なさけない

今日の私はなんていうかなさけなかった。
悲しいとも思えないくらいなさけなかった。
笑われもしないほどなさけなかった。
なさけない、というのは、なにかにもたれてぶらさがっているような感覚。
帰り道、風が涼しくて秋は近づいている。
ここじゃないどこかにいきたい。
ここじゃないどこかにいきたい。
でもぶらさがるをえない今。
はきけがとまらずつまらないわたし。
しごとのできないわたし。
いらないわたし。
いらなくなりたい。だれからもいらないひとになりたい。
こんな風に悲しみに酔えるだけ何かを楽しめる余裕は残っているという辛さ。
自分が思っているより遥かに強いという事実。

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