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【デッキ考察 ロスト編】全方位対応型 ロスギラ考察 ※初心者必見



▪️はじめに

今回は私が1番好きなロストギミック、その中でもロスギラをメインに書いてみました。

ロスギラ(ロストデッキ)は特に初心者には難しいイメージを持たれますが、慣れれば使いやすくポテンシャルの高いデッキです。
私はロストデビュー戦であるシティリーグs2(E〜Gレギュ)において、ロスギラで準優勝🥈する事ができたした。
練習さえ積めばどんなデッキにも対抗できるため、是非握ってみて欲しいデッキの1つです。

ただHレギュレーション以降は、ロスギラは数を減らし、一部の強者やロスギラを愛する者だけに握られる環境になりました。
理由としては、雪道レギュ落ちやルギアなど苦手対面の増加による影響が大きいと思います。
今回はそんなロスギラを環境全方位対応型に組み替え考察してみました。

まだロストで大会に参加し始めてから3ヶ月ほどのため、間違ってる点や考慮が足りない点、意見の分かれる点などもあるかと思いますが、是非参考にしていただければと思います。

▪️ロストの強み

まずはそもそものロストギミックの強みに触れていきます。
ロストの強みは大きく下記3つだと思ってます。

①安定性
②再現性
③攻撃の選択肢

それぞれ詳しく見ていきます。

①安定性

ロストには、キュワワー、アクロマの実験と2つの協力なドローソースがあります。
またかがやくゲッコウガを採用している場合、更に山札を引く事ができます。
これにより必要なカードを揃えやすいため、大きな事故を起こしづらく、事故を起こしてもリカバリーしやすいギミックであると言えます。

また対戦に不要なカードをロストに送る事で中終盤で手札干渉をされた際に強い山札を作りやすいとも言えます。

②再現性

次に再現性の高さです。
再現性とは、狙った動きやシチュエーションの作りやすさを指します。
安定性でも述べたように、ロストデッキではキュワワーやアクロマの実験のような強力なドローソースの他にミラージュゲートといった1枚でエネ加速できる強力なカードがあります。
それにより、自身の狙った動きを再現しやすく毎試合最低限強い動きが見込めます。

③攻撃の選択肢

最後に攻撃の選択肢の多さです。
これがロストの最も強みであると思います。
代表的なものでいえば、

ロスギラでは、
 対小型:ウッウ、ヤミラミ、ゲッコウガ
 対大型:ギラティナ 
ロスバレでは、
 対小型:ウッウ、ヤミラミ、ゲッコウガ
 対中型:ライコウ
 対大型:トドロクツキ、かがリザ、テツノカイナ

などがあります。
攻撃の選択肢が多いということは、それだけ相手のデッキや状況に合わせた攻撃ができるため非常に強力な強みだと言えます。

攻撃の選択肢が多い最大の理由はミラージュゲートにあります。
ミラージュゲートによりエネルギー要求の高いポケモンが使いやすくなり、強力かつ多彩な攻撃が可能になっています。

▪️ロストの弱み


次にロストの弱みにも触れていきます。
ロストの弱みは大きく下記3点あると思います。

①ロスト溜め
②ロストする(試合中使えなくなる)
③リソース管理の難しさ

それでは詳しく見ていきましょう。

①ロスト溜め

これはシンプルにロストデッキは、ロストが溜まらないと何もできない点です。
ウッウでロスト4、ミラゲでロスト7、ロストマインやスターレクイエムではロスト10が必要になります。
上手く回れば2〜3ターンでロスト10は溜まりますが、本当に溜まらない時は何もできずに一方的に負ける事もあります。

いかに事故なく安定性してロストを溜められる構築にするかもロストデッキにおいては重要な要素となります。

②カードをロストする

次にカードをロストすることです。
こちらは上手く回れば不要なカードをロストに送るため、山札圧縮と強い山札作りが出来ますが、キュワワーの はなえらび で必要なカードが2枚来た時などに1度ロストすると試合中は2度と使えなくなります。

そのため、はなえらび やアクロマの実験でカードをロストする際は慎重に選択する必要があります。
ロストする行為は強みでもあり、弱みにもなると言えます。
ロストが難しいと言われる理由の一つです。

③リソース管理の難しさ

最後にリソース管理の難しさです。
②ロストするとも被りますが、ここが最も難しい点です。

主に、ミラージュゲート、すごいつりざお、基本エネルギーの枚数の確認と認識は必須です。
またサイドに必要なポケモンやリソースが落ちている場合、戦い方にも影響を及ぼします。
これらの枚数を認識した上で、はなえらび やアクロマの実験でロストするカードを選択する必要があり、一歩間違えた選択をすると後半にリソースが足りず何も出来なくなる事もあります。

ロストデッキで勝ち切るためには、対戦でどんなサイドレースを展開するのか、そのために何が何枚必要かを逆算して序盤から試合を組み立てる必要があります。

つまりロストデッキは自分のデッキだけではなく、相手のデッキ(他のデッキ)についても熟知する必要があります。
それぞれの対面毎の大まかな立ち回りは後述します。

▪️ロスギラの強み

ここまでロストギミックを使ったデッキ全般について触れました。
ここではロストの中でも、ロスギラに焦点を当てて解説を記載します。

まずはロスギラの強みです。
ロスギラには下記3つの強みがあると思います。

①アビスシーク

強みの一つ目は、ギラティナvのアビスシークです。
ロストを溜める手段は大きく二つあります。
キュワワーの はなえらび とアクロマの実験です。
ロストスイーパーなど別の手段もありますが、主となる手段はこの二つです。

ただこの2つだけだとロストを溜める安定性が少し落ちるのですが、アビスシークの選択肢が増える事でその点が強化されます。

また最近はハバタクカミの登場により、キュワワーでロストが溜めづらいシーンも増えましたが、その点もアビスシークであれば安定してロストを溜める事ができるので強力です。

②高火力

次にギラティナ自体の高火力です。
序盤はアビスシークによりロストを溜めながら、後半はギラティナvSTARのロストインパクト、スターレクイエムなど高火力な攻撃が可能になります。

そのため、ギラティナはロストを進める事と高火力攻撃の2つの強みを合わせ持っていると言えます。
また進化前のギラティナvの下技、ひきさく も地味に活用シーンがあるため覚えておく必要があります。

③やや耐久

最後にギラティナの耐久力です。
強みというにはやや弱いかもしれませんが、ギラティナvのHP220、ギラティナvSTARの HP280はリザードンなどの環境デッキの主要攻撃を1発耐えてくれる耐久力があります。

ロスバレのトドロクツキexなどは HPが230ほどで、くるいえぐる を使った後は HP30まで下がります。
その際、ヒトカゲのヒートタックルなどでも倒される事がありますが、ギラティナにおいてはリザードンを倒した後に小型たねポケモンやかがやくリザードンなどに返されない強みもあります。

▪️ロスギラの弱み

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