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彼女が雀士に育つまで:05

南場01局:三色絡みで倍満だった和了
三色同順を蹴っても尚、強い美麗な和了
「二三四」「三四五」「ⅡⅡ」「ⅣⅤⅥ」「34」ツモ:「5」
基本に則って、端牌「一九」「ⅠⅨ」「19」を剪定して
断公九(=タンヤオ)に寄せていった手牌。
※タンヤオについては後述する予定。ざっくり書けば
「二から八」「ⅡからM」「2から8」のみで手牌形成。

「一二三」「鳥ⅡⅡ」「ⅣⅤⅨ」「1」「668」
初期の手牌はこんな感じ。やや端牌混じりの安そうな構成だ。
雀頭(2枚組)になった索子の「ⅡⅡ」や
「二三四」の面影がある萬子の「一二三」
「ⅣⅤⅥ」の形を導いた索子の「ⅣⅤⅨ」
「345」には少し遠い筒子の「668」
「萬子=マンズ」「索子=ソウズ」「筒子=ピンズ」
前回指摘した引き戻しの場面は無かった。
「ⅡⅡ」は「ⅡⅡⅡ」になったが
平和(=ピンフ)の否定になるし、他に雀頭候補が無かったので
「ⅡⅡ」のカタチに再び戻した。剪定の完了である。

実母には立直の醍醐味を覚えて欲しいので
副露と言う飛び道具を使うことを禁じている。
自力で手繰り寄せると言う力を育む意味でも続けて行きたい。
スピードの速さに着いて来れていないのか
「9を切って」と指示しても
「九」を切ろうとすることがたまにある。
「七八九」と揃っていたとしても、だ。
教官役の僕の言うことは絶対みたいで、今の所、
異議を唱えられたことは無い。従順なる年上の生徒。
もっと鶴の一声、みたいなのが欲しい。
もっとも、実母が独自に発見した気づきを、
僕が気づけていないパターンは低いと思うが。
上記の手牌の和了役は
「立直:1翻」「門前清自摸和:1翻」
「平和:1翻」「断公九:1翻」「ドラ2」跳満:12000点
鮮やかなるオーラスの和了。お見事でした、天晴!

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