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発見

病気が発覚したのは本当に偶然で、献血に行ったことでした。

その頃、少し体のだるさを感じていたので
血を抜くと造血されるというし、などと思って行ったんですよね。

受付、問診票記入からの検査採血。
採血の結果が出てきてそれを見た看護師さんが首をひねる。
管を振ってもう一度検査。また首をひねる。
ちょっとお待ちを、と言われて待っていたら
診察室の方へ案内された。

おじいちゃん先生が開口一番、
「あなたこれ、他人に血をあげてる場合じゃないよ」
私、ぽかーん、ですよ。

「この紙(数値の用紙)あげるから、近くの内科に行って見せて詳しい検査をしてもらいなさい。なるべく早くに。」
献血してないのに、お菓子も飲み物も飲んでいいからねって待ち合いに戻され(優しい…)、帰宅。

素直が取り柄なもので、近所の内科を調べて次の日には行ったんです。
ちょうど仕事も休みだったし。

受付で軽く事情を話し、紙も渡し、そして先生の診察。

「これはねー改めて検査しなくてもこの数値だけで十分だから、大きい病院へ紹介状を書きます。
十中八九すぐ入院になると思うからから、できたら親御さんと一緒に。
入院の準備を先にしておいて、それから行くといいですよ。じゃ受付で紹介状渡しますのでお待ちください。」

また私ぽかーんですよ。
えっ、はぁ、はい、はい、で気づいたら終わって、しかもたしかお会計はいいですよってお金かからなかったような記憶。(あやふや)

とりあえずすぐ言われた大病院に連絡し、3日後なら予約できますと言われたので予約を入れ、
親に連絡をして驚かれ、職場に連絡をして驚愕され、そして本当に即入院になるのでした。続く。


ちなみに近所の内科は小さいクリニックだったんですが今では中堅クラスに大きくなってて、やはり腕のいい先生は違うんだなあ…としみじみ思ったり。
献血の先生も、クリニックの先生にも大変感謝しています。

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