ハーゲンダッツを食べてる奴より俺は偉い

 

「ハーゲンダッツ現象」


これ、かなり自信のある持論だと思ってたけど執筆にあたって調べたら普通に使われてる理論だった。が、見た感じ2通りの使われ方をしていた。

①「ハーゲンダッツ=高いアイス」という視点から、他の商品と比べてしまい、それ一個だけを買うことを躊躇してしまう現象。
(例:ハーゲンダッツ一個買うんやったらガリガリ君7つ買うわ。)

かくいう私も記憶の限り、ハーゲンダッツをほとんど口にしたことがない(後述)が、一個700円と出てきてびっくらこいた。


②ハーゲンダッツを口にした瞬間、脳内で「アイス界最上位の存在」と位置付けられるせいで他のアイスの格が相対的に下がってしまう現象。

私は②の方をハーゲンダッツ現象と呼んでいる。

ハーゲンダッツを意図的に食べないのも、こうなるのを防ぐためである。

いわばハーゲンダッツは「禁断の果実」であり、ひとたび口に含むと後戻りはできなくなる。「アイスといえばハーゲンダッツ」「ご褒美といえばハーゲンダッツ」「お祝いの時は焼肉・ケーキ・ハーゲンダッツ」全ての上位を決めるものさしががハーゲンダッツにまみれる。汚らわしい。正当な評価を下せなくなった愚者である。


学生時代、大会で結果を残した帰り道にハーゲンダッツを買おうとしなかったやつだけが「真実」。

これは紛れもなく他のアイスに対しての冒涜であり、「爽」の方がおいしいに決まっているのである。

もうハーゲンダッツが最高のアイスなんて判断基準は捨てよう。他の商品も全部そう。価格に踊らされるな。己のベストアイスを「心で」食べよう。

爽したほうが絶対幸せに生きられるはずだから…


おわり


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