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HCD-Net関西フォーラム2020「人間中心設計プロセスを捉え直す。枠の外、枠の奥底にあるもの。」

どんなセミナー?

HCDプロセスのベースとなる学問、ユーザー中心のアプローチだけでは実現できないもの、HCDプロセスよりもっと先にあるもの・・・ モノやサービス開発の本質にアプローチするための、きっかけとなるようなフォーラムでした。

13:00~14:00
講演①「大きな変化の時代に、我々はどうあればよいのか」をForesight Creationで読み解く
講師:松波 晴人氏(大阪大学特任教授、行動観察研究所)

14:00~15:00
講演②「インクルーシブデザインアイデアソン」
講師:藤木 武史氏(コクヨ株式会社ST事業部デザインセンター エキスパート、特定非営利活動法人インクルーシブデザインネットワーク 専務理事)

15:00~16:00
講演③「オブジェクトベースUI設計(仮)」
講師:上野 学氏(株式会社ソシオメディア)

16:00~17:00
講演④「人間中心設計の「人」の中心って何だろう?:認知心理学の立場から」
講師:原田 悦子氏(筑波大学 人間系心理学域)

何を期待した?

ソシオメディア上野さんが、いま話題のOOUIを取り上げられるとのこと、また松波先生のForesight Creationの講演に興味を持ちました。
そのほかにも、HCDの資格継続のうえでコンピタンスの参考になる対象範囲も広く、スペシャリストとしての知見を広めようと参加しました。

■主催:特定非営利活動法人 人間中心設計推進機構(HCD-Net) 関西支部■対象HCDコンピタンス:
B1. プロジェクト企画能力
B2. チーム運営能力
B3. プロジェクト調整・推進能力
A5. ユーザー体験の構想・提案能力
A6. ユーザー要求仕様作成能力
A7. 製品・事業の企画提案力
A8. 製品・システム・サービスの要求仕様作成能力
A9. 情報構造の設計能力
A10.デザイン仕様作成能力
C1. HCD適用・導入設計能力
C2. 教育プログラム開発能力

何を学んだ?

多忙であまり参加することはできなかったが、以下にメモ

松波先生
人は遠慮の二字、肝要なり。
変化が加速して起こる中、我々はどうあればいいのか?
モノ・カネ→時間→ 心 が重要な社会になっている。
カイゼン(部分最適化)から イノベーション(新価値創造)へリフレーミングすることが重要である

藤木先生
実際にユーザーと街に出かけ、一緒に過ごすことで、普段気づかない発見を見つける

上野先生
技術は人間によって発明されたのではない。むしろその逆である。(ジャン・フランソワ・リオタール)
デザイナーの仕事とは直感でスタートからゴールへ一気に飛んで、そこからスタートへアブダクションラインを通す、その営みである。
射た弓の刺さったところに的を描くことである。形を先行させ、そこに行為の可能性を開くことである。

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