シャドークイーン: 収穫ならず
シャドークイーンは中身が青紫色のジャガイモで,北海道で開発された品種だ.芋の色から想像できるようにアントシアニンが豊富らしい.今年の春に,シャドークイーンを生協の産直コーナーで購入し,大半はポテトサラダにして食べ,2個だけ種芋としてベランダで栽培した.栽培に成功すればまた芋を食べられると期待していたが,葉だけが大きく成長し,芋は収穫できなかった.
ジャガイモ(別名: 馬鈴薯)
Solanum tuberosum
ナス科ナス属
原産地: 南アメリカ
シャドークイーンのポテトサラダ
作り方
シャドークイーンを水洗し,皮を剥き,耐熱容器に入れ,電子レンジで加熱した.芋に火が通ったら,シーチキンとマヨネーズをそれぞれ適量加え,芋を雑に潰しながら混ぜた.
※シーチキンでなくサラダチキンだったかもしれない(追記 2024/10/10).
感想
シャドークイーンの食感はあまりほくほくしておらず,ねっとりとしていた.ポテトサラダに合う味と食感だった.今回は入れなかったが,加熱してシナシナになった刻みタマネギを入れるとより美味しくなると思う.
完成後も青紫色が綺麗に残った.冷静に見ると食欲減退色のような気もするが,空腹だったので気にせず食べられた.
種芋の発根
種芋を雨に濡れずよく日の当たる場所へ置いた.4〜5日放っておくと発根していた.
種芋の植え付け
ジャガイモは春と秋に植え付けの時期があるらしい.今回は春に植え付けて,少し早いかもしれないが夏の終わり頃に芋を収穫したいと思っていた.
買ってきた土を袋から出さずに,袋をプランター代わりにして野菜を栽培する方法が流行っているらしいので,シャドークイーンの栽培もその方法で行った.せっかくジャガイモを植えるので,カルビーのポテトチップスのパッケージをモチーフにした土袋を買いたかったが,売り切れだった.ホームセンターの店員と相談して,野菜全般を栽培できる別の土を買うことにした.
出芽
種芋を植えてから僅か2週間で出芽した.芋の色と関係しているのか,芽の色も青紫色がかっていた.
茎と葉の生長
日々葉が生長し,隣の植物に被るほど生い茂り始めた.ここまで生長すると芋もどっさりできるのではと期待していた.
茎の伐採
流石に茎や葉が生長しすぎて,近隣の植物の陽当たりを邪魔していたので,散髪のように茎の先を切った.この頃には茎が伸びて自立できなくなっていた.
収穫を試みた
夏の終わりに差しかかると,葉が枯れ始めたのでそろそろ収穫の時期と思い,茎ごと引っ張り掘り返した.しかし,根の先には芋が1つもついていなかった.そんなはずはないと,土袋の中に手を突っ込んで芋を探したが,芋らしいものは見つからなかった.
芋ができなかった原因は,増し土をせず,芽かきが不十分だったからかもしれない.害虫被害はなかった.
それと,栽培している間にシャドークイーンの花を見かけなかった.なぜだろうか.