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【セミナー参加】慶應大学大学院 SDM研究科メソドロジーラボ主催「『SDMの基礎』公開集中講座」12/7-8

書くのが遅くなりましたが、2019/12/7~8の2日間で開催されていた慶應SDM メソドロジーラボ主催「『SDMの基礎』公開集中講座」を受講してきました。
http://www.sdm.keio.ac.jp/2019/10/28-150913.html?fbclid=IwAR2Nj5T7zu63Vga8-iQqu_232hyL3woI05bLtOW_oTuGXKQJjZuwomCjo8k

どんなセミナー?

概要
慶應SDM メソドロジーラボが4月〜5月に在学生・修了生・共同研究先に対して実施している集中ゼミを、慶應SDM受験を検討している人向けに無料で体験してできる集中講座。この2日間を受けると、慶應SDMの基本的な考え方を体験できるできるようになっている。

日時

2019年12月7日(土)10時〜17時:システム×デザイン思考
2019年12月8日(日)10時〜17時:システムズエンジニアリング

講師

白坂 成功先生(SDM研究科 教授)
五百木 誠先生(SDM研究科 准教授)
山崎 真湖人先生(SDM研究科 特任助教)
大浦 史仁先生(SDM研究科 特任助教)


場所

慶應義塾大学日吉キャンパス

何を期待した?

・SDMのプロジェクトの進め方の把握
・実際の業務へ活かせる内容の収集
・SDM履修にむけての情報収集
・デザイン経営と組織論についての情報収集

何を学んだ?

1日目はシステム✕デザイン思考

慶應SDMが考えるイノベーティブ思考の考え方とそのアプローチ方法、実績の紹介と、それが社会に与える価値について講義を受けたあと、「よい問いを立てる〜システム✕デザイン思考における5つの問題定義アプローチ〜」として、主にデザイン思考のツールを使いながらワークショップが展開された。

進め方は、お題に対して
・How might weによるインサイトの洞察
2軸図によるインサイト区分け
ブレインストーミングによる解決案強制発想
バリュープロポジション(Pain/Gain)による価値評価
CVCAによる価値の流れの可視化
GoldenTriangleによる価値の連環の評価
の順で、サービスデザインの流れを体験した。

2日目はシステムズエンジニアリングの基礎

進め方はシステムズエンジニアリングに関する座学講義のあと、システム開発のVモデルに基づき
コンテクスト図、ユースケース図による要求定義
・機能の洗い出し
・機能の分割と物理への割付け
コンセプトイメージ図とアーキテクチャ設計
の順で、システムデザインの流れを体験した。

どうだった?

ある程度展開が読めたため、ツールやメソッドを学ぶというよりは、納得感の作り出し方や、ワークの進め方について、特徴的な箇所があれば吸収しようと臨んだが、特筆すべき場所はなかった。
1日目の内容はサービスデザイナーとして、2日目の内容はプロジェクトマネージャーとしての自身の経験から、どんなツールがきてどう使うことになるか?は事前にある程度想像できたので、テーブルファシリテーターとして、他の受講者がワークしやすいような仕切りや助言をメインに行った。

もう一つの期待箇所であったデザイン経営と組織論に関しては、あまり得るところはなかった。

慶應大学院SDM研究科の履修を検討していたが、現在業務として実行しているワークショップファシリテートとツール活用に多くの時間が割かれるようであり、あえての学習内容としては喫緊の必要性を感じなかった。

履修したことを経歴に記載できること、またSDMアルムナイでのつながりを仕事に活かせるということと、履修費用(400万円)・時期(2年間)の天秤となるであろう。

できれば、意識の高い新卒や若手に、履修を推奨したい。

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