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牛乳が良くないと言われる理由


今日は牛乳の話です。



牛乳は、牛の赤ちゃんの飲み物で、人間の飲み物ではありません。
哺乳類のなかで、違う種類の動物の乳を飲むのは人間以外にないと言われています。離乳期をすぎても乳を飲むのは人間だけで、これは自然に反しているのです。



では何故牛乳が普及したかというと、料理家の土井先生の著書"一汁一菜でよいという提案"から抜粋させて頂くと、



「戦後、身体が小さかった日本人は、欧米人と比べて栄養不足であると言われていました。
そこで、ご飯よりももっとパンや牛乳、タンパク質であるお肉を食生活に取り入れようという考えが広まります。更に、一九五〇年代末には「お米を食べれば馬鹿になる」というお米有害説が出されたことは、幼い頃の記憶として残っています。
また、アメリカに「平和のための食糧」という名分で、学校給食のために輸入されたか麦粉や脱脂粉乳の援助を受けましたが、これはのちにアメリカの余った食料の行き場を決めた貿易戦略と言われており、それによって「パンとミルクとおかずの完全給食」(九五〇年)が実施されるようになって現代に至っています。
また、一九五六年からは、日本人の食生活改善を旗印に、キッチンカーが全国を走り回りました。「フライパン運動」ともいいますが、田舎では指導を受けた主婦たちがリヤカーにプロパンガスを備えた調理台を引っぱって、油を使う調理法を広めたのです。」



(油の話はまた次回に。。)



終戦直後の栄養不足を補うには必要だったかもしれません。ですが、現代では必要以上にとりすぎていたり、ホルモン材を投与して不自然な方法で牛の乳を獲ることが当たり前となっています。



そんな背景を踏まえ、何故他の動物の乳はよくないのか?少しご紹介すると‥



✔︎牛乳に大量に含まれる乳糖を分解できる人は少ない(消化不良や腹痛をおこす可能性)
✔︎牛乳のカルシウムは体外へ排出される為、逆に骨や歯がもろくなる。
✔︎妊娠中の牛からも搾乳される為女性ホルモンが含まれ、人間の女性ホルモンに影響する。
✔︎強力に成長を促すインスリン様成長因子1(IGF‐1)が大量に含まれ、がん、早熟・早老、不妊の原因となる。
✔︎牛乳のたんぱく質(カゼイン)は、人間とは異なる異種たんぱく質であるため、人体にとって異物となり消化管にダメージを与えたり、アレルギー性疾患などの原因になる。
✔︎牛の乳脂肪は動物性脂肪の為、動脈硬化を引きおこし、脳出血、心臓病などの原因となる。
✔︎高温殺菌されており、たんぱく質やビタミンなどの栄養素の変性、分解がおこる。



当たり前のように飲んでいた牛乳ですが、身近にある"不自然な暮らし"の積み重ねがやがて体へと反映されます。



不自然な暮らしとは、食べ物、肌に塗る物、生活リズム、心の在り方、様々です。
体の調子が崩れて初めて、あれ?何で?と自分に意識が向きます。



〇〇をしたから〇〇になった
〇〇をすれば治る
体はそんな単純ではありません。
物凄く複雑に、何年も月日をかけて、絡み合ってできています。


だからこそ、丁寧に"自分の体を作り上げるもの"を見ていきたい。病を経験してやっと、自分を大切にしたいと思うのです。



余談ですが、バター、チーズ大好きなんです私
たまに飲むカフェオレもミルクティーも大好き😂完全排除はしません。ですが日常的には頂くのではなく、嗜好品として上手に取り入れていきたい。そんな風に思っています。

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