二十歳の原点
あと時計の針が半周したら、私は二十一歳になる。
大人の仲間入りをしたような、ウキウキしていたあの時から
もう一年が経ってしまった。
二十歳は余りにも強烈で鮮明だった。
身近な人の死、出逢いと別れ、癒えない傷、愛すること、音楽、本、、、、
色んな物事の「痛み」を初めて味わった一年だった。
しかし、今振り返って見れば、その痛みも強さに変えられるくらいに成長した自分がいる。
それまで「自分」という人間が、何を考え何に心を揺さぶられるのか、
自分自身を理解出来ていなかったように感じる。
どうしようも出来なかった時、
本(というより村上春樹)に出逢えたことで、揺るがない自分の軸を
確立することが出来たと思う。
人生は取り返しのつかない感情や物事で溢れている。
その中で感じる痛みは、必ず自分を強くする糧になること。
これから待ち受けてくるどんな逆境にも、どーーんと構えられる
自分が居ます。二十一歳はどんな一年になるだろうか!
No Pain No Gain を肝に銘じ、過ごしてゆきたい。
二十歳は孤独であること。未熟であること。
高野悦子
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