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子供の頃は、ただ内気な少年だった兄が今では人生に絶望して両親を恨みながら、誰かや何かがいつか現状から救ってくれるかのような生き方をしている。

私とは?人生とは?兄弟とは?家族とは?こういう質問を身内に自殺者がいないような人にすると、人生一度は死ぬ事を考えるものだとか、楽しい事ばかりじゃ無いと言う的外れというか薄っぺらい価値観を押し付けられて来た。

この発言に対する私の疑問は、一度しか死にたいと思わないのか?楽しい事ばかりじゃ無いという事は、生きるのが嫌になるよりも楽しい事の方が多いという事なのだろうか?常に死にたいと思う気持ちの方が強く、ただ生きるという事が苦痛な人にとって、なんの慰めにもならないどころか馬鹿にしてるようにしか思えない。

追及すると、こういう人達は常に他人事で自分の体験談からでは無いというのも特徴だった。机上の空論というか、想像で話すから常に的外れなのだ。そういう人が人生に苦しんでいない訳でもなく、ただ苦しみを直視せずに誤魔化す生き方に慣れているか、悩み苦しみの種類が違うのだろう。例えば、身体に病気があり痛みがあるのと、身内に要介護の人がいるのと、経済面で明日のご飯の心配してるのとでは違うだろうから、私の方が苦しいとか辛いとか無意味なマウントを取りたがったりさえする。

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