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(参考記事)市役所職員とは?仕事内容や大変なこと、メリットなど詳しく解説

働き方の一つとして人気な市役所職員。公務員に憧れて、目指している人も多いでしょう。

ただし市役所になんとなく就職してしまうと、想像していた仕事と違って後悔する可能性があります。
できるだけやりがいを感じられる職場を見つけたいですよね。

そこで今回は市役所職員の主な仕事内容やメリットを、まとめてご紹介します。
「公務員になりたいけど市役所の仕事はよく知らない」という方は、ぜひ参考にしてください。

◆市役所職員のおもな仕事内容とは?

市役所職員の主な仕事内容は、大きく以下の3つに分けられます。

  • 対市民の業務

  • 対特定外部の業務

  • 対内部の業務

それぞれ詳しく解説します。

対市民の業務

対市民の業務は、市民と直接やりとりをする仕事です。市役所の仕事として最もイメージしやすい業務でしょう。

例えば以下のような業務が挙げられます。

  • 市税の課税・徴収

  • 戸籍謄本の発行

  • 生活保護費の支給

このようにお金を取り扱ったり、書類を発行したりなど様々な業務があります。

市民とじかに接するので、相手の要件を即座に理解して応対できなければなりません。

「人とコミュニケーションをとるのが得意」という方は、対市民の業務に向いているでしょう。

対特定外部の業務

対特定外部の業務とは限られた外部の方とやりとりをする業務です。

以下が対特定外部の業務として挙げられます。

  • 教育委員会として学校の先生と折衝する

  • 土木職員として業者に工事を発注する

特定の職種の方々とやりとりする機会が多く、専門用語を使うシーンも多くなります。

前職が土木・建築業界だったり、教員だったりするなら、その経験を活かせるでしょう。

対内部の業務

対内部の業務は市役所職員とやりとりをする業務です。

主な例は以下の通り。

  • 職員人事を管理する

  • 職員の給与を管理する

  • 各部署の予算要望を取りまとめて予算を作る

対内部の業務の担当になると、外部の方とのやりとりは少なくなります。

職員の人員配置を決めたり、公務を実施するのに必要な予算を管理したりするなど、市役所が機能する上で土台となる仕事です。

◆市役所職員の仕事で大変なこと

市役所職員の仕事で大変とされるのは、以下の4つです。

  • 人事異動がある

  • 緊急事態時には最前線で働く必要がある

  • 対応に困る市民もいる

  • 年功序列の風習が強い

それぞれ確認してみましょう

人事異動がある

市役所は3〜4年を目安に人事異動を実施します。

人事異動の対象になると、それまで担当していた業務と全く異なる仕事をしなければなりません。

異動のたびに新たな業務について一から勉強することは、なかなか骨が折れる作業です。

また異動時期となる4月は、組織全体が慌ただしい雰囲気になるため、異動しなかった職員も何かと疲れます。

「一つのことについて専門性を高めたい」「新しい環境になるのが苦手」という人は、人事異動に苦労するかもしれません。

緊急事態時に最前線で働く必要がある

地震や台風などの自然災害が発生した場合、市役所職員は最前線で復旧作業に取り組みます。

飲み水の配給や避難所の設営など、慣れない作業をしなければなりません。
ときには私情を問わず、昼夜にかけてハードに稼働する場面もあるでしょう。

緊急事態時でも働けるように、常日頃から心身の健康を保つための自己管理能力が必要です。

対応に困る市民もいる

市役所職員が接する方々の中には、対応に困るような市民もいます。

理不尽なクレームを言ってきたり、高圧的な態度をとってきたりする市民に傷つけられる場合もあるでしょう。

ただし、感情的な態度で接してしまえば、市役所全体の評判を落としかねません。

どんな市民にも冷静に応対できるよう、自分の気持ちをコントロールする必要があります。

年功序列の風習が強い

市役所は年功序列制度が強く残っているため、勤続年数に応じて役職や給与が変わります。

「一生懸命働いて、早く上の役職につきたい」と考えても、なかなか思い通りにはなりません。

リーダー的な立場になりたかったり、給与の水準を上げたかったりするなら、少なくとも10年以上働く必要があるでしょう。

◆市役所で働くやりがいやメリット

市役所で働くやりがいやメリットは、以下の3つです。

  • 市民の日常生活に貢献できる

  • 経済的に安定している

  • 暦通りに仕事ができる

それぞれ解説しましょう。

市民の日常生活に貢献できる

市民の生活に貢献できることは、市役所職員のやりがいの一つです。

ゴミの収集や道路の整備など、市役所の業務はどれも日常生活に欠かせないものばかり。

生活を大きく進歩させるような影響力はありませんが、市民の毎日を支えているという充足感を得られます。

経済的に安定している

市役所職員は経済的に安定していることがメリットです。

営利企業ではないため、基本的に不景気による急な解雇の心配はなく、安定した給与を得られます。

定年までに得られる収入も想定がつきやすいため、住宅や車の購入といったライフプランニングが立てやすい点も魅力です。

暦通りに仕事ができる

市役所職員は基本的に暦に従って仕事をします。そのため年末年始やゴールデンウィークなどの予定も立てやすいのが特徴。

家族や友人との時間を過ごしやすく、プライベートを大切にできます。

◆まとめ

今回は市役所職員の主な仕事内容やメリットをご紹介しました。

市民生活に貢献できたり、安定した生活を送れたりするため、人気が高い職業の一つです。

どんな職業にも向き不向きがあります。市役所の仕事が自分に合うと感じたなら、目指してみてはいかがでしょうか。


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