【手作りソーセージ編】ソーセージが好きすぎるので今年の思い出を振り返る
2020年7月22日、私は初めてソーセージを作った
その時は作ったのは形も不揃いでお肉もボソボソ、味もコショウの入れすぎで辛すぎる失敗作だった
それからおよそ2年5か月、私は未だにソーセージを作り続けている
私はソーセージ作る度、その時使った材料や反省を書き残し、後から見返せるようバインダーにまとめている
今回はそのメモを見ながら1回ずつ記録を振り返りたいと思う
そうして来年のソーセージ作りへ活かすことができればと思う
第38回ソーセージ作り※(1/8 )
※私が初めてソーセージを作った第1回目から数えて38回目のソーセージ作りということ
この時はカルディ・オリジナルブランド商品を使ったソーセージを作った
その名も「お肉のためのハーブミックス」
カルディを物色中にこの名前を見た時から、きっとソーセージにも合うはずと目を付けていた
購入して早速中を開けて香ってみると草の匂い あ〜めっちゃ草 わくわくする
ここで手作りソーセージの行程についてざっくり触れておきたい
必要なものは言うと「豚ひき肉・調味料・羊腸」の3つ
肉と調味料を混ぜ、腸に詰め火を通したら完成である
画像でお伝えすると以下の通り
(画像は2021年のもの↓)
好みの材料を加える事でソーセージはバリエーションが増えていく
今回はこの基本の行程にカルディのハーブミックスを加えて作ってみようという試みだ
②の行程で、他の調味料と一緒に練り合わせていく
ちなみに私は基本的に精肉店の豚ひき肉を使っている
昔はスーパーのパック品を買っていたが、お肉屋さんのものを使うようになってから格段に食感が良くなったので、
それ以来ほとんど決まったお店で豚ひき肉を購入している
そのお肉屋さんで買ったひき肉と調味料・カルディのスパイスを練り合わせ腸詰めしていく
【※腸詰め…羊(または豚)の腸の中にお肉を詰めていく行為】
用意した羊腸に穴が開きまくっているというハプニングもあったが何とか完成
形もそこそこきれい
食べてみると程よく漂うハーブの香り かじると草を感じる 強すぎなくて丁度いい
お昼にもいいけど、夜にお酒と一緒に嗜むのも良さげ
1発でハーブの適量を見つけられたようで嬉しい
初めて使う調味料、特にハーブ系は失敗するとひどい
以前私はセージ入りソーセージを作ろうとしてその量を大きく間違え、食べる度にスースーする歯磨き粉みたいな味のソーセージを作ったことがある
でも今回は成功したようだ これはいつかまたつくりたい
第39回ソーセージ作り(1/22)
この日はトマトとオリーブのソーセージ『ソーセージプロヴァンサル』を作った
これを作るのは5回目で「はじめてのシャルキュトリー」という本の中で紹介されている
これは私の愛読書で、2022年もこの本に大変お世話になった
前回使った羊腸の残り半分を使用したら、また穴だらけだったので腸からはみ出た分を肉団子にして後でミートボールとして食べる事にした
どうにか穴が空いていない部分でソーセージを仕上げて完成
ひき肉にドライトマト・トマトペースト・グリーンオリーブを練り込んでいる
トマトペーストとはケチャップではない トマト100%のペーストのこと
そのお陰で通常より少し赤いトマト色のソーセージになる かわいいね
食べてみるとドライトマトの程よい酸味があり、これまたおいしい
ちなみに余ったたねで作ったミートボールがやたらとおいしかった事も伝えたい
たねを丸めて腸詰め後のソーセージを加熱する際に一緒にボイル
その後『ケチャップ+中濃ソース+しょうゆ』を混ぜたスタンダードなたれと小鍋で絡めたら完成
元がソーセージのたねなのでしっかり下味もついてるし、オリーブとトマトがまたいい役目をはたしている
腸に穴が開いてなかったら気付かなかったかも これは嬉しい副産物
第40回ソーセージ作り(1/30)
第40回はチョリソー作りに挑戦
これも前回と同じ「初めてのシャルキュトリー」からのレシピ
この時、ガイド付き羊腸というものを初めて使ってみた
へ〜!腸詰めのノズルにはめるのに便利そうだな~!と思って買ってみたが、これが慣れるまで苦労した
使った事がある人はわかるかもしれないが、たごまったルーズソックスをいつまでもはかせられない時のようなもどかしさがある(?)
でもとりあえず無事装着もできて、大きな穴もなく、安心して腸詰めできた
この時も沢山たねが余ったのでミートボールも一緒に量産できた うれしい
パプリカパウダーのお陰で、前回のトマトのソーセージよりぐんと赤い!
程よくピリ辛で、万人受けしそうなおいしいソーセージに仕上がった
第41回ソーセージ作り(2月)
突然だが、私は二次元を愛するオタク
その中でも「絵を描くタイプ」のオタクである
10年前から嗜んでいるアイドルマスターシンデレラガールズというコンテンツの中に、衛藤美紗希というアイドルが存在する
私は彼女のプロデューサーであり担当アイドルだ
そしてこの時彼女の新しいSSRが実装された
その時のスクショがこちら↓
新規の衣装を身にまとった彼女は言葉で言い表せないくらい可愛くて綺麗で、
これを見た時「ただ絵を描くだけじゃ足りない」と直感的に感じ、私にできる何か新しい事は何だろうを脳をフル回転させ考えた
そして思いついた
彼女のために『このSSRをイメージしたソーセージ』を作ろうと
何を言ってるのかわからないと思うので、まずは私がこの時作ったソーセージと元イラストを比べて見て欲しい
そして感じ取ってほしい 彼女をイメージして作った精一杯の私の『気持ち』を…
未だかつてこんなに競技人口の少ないオタクの二次創作があっただろうか
でも一人くらいソーセージでキャラクターへの愛を叫ぶオタクがいてもいいじゃない
白をベースに緑が映えるイラストだったので
『白いソーセージに緑の食材が入ればいいのでは』という方向から攻めて考えた結果、
なんと私の持ってるレシピ本『はじめてのシャルキュトリー』の中にそれに限りなく近いソーセージが載っていたのでそのまま作ってみた
その名も「ブータンブランピスタチオ」
ブータンブランとは、牛乳と卵を加えて作った白いソーセージのこと
ピスタチオはあの殻をむくのがめんどくさいでお馴染みのピスタチオ これで緑色成分を補う
おいし~~!!
ちょっとコショウを入れすぎたが、それ以外は上手く出来たと思う
過去に普通のブータンブランは何度か作ったことがあった しかしそれがまさかピスタチオとも合うなんて
ピスタチオって高いんよなあ…と今まで避けてきた事が悔やまれる めっちゃ合うじゃん…
食感も粗挽き!というよりはふわふわなめらかお上品な食感で元絵のイメージに近づけた気がする
1衛藤美紗希オタクとして、ソーセージ作り趣味人として思い出深い回になった
第42回ソーセージ作り(3/16)
この時は久しぶりに基本のソーセージを作ることにした
味のバリエーションを増やしたいと考えた時、ベースとなるソーセージのレシピを1度確認しておきたかった
なのでちゃちゃっと作る はい練って腸詰めしてひねって茹でて完成 いつも通りお弁当に入れてお昼休みに食べてみると…
えっ…?
なにこれ…???
いつもと同じレシピ・同じ材料のはずが、なんかいつもよりおいしく感じる…
??
職場の休憩室で一人騒然 落ち着いて色々思い返してみた
その結果
『お肉が挽きたてだったからおいしいのでは?』という結論に達した
先にも書いたが、私は毎回同じお肉屋さんで同じひき肉を買っている
だが前日お店に行ったら、いつものひき肉がショーケースに並んでいなかったのだ
店員さんに聞くと「丁度ひいてる所で~す!」と返され、機械からひいたばかりの新鮮な豚肉を買うことができた
以前本で読んだことが思い出される
おいしいソーセージを作りたいならお肉屋さんと仲良くなって、いつ新鮮な肉が入るのか教えてもらえる距離感になろう…と
今すぐにでもお肉屋さんと仲良くなりたいと思ったが、コミュニケーション苦手意識マンなので、これに関してはかなり不安がある
ただ一つ言えるのは「今後も通い続けないと仲良くなることなどできない」ということだ
なので、今年は以降もずっとこのお店のに通い続けお肉を買わせてもらった
しかしまだこの時のようなひきたてのタイミングにはまだ出会えていない 来年も足繁く通うぞ…(決意)
第43回ソーセージ作り (3/20)
この時はダイエット向きな鶏むね肉のソーセージを作ることにした
実は過去に作ったことがあるのだが、その時はパサついた舌触りも食感も悪い失敗ソーセージになった
その反省を活かし、今回は卵白を一緒に練り合わせてみる事にした お肉の結着に役立つらしい
【結着…お肉が粘りが出るまで混ぜ合わさった状態。ソーセージのプリプリ食感はこれのおかげ】
鶏むね肉・調味料・卵白をボウルに入れて混ぜ合わせる
しかし中々粘りが出ず、ボウルの中で混ぜ続け10分経過、そろそろ腕も死にかけてきた頃、やっとまとまりが生まれ出したので『結着した!!!』と決めつけそれを腸詰め・ボイルして無理やり完成
食べてまず、食感のパサつきが激減したことに感動した
前と比べてず~~っとプリプリ食感側に近づいている これは嬉しい
卵白と私の高速こねこねの努力の結晶と思うと喜びもひとしお おいしいダイエットソーセージの完成
これでコンビニのサラダチキンを買わなくてよくなった(※手間はすごい)
第44回ソーセージ作り(4/10)
調子に乗ってまた鶏むね肉ソーセージを作ることにした
ただ今回は前回のレシピに『片栗粉』も追加して作る
というのも、私が好きなお店の店長さんに『鶏肉ソーセージなら、耳かき一杯くらいの片栗粉を入れるとよく結着しますよ』と教えてもらったからだ
これは良い事を聞いた すぐ試さねばならない
↑この鶏むね肉をフープロにかけ、卵白とほんのちょっとの片栗粉を混ぜると…
前回腕が死ぬまで混ぜたのがウソみたいに一瞬でお肉が結着してしまった
え?何で?
理屈はわからないがテンションはめちゃくちゃ上がった
ちなみにこの時初めて『豚腸』を使ってみた
【豚腸…ソーセージでよく使われる腸 羊腸※より約1.5倍~2倍くらいは太い】
※ここまでで紹介した自家製ソーセージは、全て羊腸で作ったもの
私は豚腸をナメていた 太い 太すぎる
あまりに太くて「これまだ入るの?もう入れない方がいいの??」とオロオロしていた
腸詰め中はうまく腸とのコミュニケーションがとれなかった為にかなりモタついてしまった
でも初見だからね しょうがないね
完成しただけで素晴らしいという事にした
味は前回と変わらずおいしい!プリプリ!これなら耳かき一杯のかたくり粉を入れた方が絶対時短だし腕も死なないで済む
次から作る時は片栗粉は必須にする 教えてくれた店長さんに大感謝である
第45回ソーセージ作り(4/14)
今回はくるみとパセリのソーセージを作る 作るのは9か月ぶり2回目
「はじめてのシャルキュトリー」に掲載されているレシピだ
(正式なレシピ名は『ソーセージ・ノア』)
レシピ通りならレモンの皮のすりおろしも使うのだが、無かったのでたまたま家にあったすだちで代用
くるみは粗みじんにして、お肉・調味料と練り合わせ腸詰めボイルで完成
この時はゆでたてをそのままソテーしてすぐ食べた おいっし~~~!!!
一口齧るとパセリの風味とお肉の旨味
コショウ・塩のバランスも良きで、所々コロコロとしたくるみが現れるから食感も楽しい なんというかオシャレな味だけど万人受けしそうな良さがある
しいて言うならもっとくるみいれてもよかったかも くるみ好きな私にはちょい物足りなかった
次作る時はもっと入れちゃお〜
第46回ソーセージ作り(5/5)
この日は夜に友人に私の作ったソーセージをあげる約束があった
家族以外で私のソーセージを食べるのは彼女で2人目だ(1人目は職場のお姉さん)
味付けに悩んだ結果、一番シンプルな基本のソーセージを贈る事にした
万が一にも、嫌いな調味料や食材入りのソーセージをあげてしまう事は避けたかった
と言う事で、いつも通りに調味料とお肉を練り上げて腸詰めしボイルして完成
やってる事はいつもと同じだが、人にあげると思うと一気に緊張感がアップする
友人と会う前に試食 うんまあおいしい
けど何かちょっと物足りない
というのも、この時いつもひき肉を買わせてもらっているお肉屋さんに行けず、別の精肉店で購入した
そしたらいつものお店より赤身が多かったのか、脂身感が抑えられたソーセージになった
これはこれでおいしいけど、いつも食べてるのより私は物足りない…脂が欲しい…なぜなら私は脂が好きなので…
でもおいしいからいいか!とそのまま真空パックにして保冷バックに詰め友人と待ち合わせ
この時二人で牛たんの利久のおいしいソーセージを食べに行った
私がここのソーセージを一緒に食べたいと希望したら、友人が快くOKしてくれた 優しい友人である
二人でおいしくソーセージを食べ、私の自家製ソーセージを渡し、コーヒー飲んでこの日はお別れ
おいしくない!と言われたらどうしよう…とドキドキしていたが、後日友人から好評の連絡を貰えて一安心した
友人へ 私のソーセージを受け取ってくれてありがとう とても感謝しています
第47回ソーセージ作り(5/21)
5月21日、私はとあるフレンチのお店に来ていた
ソーセージを食べるためではない この日はソーセージを作るために来ていた
というのも、ある日いつものようにこのお店でソーセージを食べていたら店長さんが
「うちでソーセージ教室やってるんですよ〜」と教えてくれた
そう言われオタクは「エッ参加したいです…」以外の言葉が出なかった
私は前回私の自家製ソーセージを食べさせた友人に声をかけたら一緒に来てくれると言うので、2人で参加しに行くことになった 友人のフットワークの軽さが最高で嬉しい
ソーセージ作りで大切なことは「お肉の結着」 これがないとあの食感が生まれないのだ
お店では実際にお肉を練る所から腸詰めまでを体験させて貰う事ができた
この日初めて「絞り袋」を使ったソーセージ作りを体験させてもらったのだが、これがなかなか筋肉仕事で大変だった
私はいつもメルカリで買った腸詰め用の道具(ピストルみたいな形のやつ)を使っていたのだが店長さんが
「絞り袋でやると、ソーセージ作りの大変さが実感できますよ」と教えてくれたので意気揚々とやってみた所、これがまあ本当に大変だったのである
うまい具合に力を入れないと腸にお肉が入っていかないし、それどころかフニャフニャで満足にお肉の入っていないソーセージになるので塩梅が難しい
やっとお肉が入ったと思うとゼエゼエ肩で息をしている私
ソーセージ作りって大変だ…!!
お店でじっくりソーセージ作り体験をさせてもらった後、富澤商店まで足を延ばし私も絞り袋を購入した
家でも絞り袋ソーセージをやりたい!絞り袋ソーセージもうまくなりたい!とハートに火がついたのだ
なので、ここからしばらくは絞り袋でソーセージと格闘していくことになる
第48回ソーセージ作り(5/31)
と言う訳で、前回ソーセージ教室で教わったレシピを家でも試してみる事にした
いつも作っていたものと、使っている調味料とその量、加えて今回は卵白も使用している
既にブータンブラン(推しのソーセージ作った時のやつ)で、卵を使ったソーセージは経験済み
しかし店長さんに「卵白と卵黄は固まる温度が違うから、ソーセージに使うなら卵白だけがいいかも」と教えてもらった なるほどそういう所も大事なのね…
そして完成したのがこちら いや…ほんっとおいし…
もちろんお店で頂くのとは使ってる材料も手際も根本的に違うし、全く同じと言う訳ではないけどそれでも十分おいしいソーセージを家で作ることができた
家では初の絞り袋ソーセージだったが、これはまだ難しかった 慣れるまで頑張ろう
職場の休憩室で食べる時、おいしいけどもっと美味しくなるだろうなあと思う時がある
その度に次はもっと上手くやろう、上手になりたいと思っている
第49回ソーセージ作り(6/18)
今回は前回のレシピのチョリソー風のアレンジ版を作る
ベースの材料にクミン・コリアンダー・パプリカパウダーを加えたスパイスたっぷりのソーセージ
このソーセージに関する味の感想がどこにも書き残されてないので推測だが、多分普通においしかったんだと思う(雑感想)
第50回ソーセージ作り(7/15)
今度はきのこのソーセージに初チャレンジ その名も「ブータンブラン・トリュフ風味」
このソーセージは、まず下準備がいる
腸詰めする前日、まずはきのこをバターで炒め、冷めたら冷蔵庫へ
そして牛乳と生クリームの入った鍋に、薄切りした玉ねぎとコショウとローリエを加え煮詰め、漉したものをジップロックにいれて冷凍庫に入れておく
(この際玉ねぎとローリエはあくまで風味付けの為、取り除いておく)
これで前日の下準備完了 全部合わせて1時間はかかるが、これもおいしいソーセージの為である
そして翌日 画像右端にあるのはトリュフオイル
このために初めてアマゾンで購入したのだがこれがとっても良い香りをつけてくれる
前日のうちに仕込んだ風味付け生クリーム+牛乳の塊を包丁で適当なサイズに切る
それをひき肉と一緒にフープロにぶち込んでミックス
ボウルに移し、これも前日仕込んでいたバターソテーしたきのこを手で混ぜ混ぜ
豚腸に腸詰めしてボイルしたら完成!
うおお…もうこの豚腸特有のムチムチ感のある仕上がりがもうたまらない
すぐにトリュフオイルでソテーして食べてみた
味の方向性はすごくいい感じ 生クリームのお陰でとってもなめらか
トリュフオイルときのこの相性も最高
このオイルのおかげで普通の安売りぶなしめじも高級キノコにすら感じる
ただ予想外な問題点もあって、私は時々乳製品で腹を下す人間なのだけど、食後に若干の腹痛が来て焦った
生クリームの脂肪分がちょっと私には刺激的だったのかも
味は好きなんだけどな…いやでも味おいしいからまた食べたいしな…どうする…?
と言う事でこの件はちょっと保留 でもとってもおいしかったので絶対リベンジする
第51回ソーセージ作り(7/16)
さっきのソーセージを作った翌日 豚腸が思ったより余ってしまい勿体なくてひき肉を追い買いしてきた
2日続けてソーセージを作る事はほとんどないが、まあたまにはこんな事もある
だからいつものひいきにしているお肉屋さんまで行けず、これは近場のスーパーのお肉
大きいソーセージが4本も出来た よかった余った豚腸捨てなくて
第52回ソーセージ作り(7/31)
そしてこの日はブータンブラントリュフ風味のリベンジ
前回腹痛を呼び起こした(と思われる)生クリームを『動物性脂肪』から『植物性脂肪30%』に変えてみた
これなら脂肪分のいたずらに胃が負けないソーセージになるはず
ブータンブラントリュフ風味を心からおいしいと思いたい 前回と全く同じ工程で作り進め、完成
完成直後に試食 ドキドキしたが今回は腹痛が来なかった!味もおいしい!
私のような胃よわよわ人間でも美味しく食べられるブータンブランに仕上げることができた
細かい事を言えば動物性と比べるとやはり若干どこかに「物足りなさ」もあるのだが、私にはこれで十分
また一つ自分について賢くなれた回だった
第53回ソーセージ作り(9月)
この時はパプリカとチーズのソーセージを作った
『はじめてのシャルキュトリー』に載っているレシピ 本当にお世話になりっぱなしである
ちなみに正式なレシピ名は「ソーセージフロマージュ」 名前めちゃかっこいい~!
このソーセージは以前1度作ったことがあったが、久々にこのおいしさを確認できた
ソテーやボイルをして温めてから食べると、口の中でチーズがとろ~っととろける
パプリカの食感も楽しく、チーズにもお肉にもマッチして、食べてて楽しいソーセージなのだ
ブータンブランほど手間もかからないし、単品でもご飯に合わせてもパンケーキに添えても食べ合わせがいい
「これ絶対うまいやつ」なのである
なんでしばらく作ってなかったんだろう このタイミングで作れてよかった
第54回ソーセージ作り(10月)
さて、ここまで読んでくださったあなたは「衛藤美紗希」を覚えているだろうか?
そう、この記事前半で出てきた私の担当アイドル、要は推しである
実はこの時期に私は家で担当のコラボカフェを開こうと画策していた
このコラボカフェについては以下に詳しく書いている もし興味があればこちらも合わせてどうぞ↓
このコラボカフェの中で、私はソーセージの乗ったカレーを作ろうとし、それにちょっとした工夫を凝らす事にした
まずはイメージ図がこちら↓
ピンクと黄色のソーセージを作り、ライブで彼女を照らすペンライトをイメージした一品を作りたいと思う
そうして出来上がったものがこちら↓
ピンク色の方が食紅とパプリカパウダー、黄色はターメリックで色付けしている
本当はもっと強く色味の主張を出したかったのだが、茹でたらほんのりパステルカラーのソーセージになった
これはこれで可愛くないだろうか うん可愛い 可愛いのでよし
こういう見た目重視のソーセージを作ったのが初めてだったのでドキドキしたが、これはこれで面白い試みになった
もしかしたらいつか7色のソーセージを作って虹ソーセージを作れる日も夢ではないかもしれない
こういう出来そうなオリジナルソーセージの妄想をしている時間が私は好きだ
第55回ソーセージ作り(12/23)
今年最後のソーセージ作りは、恐らく世界初のレシピに挑戦
その名も『ブータンブラン・レディーボーデン風味』
そう、あの有名なアイスクリーム、レディボーデンを使ったソーセージである
もちろん公式にこんなレシピがあるわけじゃない 私が考えました
何故これを思いついたかと言うと、きっかけは『ブータンブラン』を作ったことにある
今年何度か作り、はじめての推しイメージソーセージを作ったり、生クリーム入りで腹痛も起こしたあの白いソーセージである
改めての説明になるが、ブータンブランを作るためには前日のうちに仕込みをしておく必要がある
鍋でローリエと玉ねぎと一緒に煮詰め、風味づけをした牛乳または生クリームを漉して保存袋に入れ凍らせておき、翌日それをお肉に混ぜる事になるのだが…
これがまあ~~~手間で面倒なのである この為に毎回、前日の夜に1時間弱は台所に立っている
美味しいソーセージの為の手間だとは重々承知だが、この行程を飛ばしてなんとかブータンブラン的なものが作れないものかと常々考えていた
そこで思いついたのが『アイスクリームを使う』という方法
何故前日のうちに生クリームを凍らせておかなければならないのかと言うと、一緒に混ぜるお肉を温度上昇させない為
なら同じ乳製品であるアイスを使えば、常に冷たいし乳脂肪たっぷりのを使えば生クリームに近くなるんでない?!
それなら前日の仕込みの手間なくそのままドーン!と入れられるから最高じゃな~い?!という発想である
私はこのソーセージを作るにあたって、一番乳脂肪分の高い、生クリームに近い成分のアイスを探しに下調べに出かけた
スーパーのアイスコーナーへ赴き、冷凍庫の扉越しにミルク系アイスの成分表示を凝視 即座にメモ
私のスマホのメモには乳脂肪分の高いアイスの一覧ができた
近所のスーパーで売っているミルク味のアイスの中では『レディーボーデン プレミアムミルク味』が一番乳脂肪が高い事がわかった
なのでレディーボーデンを使った
以下は、私独自のブータンブランを作る(恐らく)世界初の試みの記録である
レディーボーデンも、まさか生肉と一緒にフープロに入れられるとは思って無かっただろう
ソーセージマルメターノverも作り、これは我が家のクリスマスディナーの一品として食卓に並んだ
ちなみにフライパンでソテーしている間、ソーセージから嗅いだことのない砂糖が焦げた時の甘い香りが漂ってきた
おいしいのか?という不安と、早く食べたい~!の気持ちが殴り合って食べる前からドキドキが止まらない
食べてみると…
あ、あ、あま~~~い!
今年史上最高に甘いソーセージ なにこれ…?ペロペロキャンディーか?
白米に合うタイプじゃないけれど、これはこれでおいしい謎 え、好き…
じゃあこのソーセージは何に合うのか?と気になって、後日ベイクドオーツを作った際にこのソーセージを試しに埋め込んで焼いてみたらとても美味しかった
(ベイクドオーツ…オートミール・卵・牛乳を混ぜてオーブンで焼いたもの)
ソーセージの甘さを卵と牛乳が受け止めてくれてる感じ ああこういうソーセージに合わせて良さげな組み合わせを探すの楽しい…!
年末に、外食じゃ絶対に食べられないオリジナルソーセージを作る事ができた 感無量である
まとめ
これが私が2022年に作ったソーセージのすべてである
文字を打ち込んでて思ったが、まさかこんなに長くなるとは思わなかった
思った以上に作っていたし、喋りたいことも沢山あったようだ
ここまで読んだ人がいるのか果てしなく疑問だが、私自身は満足している
失敗も成功もこうして振り返ることで改めて「私はソーセージを食べる事も・作ることも好きなんだ」と実感できた
今年はどんなおいしいソーセージに出会えるだろうか 本当にわくわくしている
ここまで読んでくださったあなたには本当に感謝しかありません
よいソーセージライフを共に送りましょう!
ありがとうございました!
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