眠れない
久しぶりに眠れぬ夜を過ごしている
いつぶりだろうか
瞬く間に、時は悠然として
目の前を通り過ぎていく
かつて手にしていたもの
掌握できない程に溢れていた
今はその小さな輝きを
ゆっくりと、丁寧に拾い集めている
信じる ということ
これは 自分自身にとっての人生の課題
なのかもしれないと 常々思う
頭の中にぐるぐると邪魔をする
何かがいる
その渦が次第に大きくなると
自分は何もかも分からなくなってしまう
渦の中に飲み込まれ、嵐が去った後
私の手には何も残っていない
ただの 虚無と後悔
そして少しずつ また歩き始める
その繰り返し
きっと、その繰り返し
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