制服と後日談

まずは感謝ですね。
ここまでやってこれたのは先生を始めとした、周りの人々が動いてくださったことですから。

6年間お世話になった学校を卒業しました。
6年間本当に信じられないほどに長かったです。早く制服から逃れたくてしょうがなかった高校3年間と馴染もうと頑張っていた中学3年間。もう生徒同士の思い出はほとんど覚えていないが、先生たちとの思い出の方が鮮明なのはそれだけ助けてもらったということなんでしょうね。

授業中に寝るだけ寝ては点数が取れずに、毎度欠点者講習に引っかかりそうだった時も、嫌な顔をせずに励ましてくれたのも、やれば出来るんですね、と少し笑みをこぼしながら褒めの姿勢を見せてくださったのも先生でした。

生徒間トラブルも起こしまくり、かなり先生達にお世話をしてもらい、常に説明をしては頭を下げていたような気がします。
泣きじゃくり、わあわあと大きな声を出しながら廊下で嫌な注目を集めていた時も、落ち着くように仕向ける訳でもなく、ただ状態を見つめてくれていた当時の担任の先生や次の担任の先生には感謝しかありません。

授業中にメソメソしてしまうこともありましたね。
バレないようにメソメソしていたつもりでも、先生がなんとなく私の様子のおかしさに気づき、わらわらさせてしまっていたような気がします。
当時のことはただ日々が苦しくて悲観的にしか捉えられずに、メソメソしていたことしか覚えていません。そんな悲しいことを覚えていては、前を向いて過ごせませんからね。

部活に精を出していた時が大半でした。
私の学生生活の大半は部活が占めており、楽しかったあの日々は、部活動が根っこにあり、心の穏やかな部分を守ってくれていたのが、部活動でした。
なぜか隣の部室だった演劇部に、公演会のビラ配りをしに行ったり、演劇部の公演会に顔を出したりと、部活同士での付き合いが1番続いていたのかなと思っています。
私が中1だった時の高3の先輩の大人っぽさや、安定感を今の私は手にしているのでしょうか。
高3になって、後輩を持つようになってから、参考にしていたのは、あの仲が良かった当時高3の先輩の後ろ姿でした。個人が特定できないように話すにはあまりに難しすぎますが、とても良い先輩達に恵まれたな、と思っています。今も付き合いが続いている先輩もいて、本当に嬉しい限りです。

嫌なことは全部忘れて、この先の新しい環境に慣れる準備をしなくてはなりません。
朗らかで、優しく、穏やかな先生達に囲まれて、最後は進学と卒業を飾ることが出来て、心底良かったな、と思っています。

そして、この環境に連れてきてくれた両親と祖父母には感謝してもしきれません。
6年間ありがとうございました。
この先まだある学生生活、期間が伸びないように頑張ります。

また会いに行かせてくださいね
姉妹の犬

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?