ブログ小説「彼女の突然の死」その18
「上羽さんを
利用して
久しぶりに
映画でも
見に行こうかと
思いました。
ひとつだけ
心配なのは
由美子が
学生だと
思っていることでした。
学生だとは
言っていないのに
勝手に
そう思い込んでしまったのです。
「やはりここは
告白
告白ではなく
連絡しないと
OLだと
メールで
まず伝えないと」と
考えて
ささっと
メールを送りました。
送ったら
つかさず
返信が来ました。
「早
何と言うこと
そんなに早く
返信できるって
勉強しろよ」
と思いつつ
メールを見ました。
「知っています。
すぐに
情報処理学科に行って
確認しました。
大場さんは
私が
最初予想したから
恥をかかさないように
そうしたんだよね
大場さんて
優しい人なんですね
友達に
なりたいです」と
返信してきたのです。
「何と言うこと
お人好しの
人ね
単に
邪魔くさかっただけなのに
上羽さんは
本当に良い人かしら
それとも
単純なバカ
どちらでもいいわ」と
思いつつ
映画に行く
メールを
送りました。
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