きっとどこかに「答」ある 生まれてきた答が
人は皆、それを求め やるせない のがせない 夢に向かうの

・夢=やるせない+のがせない の方程式、めちゃくちゃ良くないですか?
決して肯定的にだけ捉えず、モヤつきがあるんだけどそれでも…という見方をしている。それこそが生まれてきた答かもしれないから、向かうんだと。


計り知れない 大きな闇が
音を立てて 向かって来ても
朝が来れば 誰かが居れば
心にある 絶望は消せる

もっと強くイメージして
微笑んでる自分を…
信じてる思い、それが
何よりも 誰よりも 夢に近づく

・ここ。生き方の参考書と言わんばかりにしっかりと解決策を提示してくれています。私は逆立ちしてもここまでは前向きにはなれませんが、このくらいの胆力を持てということでしょう。


・全部の歌詞が良いのですが、きりがないのでこの辺にします。夢に対してある程度現実的に捉えつつ、「でも諦められないでしょ?じゃあこうすればいいよ」と言ってくれているような気がします。



2.『I'll be there』
作詞:MEGUMI 作曲:佐藤英敏

「セイバーマリオネットJ」のEDです。
先ほどは「夢」にフィーチャーした歌詞でしたが、こちらは生き方について教えてくれています。作品自体がマリオネット(機械)と人間について描いたものだからでしょうね。

人はなぜどうして本当の気持ちを閉じ込めるの?
出来ること やりたいこと 一歩ずつ歩けばいい

なんか叱られてる気分になる。いや実際そうなんだけどね?そうは言っても難しいじゃん……という部分を直球で殴ってくる。これは褒めてます。



3.『~infinity~∞』
作詞:MEGUMI 作曲:佐藤英敏 編曲:添田啓二

「ロストユニバース」のOPです。作画崩壊で有名なことは後から知りました。
なにかに挑戦するとき、背中を押してくれる歌詞になってます。「あの頃の夢」へのフィーチャーと表現すればいいでしょうか。

めちゃくちゃに がむしゃらに 空っぽに 歩いたその先に
透明な道標浮かぶよ 君だけの心に

・ストレートでマジで好き。全く回りくどくないのが最高すぎる。
「がむしゃら」は分かる。「空っぽ」もドラゴンボールZでも言ってたから分かる。「めちゃくちゃ」は凄すぎる。表現としてもメッセージとしても。動いてから、動きながら考えろと。
聞き手に思考する暇を与えないことで凄みを感じさせるアレ。歌界の「TENET」ですこれは。


・二番のサビもめちゃくちゃ良い。
「先回りの後悔はいらない」、ほんとうにそう思う。だけど100で言い聞かせられない。そこを歌声とリズムで無理矢理引っ張り上げてくれる感じ。


◆さいごに

・自分に正直に生きろ。生きている意味は夢を叶えたら分かるかも。挑戦に大事なのはめちゃくちゃ・がむしゃら・空っぽの3つ。
生きていくために大事なことは全部林原めぐみが歌っています。多分。

・どれもめちゃくちゃいい曲なので、ぜひ聴いてください。近頃の曲にはないストレートさがあります。それから、他にもおすすめがあれば教えてください。


おわり


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