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【一日物語】その二
皆さんこんにちは!さくらはるくです。
今年の桜はのんびりさんですね。
でも、もう少ししたらきっと咲きますよね。
とても楽しみです!
私は桜の花が大好きなのです🌸*・
もう少ししたら桜の花に関するお話も書いてみたいなと思っています。
今回は、一日物語その二です。
皆さん、小さい頃は信じていたことってありますか?
色んな迷信があったけど、最近素直に受け取っていた頃に戻りたいと思う回数が増えました。
こんな私でも歳をとっている証拠ですね笑
それでは!
一日物語【その二】
お楽しみください!
一日物語【その二】〜カマキリの卵〜
「今年は雪が沢山降りそうね」
母がそう呟いた。
突拍子もない母の独り言につい聞いてみたくなった。
「ねえ、どうしてそう思うの」
「だって、カマキリの卵がこんな所に」
そう言って母が指さしたのは、軒下にあった竹ぼうき。
逆さまに置いてあるほうきの穂先にカマキリの卵があった。
そういえば小さい頃、おばあちゃんに聞いた覚えがある。
〜冬が来る前に卵を産むカマキリは雪に埋もれてしまわないよう、その年振る雪よりも高い場所に卵を産む〜
そんなことまだ信じていたのかと母に呆れた。
でも、その年、カマキリの卵は見事雪の降る量を当てた。
小さい頃は信じていた。
クリスマスの夜、プレゼントをソリに乗って持ってくる真っ白なおひげの生えたサンタクロースも
雷が鳴ったらおへそを取りに来る雷様も
嘘をついたら舌を抜くという閻魔様のことも。
いつからだろう。
素直に生きられなくなった。
気がする
〜終〜
一日物語その二いかがでしたか?!
大きくなればなるほど現実を知るかもしれないけれど、童心をたまーーに思い出してみると少し楽しかったりしませんか?(˶' ᵕ ' ˶)
ではでは!
また次回!(。・ω・)ノ゙
2024.3.27 さくらはるく
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