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Melee+MtgaDraftを使ったオンライン大会の開催備忘録

はじめに

 リミテッドは無限大! おだんごです。

 いつもはツイッターにも困るぐらいの筆不精なのですが、今回は縁があってとてもいい大会を開けたので、日記や反省、ノウハウの共有を込めてこちらに記事として残します。
 今後も賞金制のリミテッド大会が増えることを期待してます! 大いに自分語りが入るので、純粋資料としてはちょっと読みにくいです。うれしくて仕方ねぇから書きたいんだよ。
 日記部分には(日記)って書いてます。
 ノウハウ・反省部分には(反省)って書いて書き記しますね。

 本文に入る前に改めて謝辞を。
 快く承諾してくれた、大やけどさん、森山さん、ほかにも声をかけて参加してくれた皆さん。募集をみて飛び込んでくださったみなさん。プレ大会から協力してくれているスタッフと半参加者のみんな。
 そして何よりリスナーさん。見てくれたからこそ、楽しい大会にできた。
 ほんとに、ほんとにみんなありがとう!
 うれしくて仕方なかったからずっと言ってる。

なんで大会ひらいたの?(日記)

 上手いプレイヤーが、見たい。上手いプレイヤー同士の対戦が見たい。
 そんな欲求がありました。公式大会でのリミテッドグランプリがなくなって久しい。あっても構築のおまけ。ドラキチもあってくれたけども、プロ同士だけどカジュアルな雰囲気。何より、リアル大会はカードがすごく見づらく配信に向いていない! 悔しい!

 でも、MTGAにはリミテッドの大会ができる機能がない。なので基本的にあきらめてました。実装してくんねーかなー、してくれたらやるのになー。

 そんな折、そんなの知るかと毎週大会を開いている、葉寺さんの存在を知ります。(https://www.youtube.com/channel/UCrXv_KXwVeqhnII5mQ5gvMQ

 この大会。参加費無料で賞金有。MtgaDraftを使って毎週大会を開いている。なのに8ドラが立たないぐらいの状況。目を見張りました。こんなすごい試みが知られていないのは寂しい! 即刻リツイートしました(結果ガチ勢を送り込んでしまってちょっと心苦しい。遅かれ早かれだった気もします)
 
 何週間も見ていると、15人ドラフトをやってみたり、ご本人は苦戦されたりといろいろ有りながらも、円滑に大会が行われている。すごいな、と素直に思いました。

 つまるところ、頑張ればMtgaDraftでも賞金制大会は開けるんです。目からウロコが落ちました。やればいいんです。


 ニコ生時代にも、大会を開いてました。いつか大きな賞金がかかった大会を開きたいと思ってました。なので、ちょっとずつ開いてた。でも、瀬畑さんに「あんまりうまくないプレイヤー集めて大会するってどんな気持ちなんだろ」(意訳・うろ覚え)的な感じのこと言われちゃうレベル感で。
 まぁそうだよなぁって思って辞めました。やればいい、なんて気持ち忘れてました。

 やればいい、って気持ちになったので、Youtubeチャンネル1000人登録記念での企画にちょうどいいこともあって大会を開く気に。

 どうせやるなら賞金もちゃんとつけて。自分の小遣いの中から出せる限界3万円! 僕のチャンネルの大会なんだから僕がでないと怒られるかな?って思ってエキシビジョンの設定! あとは参加者だ!

 ニコ生時代と違って、僕が誘いやすくて僕よりうまい人がいてくれたのも大きかった。
 ゆる速のDiscord仲間のみんな、リミテchさん、Youtubeの新進気鋭、大やけどさんに森山さん。カフカさんやきゅるさんといったツイッターの腕自慢。
 僕は何より、この上手い人たちがガチでやってるところを見たかったんです。案を話すとみんな乗り気です。楽しくなってきました。やるしかない!

プレ大会(日記・反省)

 直前にジャパンオープンもあり、大規模大会の運営手法がなんとなくわかりました。プレ大会も行い、たくわんさん、カフカさん、道民さん、きゅるさんの戦いが見れました。十分に面白くなる手ごたえがありました。
 ただ、実況しながら運営するのはこりゃ無理だぞ、ということがわかりました。プレ大会2ラウンドやっただけで魂が消えるレベルの疲労感。

 大会を開く気があり、実況もやる予定がある人は、プレ大会を絶対にやった方がいいです。(唐突なノウハウ)
 これをやると、どれぐらいのレベル感の作業ならできるか、がわかります。僕には少なくともMelee・進行管理してくれる人が必要だということがわかりました。
 後で葉寺さんが立候補してくれたのは、むちゃくちゃありがたかったです。リミテッドでのMeleeの使用経験なら、誰が見ても一番ですから。

 プレ大会に参加してくれた、たくわんさんから蒼紅杯のノウハウで大きい点を二つ聞きました。
・実況開始は途中のラウンドからで十分
 (たしかに! 運営問い合わせが多い序盤を運営に集中できる!)
・フィーチャーテーブルは全員分そもそも事前に用意しておく
 (これすごい。フィーチャー用の呼び出しが不要になる上に、気が向いたところ見れる。ただし準備が大変)

 あとは、ディレイは10分あった方がいいよね、でもリアルタイムでコメントはしたいよねという、とんでもない話が出てきました。
 他サイトに10分ディレイで動画を流して、その動画をミラーしてコメントする形ならできる。けどそのやり方は画質も落ちるし画像が乱れる可能性が高い。選びたくない。
 公式配信も似たようなことをやっているので、正しくそれをやる手段があるはずなのですが、どう検索しても出てこない。あきらめて、動画をミラーする手段を選びました。

 プレ大会後で悩んでいたことが一つありました。
 リスト公開性にするかどうかです。
 リスト公開性にするとMTGAの大会練習としては使えない。
 リスト非公開にすると、フィーチャーを受ければ受けるほど不利になる。

 迷いました。
 そんな時、たくわんさんから「リミテの大会をしたいのか、それともMTGAの大会練習がしたいのか」と聞かれました。
 明確にリミテの大会がしたい。
 そう、リミテの大会がしたかったんです。リスト公開性にして、不公平感をなくすこと、がっぷり四つに全力で戦ってもらえることを選びました。

 結果、思った以上にリスト公開性のメリットがわかりました。リミテのオンライン大会をするなら、リスト公開性以外ないだろうと思うぐらいです。これは後程。

本大会募集(日記・反省)

 さぁ、反省もできた。準備もできてきた。
 本大会の募集を行いに行きましょう。
 蒼紅杯みたいなきれいな画像でツイッター告知しなくちゃな、と思ってたらtakimonasさんから画像が送られてきました。字がだいぶ読めなかったので、蒼紅さんみたいにしたいな、と思い自分で作りますよと伝えて作ってみる! できない! 
 あきらめてtakimonasさんにお願いしました。最終的に見やすいポスターができてありがたかったです。
 でもこれは僕がやるべきかなと思うので、次回は自分でやるかとも思ってます。Youtuberはサムネを作れなきゃいけない。
 イメージを伝えても伝わらないのは、相手もこちらも大変。相手もいいデザインを作りたい気持ちがありますから、ここの主張のすり合わせは難しいですよね。視認性・広報性が一番のポスターを作れるようになりたいですねー。

 募集ポスターもできた、Meleeも使えるようになった。
 さぁ、募集です。

 招待したい選手はたくさんいましたが、あまり交流がないけどプレイしているところを僕が見たいし、ほかの人も見たいだろう人が二人おられました。大やけどさんと森山プロです。二人ともYoutubeで僕もやってみたかったような動画や配信をされていて、大会にいてくれたらすごく嬉しい! 配信でコメントくれたのでコミュ障な僕でも声掛け安いのも大きい……!
 声をかけたら、快諾してくれて驚きました。忙しいから~とか言われても仕方ないなとも思ってたので・・・! 本当にびっくりしました。ただちゃんと報いることができなかったのが心残り。

 Meleeの招待機能の使い方がわからなかったので、普通に一般登録可能にして、登録してもらいました。
 大会注意事項に※招待選手登録期間につき一般の方は蹴り出します って書いたら知らない人が入ってこなかった。よかったよかった。

 さて、その上で上手いプレイヤーには沢山参加してほしい。
 一般参加の人を募集する前にツイッターでFF状態の上手い人に声かけて回ることにしました。きゅるさんやカフカさんの方が仲良くされてるので素直にお願いしました。みんな快諾ばかり。とてもうれしい!

 プレ大会に参加してくれた人にももちろん案内を出した! 
 ゆる速とぞんびさんのディスコードにもちょっと先行募集した。リミテ上手い人が集まってる場所。だいたいこれで16人ぐらい。マネーフィニッシャー以上が集まってくれました。

 さぁ一般募集だ。32人上限にしたけど、無料大会で賞金もあるからすぐ埋まるだろうな、とは思っていました。でも、なんだかんだ埋まらないこともあるかな? とちょっと不安な募集開始。

 ここまでは、想定の中の一番上の状態でした。
 問題はここから。

・一般募集をツイート
⇒6時間でだいたい埋まる(!?
⇒Akiprosとかサトレイサロンの上手い人が混ざってるよって聞く(!!?!
⇒キャンセル待ちの4番目に、世界チャンプの名前が(!?!?!!?!
 (本人ではないかもしれないと思い精神の安定を図る)
⇒道民さんが登録できずにキャンセル待ち8番目になった(;;
⇒気づけばなんか海外の人がキャンセル待ち20人目ぐらいにいる……

 想定外が過ぎる。胃が痛い。この日からあんまり眠れなくなる。
 特にキャンセル待ちになってしまった世界チャンプが、参加できなかったらどうしよう、ご本人だと本当に申し訳ねぇ・・・って気持ちでいっぱい。

ここでの反省:
・思ってた以上に、オンラインのリミテッドガチ大会の需要があった。
 僕の知っている人以外にも、沢山のリミテッダーが大会に飢えていた。
・つまり、ディスコード先行とかやるべきでは無かった。
 一般に開いても、いい大会なら上手いプレイヤーは集まってくれる。
・招待選手がちゃんと登録できたかエクセル管理をしておくべき。
・海外在住の日本語話者の為に日本在住必須オプションを入れなかった。
 これ自体はいいけど、概要欄に「大会進行は日本語のみで行います、無理な人はダメだよ」って書いておくべきだった。
・Youtubeコミュニティ欄で募集するの忘れてた。純粋忘れ。反省。
・次回の募集基準をどうするか、本当に難しい。
 今回を受けて上位16名招待+事前に募集開始日を周知した上で、
 募集するとか? 応募条件「リミテッドに自信ある方、腕試ししたい方」としたらプレイヤーの質の担保できないかな。下手にやると何を偉そうなとかなって逆に敬遠されたりしないかな。どしどし上手いリミテッダーが集まるいい手募集。

良かった点:
・64人大会に変えます!とかいきなりするか迷った。
 結果的に、64人大会に突発で変えなくて本当に良かった。
 32人がトラブル起きてもハンドルできる限界だった。運がよかった。
・本当に、沢山のリミテッダーの人がいて嬉しかった!
 次回もやらざるを得ないな、って気持ちに。
・大会のプレイヤーの層が思った以上にドロドロに濃かった。 

ディスコードの管理(反省)


ここら辺から大会の反省点、今後開く方へのノウハウ中心になります。


 ジャパンオープンを真似してディスコードを準備した。
https://discord.gg/fqAnWsnn27

 気づけばたいそうなチャンネル数だった。結構どれも必要だった。

まだまだ下の方の20個ぐらいある


 MTGADraftを使う大会ではDiscordが必須だと思う。簡単に画面共有できるし、マニュアルやリンクの共有も簡単。集合ができなかったらMtgaDraftの問題を伝えられない。

 適当に作ったものが、意外といい仕事したのでよかったこと、悪かったことを列挙する。


●良かったこと
・ジャパンオープンを真似してMTGA名#番号をサーバーニックネームにしてもらった。
 ⇒むっちゃ管理楽だった。ただ、はじめにに書いてもやってくれない人多数。連絡はなんどもすべき。 
 アカウント名とハンドル名が別な人はかっこ書きでハンドルを書いてもいいよとしたけど、これも良かった。
 また、運営は名前#運営にした。これもちょうどいいバランスだったと思う。

・大会アナウンスボイスチャットがすごい便利
  ⇒最終的には参加者全員集まってもらえた。リアル大会のジャッジアナウンスと同じことがオンラインでもできるようになってた。
 おかげで緊急トラブルも楽に回避できた。全体アナウンスは別に用意してあったのもよかった。文字で整理された情報を確認できた。制限時間も音で聞けて1画面の人も便利。

・個人ボイスチャットチャンネルはあった方がいい。
 フィーチャー用のボイスチャットと立ち位置一緒。
 ⇒1.フィーチャーボイスチャットだと、マッチ直前に声をかける
    必要がある。これは結構選手の負担が大きい。
  2.個人ボイスチャットに入ってもらい、基本画面共有してもらった。
    結果、最初のフィーチャーが早く終わった場合でも次の
    フィーチャーに自然に移れた。
  3.一番負荷の高い、当日の運営負荷が低い。
    特に権限の入れ替えが発生せず、トラブルが薄い点がでかい。

・運営雑談を作った。
 ⇒運営全体の話ができて便利。
 ちょっとしたアイディアとかを何人かにチェックしてもらえる。プレ大会の参加者+知見の多そうな蒼紅さんを混ぜての運営雑談。勝手に混ぜてごめんなさい・・・!
 
・裁定をある程度まとめた
 ⇒プレ大会でなんとなく話したルールがあったんだけど、文章化が適当だった。葉寺さんがノウハウまとめてこんな感じ?ってリスト化してくれてすごく助かった。両者を足してそれっぽくして貼った。たぶんちゃんとフロアルールしてる。

・MtgaDraft使い方動画を作った。
https://www.youtube.com/watch?v=SAp1aebk4r8 裁定とか手順が画像だとわかりにくい部分があったので、動画にしたかった。わかりゃいいので一発撮り。原稿なし。ちょっと適当過ぎた・・・。
 でもいうべきことは全部言えてたので良しとする。

●悪かったこと
・一般用の雑談チャンネルの名前が「雑談本格派」。
 ⇒恥ずかしくなって大会後に直した。

・Melee上に、ディスコードに参加必須はもっとデカデカと書くべき。
 ⇒MtgaDraftを使う都合上、集合場所が必須。配信都合もありDiscord参加期限を1日前には最低でもすべき。いなかったらキャンセルと見做すぐらいでいい。

・ディスコードリンクの有効期限に注意。
 ⇒デフォルトでは7日間。ほっとくと切れる。無期限に設定できるのでMeleeにリンク張る。

・大会リンクに、Meleeのアドレスをちゃんと貼るべき。
 ⇒プレ大会のリンクだけあって実にわかりにくい。
  大会広報開始した瞬間にはっとくべきだった。
  リミテchさんが登録できなかった理由もこれ。

・書き込み禁止・閲覧可能の登録をちゃんとしよう……。
 アナウンス系で他の人が書き込めたところがあった。

・全体アナウンスと大会アナウンスチャットの区別がつきにくい。
 ⇒準備段階だとここを使う、全体アナウンスはここを使う、とちゃんと区別しておくべきだった。少なくとも葉寺さんとのうちあわせなしで使うべきじゃなかった。

・個人ボイスチャットの運営方法の通達が雑。
 ⇒どうしてもデバイス的に共有できない人がいるため、
  スタンスが「可能なら共有してくださいね!」だったので、めっちゃフィーチャーしたかった森山さんや大やけどさんのテーブルをタイミングよく配信できなかった。これは本当に大きい。
 ⇒ゲーム終わったら画面共有切ってもらって大丈夫です!と連絡しなかったので、暇つぶしにフリプしている画面を何度かキャプチャしてしまう。
  対戦終わった後の待機画面も。申し訳なかった。
 ⇒ここらへんの運用方法も動画なりなんなりで共有すべきだった。

・ディスコードのアカウントを二つ持っている人が居る。
 それだけなら、Melee側のアカウントを登録すればよいだけの話。
 ディスコードのアカウントを、「スマホで使う会話用」と「画面共有で使うPC用」と分けている人がいるのがヤバイ。
 画面共有を依頼したくても、「スマホで使う会話用」で登録していると画面共有依頼できない。デバイス的にはする余裕あるのに。
 そういう人には配信用ディスコードのアカウントも入って貰うのを忘れないようにしなければならない……。ぶちょうさんとかね!

大会準備(日記・反省)

 準備は、結構なゆったりペースで進めた。
 タスクはだいたい下記の通り。
----------やれたこと-----------
・スタッフ(今回は葉寺さん)との打ち合わせ
 ⇒役割分担依頼、概ねMeleeの管理と進行アナウンスはお願いします!という大雑把なものだったけど、逆にやりやすかった。
・スタッフのMeleeへの登録
 ⇒いわれるまで忘れてました。葉寺さんに頭があがらない・・・!
・フィーチャー用のボイスチャンネルの準備
 ⇒むっちゃ大変。
  1.Meleeのトーナメントコントローラー⇒人参加⇒エクスポート

ここの右端

   から参加者のDiscordとMeleeとMTGAのIDリストと登録順を取得。
  2.できたCSVを、DateCreated順で並べると登録順になる。
     3.#がついている列がアリーナのIDなので、
    そのIDボイスチャンネルを作成し、
    同じ名前か同じディスコードIDの人を探して、
     運営とその人のプライベートチャンネルにする。
  4.3.の実施時に、Discordにいない人がいる。
    Meleeメール機能でDiscord登録してねって連絡した。
    でも反応なし。もしかしたら使い方違うのかも。
    これ以上連絡する手段がないので来ない人はあきらめる。
  5.キャンセル待ちも含めて40人ぐらい登録した。
    ディスコード不在の人も当日来るかもしれないので、 
    チャンネルだけ用意。
  おおむね4時間前後。次は1時間ぐらいでできるとは思う。
  単純作業ではないので、4.が一番負荷が高い。
  ディスコード参加のアナウンスはしつこいぐらいあった方がいい。

・大会マニュアル(トラブル裁定やMTGADraftの使い方、MTGAへの登録方法)の準備
 ⇒裁定はいろんな人の意見をまとめて作成。
  ここちゃんとしとかないと、毅然とした処理ができないと思って入念に処理。持ち込み対応とか、サイドボーディングとか、トラブル対応とか考えられる状況全部に対応を書いた。
 ⇒結果だれも読まない長さに!!!!!
 ⇒なのでまとめ動画を作成。30再生ぐらいついたので、概ね見てもらった。裁定を文書化した上で、まとめ動画を作った今回のやり方はよかったかなと思います。動画のクオリティは超低いが・・・!
 もしこれを読んでる人で大会を開きたい人がいたら、
  ディスコード上にあるものは全部使っていいです。ただ、自己責任で!
 
・参加者への通知、管理
 ⇒三日前ぐらいから連絡すべきだった。すべきと思いつつサボりました。すみません。

・10分ディレイ・コメントリアルタイムのテスト
 ⇒結構大変だった。
 1.配信用とは別のタブレットを準備。今回はSuraface Pro7 16GB
 2.ディスコードをインストール。別アカウントでログイン。
 3.ディスコードは二つインストールできるので二つ目も。
 4.OBSの配信環境インストール。
 5.Twitchのアカウント作成、10分ディレイでの配信テスト
 6.配信したのをキャプチャしたときの画質テスト。
 ⇒最低限の画質になったのでいいかなと確認終了。
 実際は確認が甘かった。
 10分ディレイを長時間やると時々エラーになる場合があった模様。主に回線の都合ではあると思う。結果、衝撃のラススキップが発生した原因。映像班が切にほしい。

---------やれなかったこと----------
・入賞者へのトロフィー画像の作成。
(ジャパンオープンが配布してたこんなの)

作りかけてやめちゃった…。もらった人が困る感じだったんすよ。

・大会BGMの準備(普通に前日まで気づいてなかった)
⇒画面共有の方に音の管理までしてもらうのは無理って気づくの遅れた。
 アリーナのBGMでいいじゃん!ってことになってBot戦を永遠に流すことにしてみる
 ⇒1時間ぐらい放置すると強制的に負けになると知らなくてひどいことになった。誰かが言ってた通り録音しときゃ良かったんだけどんな余裕はなかった……。

・配信用の枠の作成(相手ハンドも見れて名前も見れるような感じの)
⇒相手ハンド見れたり、各プレイヤーアイコンが見れるようになってるとぐっと良くなったはずなんすよ。公式大会のアレはほんとによい。
⇒相手ハンドも中継しようとしたんだけど、普通にカクついたので中止。
 画面キャプチャが2画面に増えて、手元のタブレットだと限界だった。

・フィーチャー時のコメント依頼
⇒参加者が当日どうなるかわからなかったので、
 参加者が決まってからラウンド中にコメント依頼した。
 結果質問対象とかが漏れた・・・! キャンセル待ちとか遠慮せずに先行して質問しようね!

 そんな感じで準備期間は過ぎました。
 だいたい森山さんの練習配信みてた。予想通りめっちゃうまくなっている。やっぱりプロは少しの練習でコツをつかむからすごいよね。あとは、はよ仕事しよと思いつつちょっとずつ現実逃避してた…。息抜きのスペルスリンガーでAIボコして課題クリアだけが幸せだった……。

MTGADraftの注意事項(反省)

 MtgaDraftはやっぱり外部ツールなので、いろいろバグ・想定外が多い。
 大会当日振り返る前に、どういった点に注意して使うか、をまとめる。

1.バグが多い。
 ⇒例えば、カードを日本語で表示してくれる機能がある。
 この機能に罠があった。ScryfallというカードDBサイトがあるんだけど、そこが日本語入力してくれて、さらにMtgaDraftの管理者がDB更新して初めて日本語化される。
 そうでないと日本語設定にしても表示は英語のままになる。
 ちゃんとMtgaDraftのディスコードで「何とかして?」って英語で書いたら何とかしてくれる。

お願いした時の。9割自動翻訳

 他にも細かいバグは多い(DMUだと、コモン2色土地がプールから出てこないバグがあったりした)
 必ず大会前に何度か使ってみて、そもそもの挙動が問題ないか確認する必要がある。

2.シールド同時接続は18人まで。
 Botは100人入れても大丈夫だけど、実際に人間が接続するとどうもエラーになるみたい。
 お互いがお互いに通信するため、負荷が指数的に増えていくのが原因っぽい。18人は大丈夫だったけど、34人は落ちた。
 事前に葉寺さんの大会で15人はイケてたのを見てなかったらパニックで死んでた。俺何回死んでたことやら。
 Podを分けると、デッキリストやログの共有問題が起きる。
 逆に言えばそれしかないので、Pod分けは覚悟する。
 あとで葉寺さんとも話して、アルファベット順に分けておいて、キャンセル待ちの方のPodも作っておくと安定するとのご意見も。確かにってなった。

3.Mac(Safari?)はどうも使えないらしい。
 表示とかはできるけど、画面操作時にうまい具合にドラッグできない場合はがあるみたい。事前にチェックしてもらって、構築に問題がないか確認してもらった方がよい。
 今回は、Sealeddeck.techに張り付けて処理をごまかすプランを提案。
 意外となんとかなってる感じだったけども、これで負荷が上がった可能性あるので、なるべく早く参加者には伝える。

4.Meleeとの同期がむっちゃ大変。(ここ重要)
 特にキャンセル待ちがある場合はヤバイ。
 32人いたとして、それが正しい面子かがわからないという恐怖。

 MeleeはキャンセルされてるけどMTGADraftに参加してたり、
 Meleeはキャンセル待ちの遠いところだけどMTGADraftに参加してたり、
 MeleeはインしてるけどMTGADraftに来なかったり。

 最終的にはMTGADraftに来た人を正とするしかない。
 MeleeチェックインせずMTGADraftには来た人はセーフ、Meleeに来たけどMTGADraftには来てない人はアウト。そうしないといつまでもプール配布ができない。
 
 葉寺さんと話した対策としては、
 1.参加者を16人ずつアルファベット順でポッド分けて入って貰う
 2.キャンセル待ちはキャンセル待ち専用ポッドに入って貰う
 3.席をアルファベット順に並べなおす(プール開封後確認しやすい)
 4.欠席者をMTGA IDで逆引きしてMelee上から削除
 5.削除した分だけ残してキャンセル待ちポッドから人を蹴り出す。
 の順で運営するとすごくスムーズにいきそうという話に。
 4,5はなんなら構築開始後でも大丈夫。キャンセル待ちの人にプールだけ渡して処理する感じ。
 これならユーザーがログを見るときはそんなに大変じゃないし、Meleeも管理しやすい。4の補助用に、エクセル対応表を用意しておくと間違いない。

5.MTGADraftシールドは、一度離れると戻ることができない。
 これも結構大事。間違えてブラウザ閉じたり、PCが熱で落ちた人がそのまま構築できなくなったりする。運営がこうなると完全に地獄。イベント大失敗。やばい。
 今回は、shareボタンでデッキリスト共有してもらった。
 メインボード登録制にしたかったので、デッキリストは必ず保存しないといけない。
 つまり、構築終了時に必ず運営は生き残ってないといけない。今回は葉寺さんと僕両方でインすることで冗長性持たせてごまかした。
 
 今気づいたけど協力的なユーザーがいるなら、構築終了時点のログちょうだい、で済むかもしれない。
 でも、協力的なユーザーはそれを利用してデッキ登録を遅らせる可能性もあるし、間に合わなかった人のギロチンを握ってる感じになる。あまりやりたくない。運営で完結するよう努力したい。

6.ログのインポート手順がPC慣れてないと難しい。
 急遽2ポッドに分けたので、相手ポッドのリストを確認する方法がログインポートしかなかった。超急遽マニュアル化した。
 たぶん何人かインポート失敗してログ見れてない。とくにスマホでログインしてると無理。不満を黙って募らせた人がいる可能性が高い。事前にPCでDiscordとMTGADraftにアクセスする必要があるよ、と伝えなきゃね。

7.複数ポッドを同時開始する手段がない。
 パック開封を一個ずつ押す必要がある。どうやってもズレる。今回はほんとは25分だけど、26分にするから勘弁してという感じで管理。
 それでも最初に開始したポッドが微妙に有利になるのは仕方ない。各ポッドにそれぞれスタッフおいて同時に開始するのが無難かなー。ポッド数まで管理者いるかなー。これといった手がない。

本番(日記)

 キャンセルは数件発生しつつも、三原さんまでは届かない状況で当日。
 この状況で三原さんキャンセル待ち、後二人で参加可能です!!!!ってアピールする手はあった。
 でも参加したい人の無駄キャンセルが発生する可能性あり、さすがにアピールできないよなぁとか考えて何にもできなかった。
 
 ひとえに募集方法が悪い! 
 こんないい人に参加してもらえるチャンスを棒に振りたくねぇけどよぉ! 他のみんなも俺が知らないだけでいいプレイヤーだったりするんだろうからさぁ! みたいな感じでうじうじしながら迎えた当日だった。
 森山さんがめっちゃ宣伝してくれてるのに僕は宣伝せず…! ちんたら準備するのみ……! メンタルよわよわでネガループを経験ぅ! 
 死ぬかと思いつつ、配信予約枠を取りつつ、適当なサムネを作りつつ当日を迎える。少なくとも大会はちゃんと完走する、それだけは義務だと思っての当日。当然眠れず朝を迎える……!
 
 細かな質問事項とか整備しつつゆっくり11時を迎える。
 何かミスないか、とかいろいろ考えるけど思いつかないから大丈夫、って気持ち。でも準備はやっぱりいろいろ足らない。
 11時から事前に質問が大会アナウンスに待機。質問事項があったら質問してねって言いつつほかの準備もする。
 新しく入ってきた人はいないか、いたらDiscord登録して。とかやってるとすぐ時間が過ぎる。
 気づけばキャンセルは合計7人発生。三原慎仁さんは無事参加。道民さんは後一人のところでアウト。うれしいような悲しいような!
 

構築

 気づけばもう時間がない。MTGADraftの枠を作り、みんなに入って貰う。
 MTGADraftが謎のバグでセッションIDが変わってる時があった。怖すぎる。
 葉寺さんにもセッションに入って貰い、トラブルが起きても大丈夫なように構える。大丈夫、きっと大丈夫。何度も根拠なく繰り返す。
 
 人が入ってくる。キャンセル待ちの人も遠慮なく。
 キャンセル待ちの人は入っちゃダメといっても入ってる人もいて、もうわけがわからない。深呼吸して一人ずつ管理。落ち着いてたように見せれたのは奇跡の一種。
 9割の人はアナウンスを聞いてくれる。だからこそ残り1割にひっかかっちゃならない。
 MTGADraftのシールド設定は単純。だけどどこかミスしてたら?見落としがあったら?回線トラブルで参加可能な人と不可能な人が入れ替わったら? 
 ・・・とか考えつつ32名が全員入り、正しく順番通りに入っていることを確認。たぶん、たぶんだけど大丈夫。
 挨拶を簡単にして。

 開始ボタンを押した。
 パックは配られなかった。

 混乱した時間は1秒ぐらい。原因はすぐに思いついた。明らかに開始前のMTGADraftの挙動がおかしかったから。切れたりつないだりした人がいたりね。回線系の負荷トラブルだ。
 対策もすぐ浮かんだ。葉寺さんの大会のおかげ。15人はドラフトでも成立した。2ポッドならたぶんうまくいく。ただ、パニックの末に口走った言葉だけが反省点。「大丈夫です。こういう時のために我々がいます」

 まぁ、恥ずかしいセリフはともかく、そこからは逆に落ち着いていた。一度トラブル起きて緊張が吹っ飛んだ。
 懸念していたブラウザが止まった人とかもいない。
 道民さんが「緊張してきました、今日のプールはこれ!」とか言ってくる以外は大丈夫。

 構築時間を開始して、ログを共有する方法でポッド間のプールを保存してもらうことにして、急遽の手順書を作成した。
 ログアップロードはわからない人多そうだからやめてたんだけど、この状況それがベストなのは間違いなかったから、背中押してくれたちゃーりーさんには感謝。

 Meleeと参加者の照合を葉寺さんにお願いしたけど、アルファベット順に並んでるわけでもMelee上の名前でもない名前で、名前ぬけをチェックするのはそりゃ大変。悪いことした。
 構築時間中に終わらなかったので頑張ってフォロー!

 結局構築時間が終わって30分も待たせてしまったし、1ラウンド開始予定時刻のアナウンスも遅れてしまった。でも、雑談などの雰囲気を見るに比較的平和な感じだった。
 人のプールを見て暇つぶししてくれた感じ。よかった。ほんとうにこの人たちが参加してくれてよかった。
 なんとなく、いい大会になる気が、安心感がでてきた。

1ラウンド目

 各自大会アナウンスから外れて、だいたい個人ボイスチャンネルへ移動してくれた。
 ここの説明雑だったけど、割とみんなできてる。フィーチャーには困らない感じがする。デバイス的にできない人はいる。無理に推さなくてもいいかと思い放置。
 
 進行はすべて葉寺さんに任せたので、大丈夫。
 すこし深呼吸して、朝ご飯を食べる。

 開始時間が遅れたのでYoutubeの開始時間を変更。
 ニコ生も時間を変更しようと思ったらできず。そういやできないシステム。枠とりなおそうかと思ったけどいいやってなったので放置。枠が始まったら30分遅れるってコメントすることにした。

 ペアリングをようやく見に行った。
 固まった。

 見たい、でもどっちも画面共有してくれてねぇ!!!!!
 マッチ中の人にフィーチャーでもないのに見せてよとか言えねぇ!!!!
 ちくしょおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!
 
 この状況で道民さんが「デッキできたよー!」って言ってくる。超つらい。
 でも軽く話を振っていた「だめだったら解説いかがですか」という話を覚えてくれていた。道民さんから言ってきてくれてだいぶ楽になったし、急遽お願いすることに。

 急遽の解説だったけど、道民さんの知識も知性も指導力もしゃべりの丁寧さも知ってる。これ以上の解説者はいない。本人は毒舌になるからやめといた方がとか言ってたけど。

 2回戦から観客なしで実況してもらい、解説の練習をしようということに。さぁ、ディレイ配信の準備だ。

2ラウンド目

 フィチャーするテーブルを選ぶ、ということをちょっとなめていた。
 フィーチャーしたいテーブルが配信していないことも結構ある。
 なのに試合始まって2~3分以内に選ばなきゃいけない。結構忙しい。この作業担当が別に必要なことが初めて分かった。
 通常の配信とは違う。明確に脳みそが二つ要る。

 ドタバタしてしまって案の定ゲーム開始に間に合わない。
 遅れて10分ディレイを始める。本配信用のPCと、ディレイ配信用のマウス間違えたりして操作しちゃうと簡単に放送事故になる。大会の緊張下での並行操作を舐めていた。気にしないよう頑張る!!!!

 道民さんと実況テスト。思った以上に道民さんはしゃべれる。安心して作業にリソース振れた。だいぶ道民さん一人でしゃべってもらいます、いいです? に応えてくれるの控えめに言って最高では?
 練習は簡単で大丈夫だった! 道民さんはだいたいの場面で最強。

 気づけば30分ずらしたはずのYoutubeの開始時間。
 ちなみにニコ生の遅れるコメントは忘れてた。

 Youtube配信開始をしよう、と思うとなぜかエラー!
 昨日の配信でストリームキー変えたけどそれが原因!?
 なんで!? ってなりつついろいろ触って無事開始。パニックは重なる。

 配信開始時の挨拶原稿がどっかいってる。
 適当にしゃべって自分用の構築開始。
 デッキは正直強かった。

 運営雑談に「おだんごさんは他の人のデッキ見た後で構築できるのずるくないです?」ってコメントが。んな余裕あるかぁ!って突っ込む余裕すらなかった。何がずるいのか真面目に理解できないぐらいに余裕がなかった……。いわれてみたらズルできるのはその通り。僕二人要るけど。

3ラウンド目

 配信は開始した!
 あとは動画を。配信してくれてるところは半分ぐらいだけど、たくわんさんがやってる! 対戦相手は森山さん! ここしかない!
 って思ってフィーチャー開始。二人とも苦しいプールなのにいいデッキ組んでて楽しかった。層が厚い大会になってる。

 それでも二人とも負けが込んでた。フィーチャー開始してから知った。特に森山さんが楽しんでくれているかどうかだけが気になる。勝ってるところでフィーチャーしたかった。こればかりは、仕方がない。プールが悪いといえるのはリミテの良いところであり悪いところである。

 さて、この時の僕は配信のリアルタイム画面の操作をしながら、10分ディレイ画面を見てしゃべっている。

 正直むちゃくちゃ大変。
 だって先に結果がわかるんだよ。俺リアクション芸人だぞ。

 なるべくならリアルタイムの画面を見ないようにして、それでも対戦が終わったらスムーズに次の対戦へ移しておく必要があって。ちらちらだけ見て画面を切り替えて。見てしまった結果は10分間我慢してからリアクションする。
 
 むっちゃ複雑な脳みそを使った。演技ではなく、リアクションにするためには素の感情がなきゃいけない。僕に覚えた感情を10分間保存するという謎の特技があることを知った。

 そんななか、思った以上に道民さんが自由自在にしゃべってくれる。むちゃくちゃ助かった。今回だけは、32人大会の33番目が道民さんで本当に良かった。10分間保存した感情のバッファで脳みそがいっぱいいっぱいなんだ。盤面もプレイヤーの意図もハンド予測もプランもだいたいしゃべってくれる道民さんにすべてがかかってる。

 1マッチ目は無事終了。三原さん見たかったからカフカさん表示したけど、やっぱり無理だった。PCスペック厳しいの知ってたのに、表示しようとした俺が悪い……。

 そんなこんなで、3ラウンド目も無事終了。

4ラウンド目

 反省を生かして隙間時間にスタンディング確認。
 ちゃーりーさんが勝ってる。
 配信もしてくれてる! 相手は……、三原さん!いいじゃない!

 そのままフィーチャー。
 いい試合だった気がする。もはや対戦自体の記憶はだいぶ薄くなってる。
 ちょうどフィーチャーが終わったタイミングで、次ラウンドの開始時間に近づいていた、というのが管理の面で最大限楽だった。トラブルが薄いのが何よりもよい。安定したラウンドだった。

最終ラウンド

 決勝。4-0はぶちょうと三原さん。

 どっちも画面共有がなかった。なんなら三原さんにはフィーチャー質問も送っていなかったことにここらで気づく。部長にお願いするも、部長はそもそもディスコードにログインしているデバイス的に画面共有できないらしい。忘れてた。気づけたのに。

 ってやってたら三原さんが画面共有開始してくれる!
 やったぁ!!!!!!って飛び込みました。
 「本配信用」のディスコードで。「10分ディレイ用」じゃない方のディスコードで。

 結果⇒対戦準備真っ最中の三原さんに大声で関係ないことをまくしたてる
   ⇒会話中だった道民さんを蹴り出す
   ⇒リアルタイム対戦を映してしまうリスクが発生してた
 
 最大のポカミスといえる……!!!!!!!!

 それでも対戦が始まった。
 僕はぶちょうのデッキリストからずっと興奮してた。デッキリストは配信時のみの確認なので、普通に。
 だって、おかしいでしょう。みんなレアの密度で苦労しているのに、どう見てもボロボロデッキで、この密度の大会で。4-0は。楽しみで仕方なかった。早く見せてくれよって気持ちだった。
 
 本当にいい試合が始まった。たぶん、リミテッドの魅力がたくさん詰まってた試合だった。

 その間、僕は必至だった。10分先の感情を、配信に載せてはいけない。これはもう絶対の義務だった。
 でも、ぶちょうのサイドボードが、三原さんのサイドボードが、試合の結果が。どうやっても目に入るのを。そのたびにもう感情が爆発しそうになるのを。頑張って溜め込みながらの配信だった。たぶん、10分先の未来を知っていることは誰にも伝わらない実況ができたと思う。
 だからこそ、感情が出すべき時がきたら、心のままに叫んだ。
 本当にいい試合だった。

 気づけば、試合が終わってた。終わってみれば夢のようだった。
 本当にいい試合だったんだ。こんな試合が、見たかったんだ。
 たぶん10年以上、こういうのが見たかった。

 エクストラマッチは、正直エンタメ的に必要になる場合もあるだろうと思って用意してた。そんなみみっちいものは要らなかった。

 解説の道民さんがいてくれてよかった。
 いろんな上手い人が参加してくれてよかった。

 「ほんとに、リミテッドは無限大じゃねぇかよ」
 そんなコメントがあったときに泣かずにすんだのは運がよかった。
 リミテッドはいいぞ。本当に無限大なんだ。これからは、もっと胸を張って言おう。

 たくさんの人がスパチャくれた。みんな、こういう試合が見たかったんだなぁって思った。
 三原さんは「リミテッドの大会をもっと流行らせて大きくしてください!期待しています!」とまで言ってくれた。

 めっちゃ満足した。本当に、みんなのおかげでいい大会になった。
 でも、だからこそ次へ進まないとなと、しみじみ思った。

 終わった後、普段飲まない酒を久しぶりに飲みたくなって酒飲み配信を取った。言っちゃいけないことも言ったけど、だいたい幸せだった。
 一晩寝て起きて、できることをしなきゃな、と思ってこれを書くことにした。 

映像専用スタッフの必要性(反省)

・ここまで書いた通り、10分ディレイの画面をキャプチャする担当と本配信担当は絶対に別にしたほうが良いです。無理なら少なくともMelee管理担当にしてもらった方がいい。
  でも、PC2台が必要という比較的ハードルが高い状況になるので、普通に考えて分ける方が現実的。
・それが無理ならディレイ配信しながらコメントはリアルタイム、という難しい処理はあきらめてがっつりディレイするしかないです。
 でも、単純なディレイ配信はリアルタイム参加者がむちゃくちゃ減ります。今回みたいな方法ができるならやった方がいい。
・後は細かな準備はちゃんとしようね。配信枠のオーバーレイとかBGMとか、マッチの名前表示とか。

リスト公開性のメリット(反省?)

 リスト公開性は控えめに言って最高だった。

1.解説がしやすい。
 リミテッドでリストは公開しないと、どうやってもお互いのプールの内容がわからずあいまいな説明になりやすい。リストを公開していると、「このプールにはラスがあるからケアしているんですね」「除去が少ないから大事にしてるんですね」「アグロプールだったから無理やりでも攻めてますね」
 なんでも言える。もちろん解説の理解度も必須だけど!
 これ僕する余裕なかったら道民さんいてくれて助かった。

2.持ち込み防止になる上、疑う余地もほぼ残らない。
 これは結構大きい。リストをがっつり見るのが当然のムーブになるので、
ほぼ確実に妙な持ち込みには気付ける。コモン土地も見る人は見るからね。当日までこのメリットに気づいてなかった。リミテッドの大会で持ち込みを疑わないで済むのは本当にデカい。

3.ゲームの深みが増す
 相手のプールに合わせてサイドボーディングがしやすい。どんなパーツがあったか、どんなプランが想定されるか。ぶちょうさんがやったように、事前にいろんな人のデッキを見てメタゲームを考えておくこともできる。
 結果、いつも以上に楽しいマジックができる。

4.フィーチャーの人との差がすくない。
 フィーチャーになっても、情報面での不利が発生しにくいです。
 ただ、サイドプランなんかがばれるところはあるので、途中のフィーチャー対象は、一敗ラインとかをピックする方がよいかもですね。

特に、対持ち込みのプランがリスト公開性しかないです。これはMTGADraftが非公式である間は回避方法はほとんどありません。全マッチ監視して変なカードがないかを確認するぐらいです。

終わりに(日記)

 今回の大会は、やっぱりどう考えて奇跡の一つだと思う。
 特に最後のマッチが最大限に。

 運営を褒めてくれる声や、楽しかったよと言ってくれる声ばかり見る。
 でも、今振り返っても綱渡りの連続だった。
  本当に、参加者やスタッフ、リスナーのみんなの協力がなければ成り立たなかった。道民さんと葉寺さんが居なかったら9割方死んでた。配信はもっとつまらないものだった。最高の試合が凡百の試合のように流されてたと思う。

 結果としては、本当に開いてよかったと思った大会だった。
 リミテッドの魅力を十二分に伝えられた大会だったと思う。

 これを見て、誰か一人でも大会開催に興味を持ってくれたらうれしい。
 書いてきたように、個人がMTGADraftを使った大会を開くのはそこそこ大変です。イベントして成立させるにはもっと大変な要素である、配信を魅せるものにするのはますます大変。

 だからこそノウハウとして共有できるものは全部提供します。言ってくれれば初回スタッフにすら入ります。なぜなら、僕がその大会を見たいから。別に僕が主催じゃなくてもリミテの大会はもっと流行ってほしいとしみじみおもった。こんなにいいものが見れるんだから。

 こんないい大会を。忘れないように。
 そして次回はもっといい大会にできるように。この記事を書きました。

 -●●●-杯は次回も絶対やります。
 その際に、特に映像班の協力スタッフが絶対に必要です。
 ディスコードに入って、フィーチャーを選んで、OBSの10分ディレイオプションを入れてどこかの配信サイトに流すだけでいい。フィーチャー選べなければ聞いてくれてもいい。
 そんな感じで、協力してくださる方を募集しています。

 また、より大きな大会にしていくために、スポンサーを募集しています。
 次回以降は映像面をブラッシュアップします。必ず。次回を見てからでもよいので、より大きな大会にするために協力いただけるスポンサーを募集しています。宣伝効果は2000再生程度ですが、リミテ好きのターゲッティングが可能です。
 ぶっちゃけ手弁当が続くと破産するので…! 今回わりとみんなに助けてもらいましたが、6割ぐらいは僕の負担です。でもスパチャ分と思うとつらくない。でも実際財布の中身は減っている・・・!? これが現実! 

 そんな感じで、乱筆で申し訳ないのですが、今大会の振り返り及び反省記事を終わります。


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