Gaza Passages@文学フリマ東京38

文学フリマ東京38にてガザ・パッセージを販売します。 Passages Through…

Gaza Passages@文学フリマ東京38

文学フリマ東京38にてガザ・パッセージを販売します。 Passages Through Genocide https://www.gazapassages.com/ の日本語訳です。売上はガザの写真家とJVCに寄付いたします。

最近の記事

イブラヒーム・マタールさんの日記

 皆さま、こんにちは。パッセージ・スルー・ジェノサイドのウェブサイトはもうご覧いただけましたでしょうか?こちらにはガザの作家やジャーナリスト、医師の日記が掲載されています。ガザ・パッセージのプロジェクトではそれを日本語に訳しています。  今日ご紹介するのは、医師のイブラヒーム・マタールさんです。彼は今もガザで避難生活を送っていらっしゃいます。以下はその一部です。 ”2023年12月24日  私はいつか、生き残って愛するガザへ戻れるのだろうか? また好きなことをすることが出

    • マックルモアのHind's Hallについて

      今、SNSでMacklemoreの"Hind's Hall"が話題になっています。 声を上げ始めたアメリカの学生たちを弾圧する権力を激しく非難しています。 この曲の冒頭に使われている曲は、レバノンの伝説的女性歌手ファイルーズのものです。アラブで大人気です。 先日、ご紹介したヌッルッディーン・ハッジャージュさんの日記にもこのファイルーズが出てきますのでご紹介します。 "とにかく僕は始めてみる。 僕の名前はヌールッディーン・ハッジャージュ。僕はパレスチナ人の作家で、27歳

      • ヌールッディーン・ハッジャージュさんの日記

        ヌールッディーン・ハッジャージュさんの日記が公開されています。彼はガザ出身の作家でしたが、2023年12月2日にイスラエルの爆撃によって亡くなりました。以下に日記を引用します。  ”僕の名前はヌールッディーン・ハッジャージュ。僕はパレスチナ人の作家で、27歳の僕にはたくさんの夢がある。  僕は単なる数字として死亡欄に掲載されるような死に賛同などしない。もう一度言わせてほしい。僕は人生を愛している。自由、子供たちの笑い声、海、コーヒー、小説、ファイルーズの曲といった幸せを感

        • アフメド・モルタジャさんの日記

          パッセージ・スルー・ジェノサイドのウェブサイトでアフメド・モルタジャさんの日記の日本語訳が公開されています。 彼は現在もガザで避難生活を送られています。 こちらでその一部を紹介したいと思います。 "10月23日午後9時17分  僕は殉教した全ての友人たちに謝罪する。君たちを弔う十分な時間が僕らにはない。そして、なぜ僕らの悲しみが断続的に君たちに伝わってくるのかと尋ねられることがあれば、戦争が続くと悲しいことがたくさん起きるから、君たちは僕らの悲しみの欠片を手にしている

        イブラヒーム・マタールさんの日記

          CAMPFIREをたちあげました!

          CAMPFIREの目的  以前の記事にも書きましたが、私たちの目的は5月19日(日)の東京文学フリーマーケットにて「Passages Through Genocide」に掲載されているガザの作家の日記を日本語に訳して本にし、出版することです。 そのための初期費用として約13万円が必要であることが分かりました。  本・絵葉書・シールの印刷代と文学フリーマーケットの出展費(椅子2脚で7300円)を合わせると約13万円になります。これを個人で賄う事は困難なため、ガザやパレスチナ

          CAMPFIREをたちあげました!

          アラブ圏の母の日

          3月21日はアラブ圏の母の日です。 ガザのことを考えるとき、 母親を失った子供たちや、子どもを失った母親を思わずにはいられません。 白い布に包まれた子を抱いた母親の写真や動画をこの5ヶ月半でどれだけ見てきたでしょうか。 あとどれだけ見ればいいのでしょうか? ガザの声の本部のインスタグラムに母親にまつわるエピソードを切り抜いたものがアップされています。 日本語版も2つありますので、この機会にもし良ければご覧ください。

          ヌール・スウェルキさんの日記が公開されました

          ヌールさんは今もでガザで避難生活を余儀なくされていらっしゃいます。ぜひ一度こちらの日記を読んで頂ければと思います。

          ヌール・スウェルキさんの日記が公開されました

          ガザの声とはどんな活動か?

          ガザの声とはどんな活動か?  この活動について簡潔にまとめた文章がありませんでしたので、こちらに書きたいと思います。  こちらの活動では、Passages Through Genocideというウェブサイトに掲載されているガザの作家・ジャーナリスト・医師などの日記やエッセーを日本語に翻訳しています。  また翻訳したものをまとめて、2024年5月19日(日)に東京流通センターで行われる文学フリマ東京38で販売いたします。当日は本だけでなく、絵葉書のセット2種類とステッカー

          ガザの声とはどんな活動か?

          #文学フリマ 東京38に出展します。

          主宰A 挨拶 皆さま、はじめまして。「ガザの声」匿名翻訳チームを立ち上げた主宰Aです。10月からSNSなどでガザの状況を見続けていて、居ても立っても居られず翻訳プロジェクトを立ち上げてしまいました。 私たちが翻訳している文章はPassages Through Genocideというウェブサイト上にあります。私はこのウェブサイトが立ち上がってから、ガザの作家や詩人、医師の文章を読んでいて、日本語版が無いことが気になっていました。ただ、自分一人で翻訳し、プロジェクト運営などでき

          #文学フリマ 東京38に出展します。