見出し画像

ポケカの中でも独特な雰囲気で人気の「カードe」デザイン(ポケカ収集・投資)


ゲームボーイアドバンスのカードリーダーに対応した「カードe」シリーズ

2001年よりポケモンカードのデザインは大きく刷新されました。黄色の枠が特徴の「カードe」シリーズです。
カードeにはeコードという2次元コードがついており、カード下部の「ベースコード」を読み込むとカードには無い情報を図鑑で確認することができました。
※ポケモンカード★neoを除く、ポケモンカード第2世代(ポケモンカード★VS、ポケモンカード★web、ポケモンカードe)を総称してカードeと紹介されることがありますが、厳密にはカードリーダーに対応したカードは「ポケモンカードe」のみとなります。
本記事でも★VS、★Web、カードeを総称して紹介します。

バーコードリーダーとeコードのベースコード

現行の裏面デザインの始まり「ポケモンカード★VS」

見慣れている現行の裏面デザインになったのもこの時期でポケモンカード★VSが始まりです。
カード★VSは日本国内でのみ発売されているため、海外コレクターから人気があるのも特徴です。拡張パックは発売されず、ランダムで構築されたデッキでの販売のみであることに加えて2001年7月に発売された1タイトルのみの発売でした。
また初版、再版の区別がつきやすいエディションマークがつけられるようになりました。

★VSカード。トレーナー別のポケモンがイラストになっているのが特徴。右下の1edマークに注目

ポケモンカード★Webはポケモンセンターオンラインのみでの発売

カード★VSに続いて登場したのが「ポケモンカード★Web」です。名前の由来はポケモンセンターオンライン(Webサイト)でのみ発売されたことではないかと思われますが、定かではありません。
カード★Webはロゴ部分以外★VSと大きなデザインの変更はありませんが、カードIDがポケモンイラストの下に記載されるようになりました。
★VS同様に1タイトルのみの発売でした。

カード★Web。旧裏のカードのイラストが再録されているものもある。

2001年12月から約1年間発売された「カードe」

冒頭でもお伝えしたようにカードリーダーに対応した2次元コードが特徴のデザインです。1年間で拡張パックが5タイトル発売されました。
同じデザインでもノーマルとレア(ホロ加工)があったり、クリスタルタイプシリーズの登場などコレクターが魅力に感じる要素が多いシリーズです。

左から第1弾、地図にない町、海からの風、裂けた大地、神秘なる山

2001年はインターネット・バブルでさまざまなインターネットサービスが成長していました。そのためポケモンカードも「リアルなカードとWebとの融合・親和性」を試行錯誤していたのではないかと見受けられます。

カードeの人気カード紹介

  • 旧裏カードの再録カード

御三家のわるいシリーズなど旧裏のカードが再録
  • ブラッキーのホロ加工カード

ブラッキーのホロカード。特にカリンのブラッキーは日本語版限定
  • クリスタルタイプシリーズ

カードe収録のレアカード。国内だけでなく海外でも非常に人気が高い
  • プロモカード

トリプルゲットプロモ。キャンペーン応募で入手できる日本国内5,000枚限定カード
  • 基本拡張パック第1弾再版カード

拡張パック第1弾の再版(アンリミテッド)カード。流通枚数が非常に少ない


有料コンテンツでは投資の視点でカードの相場傾向や美品の見つけ方、投資考察を公開しています。

ここから先は

2,109字 / 2画像

¥ 350

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?