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[おやホロ]2ndアルバムを作るにあたって影響を受けた音楽等 vol.2「too young」

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前回の続きになります(vol.1はこちら)

2.

揺れるビートで軋む世界でただ君はこう言ったんだ

「霞む景色と誰かの声に紛れて逃げよう」って

触れ続ける針のように君は駆けて行った

夜に溶けるように

ナイトボートに乗ったらもう街は遥か霧の彼方

バッドエンドの映画みたいに今日は勘違いでいいよ

愛というには僕は若すぎる

僕らは進む

タイトロープの上で君が踊る

行き止まりだ

ワールドエンドに来たよ

ここが最後の場所だっていいよ

愛というには僕は若すぎる

イメージノート「too young」

順番は先ですがこれはニューロマンサーと同じ時間軸の話です。ニューロマンサーがタイトル通りディストピアで暮らす主人公の歌だとすると、これはディストピアを抜け出した恋人たちが世界の終わりに来てしまった歌です。タイトルはソフィアコッポラのlost in translationの劇中歌のphoenixのtoo youngから取りました。後に絶望的な未来しか見えないのにそれでもtoo youngとつけることで希望を見出せればと思いつけました。

これは当時のイメージノート。ここにもあるようにlost in translationとその中で流れるphoenixのtoo youngのイメージから楽曲のイメージを作っていきました。この映画には今はMARVELで大活躍のスカーレットヨハンソンが出ていて、彼女が東京を彷徨っている雰囲気が少し寓話的で素晴らしいので是非見てもらいたい映画ですね。

多分当時考えていたのは、ハッピーエンドとかバッドエンドとかってその瞬間のものだと考えていて、その瞬間の後に何が起こるのかは誰にもわからない。つまり人生は続いていくということを書きたかったんだと思います。あとバッドエンドの後に幸せな瞬間が来ることを願っていたのかも。


アレンジに関して「too young」


アレンジは中期の打ち込みでビートを鳴らし始めた頃のスーパーカーの影響が強いですね。この辺。このアルバム全体通して自分の中の打ち込み感と生感のせめぎ合いみたいなのが常にあって、この曲は打ち込みに寄せた感じです。あとこの曲のギターは打ち込みで弾いてないです。わざわざギターで弾けるものを打ち込むと自分の癖が抜けて良い感じになることがあるのでたまにやってます。

ナカコーさんのチャンネルにアップされてました!


ピアノはこれもNIのGIANT PIANOですね。それにディレイをかけてます。underworldとかその辺の音を意識してた気がします。

曲全体のイメージはイメージノートにあるように個人的にはソフィアコッポラ感みたいなので統一されててMVもイメージもイメージ近いですね。

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