エナジードリンク・リハビリテーション

睡眠を削り、それでもやりたいことがあった。
深夜の睡眠と引き換えに、インターネットの海で溺れていたあの頃。早く一人前になりたくて、海水を飲みながら踠いていたあの頃。インターネットと学業の橋渡しをしてくれていたのが、エナジードリンクだった。

当時14歳の私に、多くのものを与えて、考える瞬間を奪った悪しき飲み物は、見事に私をカフェイン中毒へと突き落とした。
そこから人生をインターネットに費やし、食事と睡眠を献上した。エナジードリンクを美味しく飲むために、あの無理やり起こされてる感覚を味わうために、目先の楽しさに負けて命を捨て続けてきた。
そして底まで落ち、ようやく辞める決意をするわけだ。

それから3年の月日が経ち、日付が変わる前に寝るようになり、インターネットと適切な距離感で楽しむことができるようになってきたが、今度は通常通りに寝ても昼間起きられない。

当時は、カフェイン80mg(レッドブル255mlと同量)なんて効きもしなかったが、今回久しぶりにレッドブル255mlを半分だけ飲んでみた。久しぶりに愛しのレッドブルとの再会に感激したのか、若干腕がプルプルしている。なんと情けない。
この前レッドブル一本より多めである、モンスターエナジーを全部飲んだら、大量のカフェイン等に体が感謝感激しすぎて過剰に反応し、朝に飲んだのに夜中の3時まで寝れないわ、体は震えるわ、手先は震えるわ、吐くわ、目眩するわ、頭痛いわで、体調不良の立て続けだった。いい加減にして欲しい。
昔は100mg超えないと効かないよ笑笑と抜かす、最悪のエナドリイキリをしていた。これを中2、3でやってたの、本当に居た堪れない。エナドリイキリなんて高校に入ってから目覚めるものだ。少なくとも私の周りの現状はそうだった。

過去の自分、よく生きてたよ。
よく貫いた。
周りの視線に負けず、偉かったね。
これからもわたし色マシマシでもいいけど、たまには周りの様子、伺った方がいいよ。

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