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アーセナルの2026年問題を考える


はじめに


どうも、ぐなでろんです。
先日まで海外旅行に行っていて楽しかったのも束の間、日本に戻ってきて湿度にやられて頭が痛いです。僕にとっては大問題です。
そんな頭の痛い問題を抱えそうなのが2026年のアーセナルです。
何を言ってるんだ、と言われそうですが2026年夏にはサカやマルティネッリなどの主力が契約を残り1年を切ります。そしてこの夏加入したばかりのライスの契約は残り2年となります。

今回のnoteでは2026頃の各選手の契約状況を確認するとともに、どのような事態が起こりそうか勝手に考えました。暇な人は読んでいってください。

2026年時の契約状況

まず初めに2026年夏の時点でのアーセナルの各選手の契約(給料は現時点、週給表示、単位は£)を以下に示します。あらかじめ断っておきますが給料データは基本的にcapologyとspotracのデータを使用しています。(一部不明な場合はFabrizio Romanoやthe Athleticといった一定の信頼性がある記者やメディアからのデータを引用)なので、X (旧twitter) で有名記者や各種メディアが報じているものと異なる場合、不明な場合もあるかもしれませんが、ご了承願います。

以下は選手名(2026年での年齢) 契約満了年 週給 2026年夏での現行契約の残り契約年数

•Kai Havertz(27) 2028FA 280k 2yrs
•Gabriel Jesus(29) 2027FA 265k 1yr
•Declan Rice(27) 2028FA 240k 2yrs (2028にクラブOP有)
•Bukayo Saka(24) 2027FA 195k 1yr
•William Saliba(24) 2027FA 190k 1yr
•Gabriel Martinelli(24) 2027FA 180k 1yr (2027にクラブOP有)
•Aaron Ramsdale(28) 2028FA 120k 2yrs •Jurrien Timber (24) 2028FA 120k 2yrs (Fabrizio Romanoより)
•Reiss Nelson(26) 2027FA 100k 1yr
•Eddie Nketiah(27) 2027FA 100k 1yr
•Jakub Kiwior(26) 2028FA 58k 2yrs
•Gabriel Magalhaes(28) 2027FA 50k 1yr
•Fabio Vieira (26) 2027FA 45.4k 1yr
•Oleksandr Zinchenko(29) FA
•Ben White(28) FA
•Kieran Tierney(29) FA
•Leandro Trossard(31) FA
•Takehiro Tomiyasu(27) FA
•Albert Sambi Lokonga(26) FA
•Emile Smith Rowe(26) FA

太字で示したのが2026年夏が現行契約残り12ヶ月となる選手です。また今季加入した選手も軒並み2年となります。
なおウーデゴールの現行契約は2025夏で満了です。ちなみにウーデゴールの現在の給料は£115kとなっています。

2026年夏以前に起こりそうなこと

本題に入る前に2026年夏以前に起きてそうなことをリストアップします。

  1. 2026FA組+ウーデゴールとの契約延長

  2. 2026以降も契約が残るも低すぎる給料からの大幅昇給が考えられる選手との延長

  3. 若手の台頭


  1. まず2026年に入る前に契約延長が起こり2026年以降もアーセナルと契約している可能性が非常に高いと個人的に思っているのがウーデゴールとホワイトです。彼らは今のアーセナルの核であり、アルテタが長期政権を築く上で欠かせないピースです。ジンチェンコは年齢がまだ29歳であり、身体能力に頼る選手ではないことから彼も2026年以降もアーセナルでプレーする可能性は高そうです。お子さんもまだ幼いのでロンドンに居たいという気持ちもあるでしょう。怪我が多い点をどう捉えるかがポイントじゃないでしょうか。冨安はアルテタは高く評価しているので延長の可能性は有力ではあるものの、怪我がちであることからクラブ側がそれ以前の売却に踏み切る可能性もありそう。スミスロウは出場機会減少による移籍も考えられます。(そんなの嫌なのでレギュラーを取れ、新契約掴め)またロコンガとティアニーは今季で移籍の可能性が濃厚でしょう。(てかこれ書いてる時にティアニーの移籍決まったんだが( ;  ; ))トロサールは延長せずに満了で退団、給料を下げての1年or2年の延長、それ以前の移籍の全てが考えられ少し読めないですね。


  2. 2026年時点で契約が残っている&延長が起こりそうな選手の筆頭格に挙げられるのはマガリャンイスが挙げられます。2020年夏に加入して以来欠場したのはわずか6試合という高い稼働率を誇り、ディフェンスリーダーであること、左利きCBに限ればリーグNo.1といっても不思議ではない実力の持ち主の彼が50kのままでいいのでしょうか。奴隷契約ですよ。もっと見合う額は出していいはずです。また、今季の活躍次第でありそうなのはヴィエイラでしょうか。うまく適応できなかった22/23シーズンと異なり、8/26のフルアム戦では後半途中から実質2アシスト。9/3のマンチェスターユナイテッド戦では昨季のアストン・ヴィラ戦を彷彿とさせるピンポイントパスでユナイテッドに引導を渡すゴールをアシスト。クールに見せかけて、感情を剥き出しにするポルトガル人ファンタジスタは2年目のブレイクがありそう。レギュラー定着が叶えば大幅な昇給も考えられます。


  3. プロスペクトに過度な期待していいのか正直微妙ではありますが、あえて期待をしちゃいましょう。過度な期待を受けるのがプロスペクトですから。パティーノヌワネリコジャーデュベリー、ルイススケリーウォルターズリノソウザのうち誰かはトップチームに絡んでいてもおかしくないでしょう。個人的に1番ありそうだなと思うのがウォルターズです。すでに何度もメンバー入りしており、トップチームで練習していることの多いウォルターズ。ティンバーが長期離脱中、冨安とジンチェンコがスペであることから、ホワイトの休養も兼ねたい時のカップ戦で格下相手にスタメンで出て今季中にデビューする可能性も考えられます。既に現地のコミュニティでは、彼に期待する声も少数ではありますが存在します。怪我がちな冨安に見かねて売却に踏み切った場合は、外から取ってくるのではなく彼の昇格が見たいなというのが本音です。


2026年問題

誰を残す?

まずこの疑問が誰しもが思うことでしょう。そんなことを今決めるわけではないでしょうし、どうなるかはわかりませんが少なくともサカとの延長には出るのかなと思います。サカが退団を望まない限りありそうです。アーセナルのワンクラブマンとなりうる彼を手放すとなると、エミレーツスタジアムで暴動事件が起きるでしょう。ジェズス、サリバ、マルティネッリに関してはパフォーマンス次第なところはあると思います。この中だとサリバの優先度を高くして欲しいとは思ってますが、まだなんとも言えない状況です。

結果を残さないと…

ティンバー、ライス、ハヴァーツ、(ラジャ)の加入によってアーセナルは本格的な勝負期に入りました。これからは言い訳不要で、結果が求められるんじゃないのかな、と思います。これからの3シーズンの結果は向こう10年のアーセナルを占うと言っても過言じゃないでしょう。少なくともプレミア優勝、CLベスト8以上進出はこれから3シーズンの間に達成しないといけないスカッドになりました。
結果を残すか否かで2026年夏のメルカートの立ち回りが大きく変わるのかなとも思います。その時点での余剰戦力の放出は既定路線として、その次の年にFAになるジェズス、サカ、マルティネッリ、サリバ、マガリャンイス、ヴィエイラのうち誰を残すのか、どれだけ残せるのか、というのも関係してきます。全員残せる可能性はかなり低いと思いますので、フロントの判断がアーセナルの未来を左右するでしょう。
仮に結果を残せた場合、アーセナルは優勝賞金やグッズ売り上げなどである程度の増収が見込めますし、金銭的に余裕がある状態になる可能性は高いでしょう。そうなると契約延長の際に出せる給与額は増えるかもしれません。結果を残したということは選手からの要求も高くなりそうですが。
逆に結果を残せなかった場合、主力の売却で財政を整える方向に向かうことになると思います。そうなった時に誰をどれくらいの金額で売却するのか、というのが大事になってきます。
また、結果を残しても売らざるを得ない状況に陥った場合にも誰を売ったら1番損害が抑えられるのかといった判断も、アーセナルの未来を決定しかねません。

給与体系

ここですよね、この問題を語る上での最大の問題は。給与体系問題がアーセナルのクラブマネジメントを難しくしたのは、エジルとオーバメヤンで学んだグーナーは多いはずです。例えばプレボスマン(残り契約12ヶ月の選手)のうちマルティネッリはクラブOPがあるので契約問題を一旦先送りにはできます。しかし他のプレーヤーはそうではありませんから、契約延長交渉をする必要があり彼らの給与は必然的に上がります。上昇幅がどれくらいになるのかによって本当に残していいのかどうか不明になります。これはあくまで僕の意見ですが25人のスカッドのなかで週給が£300kを超えてもいいのは多くて3人までかなと思います。昨今のクレイジーなインフレによってそこまで抑えるのはそう簡単ではありませんが、クラブの持続可能性を考えると行き過ぎた給与体系は害です。フロントもサラリーの天井は設けている可能性はありそうです。(これは個人的な直感ですが、サリバかマルティネッリとはお別れの可能性はそれなりにあるんじゃないのか、と給与データをみて思いました。2人ともいい選手だから残って欲しいんですが…)
また£200k-299kの範囲にある選手で、アーセナルにフィットしない選手は、多少安売りになろうが即売却するのが賢明だといえます。まあこれが難しいんですけどね、ぺぺを見る限り。
また2026年にプレボスマンになる選手の契約延長問題をややこしくするのはその前には延長しているであろうウーデゴールとホワイトの存在です。彼らの契約がどれほどになるのか、個人的な予想としては以下の範囲になるのかなと推測しました。

• Martin Ødegaard £240-300k 2030FA
• Ben White £180-210k 2029FA

ウーデゴールに関してはハヴァーツ以上の額を出していいのかどうかなんとも言えません。ただ、クラブへの貢献度を考えるとそれくらい行ってもおかしくないのかと。
ホワイトについても今のサリバくらいの給与は貰えて然るべき選手ですし、彼がいると居ないとで大きく変わります。
彼ら2人はアルテタアーセナルのキープレーヤーであり、貢献度も高いのでアーセナルがどれほどの誠意を見せられるのかが焦点になってきます。ウーデゴールホワイトの契約延長後の給与額が2027FA組の延長の際の基準になりうるのかなと思います。


まあRomanoに加えて Charles Wattsからも報道が出ているし実際延長の話はなくはなさそうですがシーズン始まった今交渉が一気に進展する、なんてことはそうそうないと思います。ただマルティネッリのようなシーズン中の発表もあるかもしれませんが。

さいごに

さっきもいったウォルターズ、ホールディング移籍でDFの枚数足りないしガチでデビューあるんじゃないでしょうか?(カラバオのブレントフォード戦は流石にきつそう…)
あとハヴァーツ攻撃面であの体たらくなのに給与貰いすぎや、ユナイテッド戦はフルアム戦よりは良かったしもうちょい頑張れ!


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