小説"倫子" 女子校
スカートめくりの事件から逃げるために友達が誰もいない女子校へ通い始めます
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女子校は
男子がいないという以外に
とても厳しい進学校でした。
毎回のテストは
必ず席次が発表され
倫子は
そのことが
とても
つらかったのです。
それから
クラブ活動は
お茶とお花
それに
作法が
全校生徒
必ず参加することになっていました。
倫子は
正座が
子供の時にケガをした関係で
苦手で
嫌でした。
倫子は
電車に乗って
通学します。
電車は
いつも同じところに乗るのですが
同じように
前の席に
男の子が
乗っていきます。
何となく不良ぽいその男の子を
気になっていました。
詰め襟の
ホックを
外して
第一ボタンも
外しているのです。
昭和40年代の初めの頃なので
そんなことをする
学生は
いません。
「不良」以外には
考えられないのです。
倫子は
毎日見かける
その男が
ずーっと
、、、、、
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