小説"倫子" 女子校5
女子校に行った倫子は大学にも行きたくなったが
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一途に
思い続けて
2年余経ちました。
彼の実家も
家族構成も
わかっています。
彼に
女性の影がないことを
いつも確認していました。
彼が
大学に進学することがわかっていましたので
倫子も
大学に進学したいと
思っていました。
それなりに
勉強していて
ある程度の自信はありました。
両親に言うと
兄が私立大学に進学して
倫子も
私立高校だったので
私立の大学なら
余裕はないと
言われてしまいました。
私立の高校に行ったのは
私の責任というか
責任でないというか
ある程度
諦めました。
親の言うのも
わかりますので
がんばって
公立に合格すると
決意しました。
それなりの勉強から
がんばる勉強に
変わって
クラスメートを
驚かせました。
もちろん
彼を
一途に思っていましたが
ストーカーは
しばらく
お預けでした。
そんな毎日も
電車の中で
彼を見ていました。
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