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アイスホッケーゴーリーのポジショニング~デプスについて~(USA Hockey 特集記事)

USA Hockey 記事より引用・翻訳 https://www.usahockeygoaltending.com/page/show/2803398-positioning

デプスのABC

※本記事ではゾーン内のパック位置ごとに名称をつけ、その頭文字とって「ABC」と命名している模様。

 デプス(=クリーズ内でのゴーリーのポジショニングの深さ・前後位置)別のゴールテンダーポジショニングは、「バックリーポジショニングシステム(BPS)」から派生したもので、ゴールテンダーが最適なデプスを見つけることに焦点をあてています。
 バックリーポジションシステムについての翻訳はこちら↓



 マイク・バックリー氏は、元大学およびプロのゴールキーパーで、現在はスタンレーカップチャンピオンのピッツバーグ・ペンギンズの開発ゴールキーパーコーチを務めています。

ゾーン内でプレーされているパックの位置別ポジショニング


ゾーン内でプレーされているパックの位置別ポジショニング

ゾーン内のパックの位置ごとに名称を分け、解説する(画像参照↑)

ディフェンシブデプス(Defensive Depth):このエリアにパックがあるとき、ゴールテンダーはポスト上にいるか、ネットの後ろでパックを追っています。

ディフェンシブデプス(Defensive Depth)

コンサバティブデプス(Conservative Depth):パックがこのエリアにあるとき、ゴールテンダーは横方向のプレーの可能性を意識しているか、リバウンドに対応するために体勢を直している。また、パックがアイスリンクの反対側やセンターレッドライン付近にあるとき、ゴールテンダーはディフェンシブデプスからコンサバティブデプスの間のクリース中央にいて、プレーがディフェンシブゾーンに近づいたらアグレッシブデプスに移動できるように準備しておく必要がある。

コンサバティブデプス(Conservative Depth)

ベースデプス(Base Depth):パックがこのエリアにあるとき、ゴールテンダーは自分のスケートブレードをクリーズの上部(クリーズの赤い輪郭)につけていることになる。 このデプスは、ゴールテンダーに打たれるほとんどのショットに対応するため、ポジショニングしているべき深さである。

ベースデプス(Base Depth)

アグレッシブデプス(Agressive Depth):パックがこのエリアにあるとき、ゴールテンダーはパックがディフェンシブゾーンに入るときにプレーに対処するためにアグレッシブデプスに到達する。 アグレッシブデプスは、ゴールテンダーがプレーを読み、シュートを予期しているときにも使われる。もしゴールテンダーに時間があれば、ショットの前にアグレッシブデプスに素早くプッシュすることで、パックがネットに向かう角度を減らすことができます。

アグレッシブデプス(Agressive Depth)

画像については https://seltytending.com/break-down/break-down-the-abcs-of-depth-in-goaltending/  より引用

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