見出し画像

ステアリングの外し方

ステアリングカバーを付けるにしても、ハンドルを外したほうが、作業がとてもしやすいです。
また、その他の作業で、ステアリングを外すことが多いので、外すことに慣れておくと良いでしょう。
そうなると、夏と冬でハンドルを交換することも、苦では無くなるかも?!


誤動作しないように

まずは、エアバックとホーンが動作しないように、バッテリーのマイナス端子を外して、作業すると良いでしょう。

とはいえ、私は、手間を省くために、エアバッグとホーンのヒューズを外して、作業を行っています。


F31がホーン、F48がエアバックシステム用のヒューズです。(MAZDA3電子整備手帳より)
エンジンルーム内ヒューズボックスの蓋内側。
図面と予備のヒューズやピンセットがついています。


赤い枠の場所のヒューズを抜きます。
蓋の裏のピンセットでつまんで、真上に引き抜くと外れます。


ヒューズを外しても、3分くらいは作業を行うのを待ちましょう。
くれぐれも、作業をされる方は、怪我のないように、時間の余裕を持って、ゆっくり作業をお願いします。
こちらの作業内容につきましては、参考程度に見ていただいて、作業を行う際は、自己責任でお願いいたします。

ホーンパッドを外す

ステアリングコラムの穴3箇所に六角レンチを差し込んで、ピンを外します。ちょっとコツが要ります。素直にまっすぐ挿入して、押し込むと、ロックが外れて、パッドがポコっと上に上がってきます。


ステアリング右下、4時方向にある穴。反対側にも同じ位置にあります。
ここへ六角レンチなど、先が尖っていないものを差し込んで、ピンロックを外していきます。


ステアリング下部、6時方向にある穴。真下から見上げる画像です。


3箇所目を外すときは、ホーンパッドが落ちてこないよう、手で抑えながら作業しましょう。エアバッグが入っているので、そこそこ重たいです。

六角レンチがお手元にない方は、こちらからどうぞ!


ケーブルを外す

ホーンパッドとステアリングコラムを繋いでいるケーブルのコネクターを外します。

外れたパッドの元の位置に、先程ロックを外したピンが見えます。

黄色いコネクターには、黒いロックピンがついています。これを細めのマイナスドライバー等で、起こして外します。
隣の透明のコネクターは、手で引き抜けば外れます。

何度も外しているので、ロックピンがボロボロですね。


外したホーンパッド。
傷がついたり、エアバックが破裂しないように、安全な場所で保管しましょう。
赤い丸枠で示した、コネクターを抜きます。

12時と8時の方向にも、白いコネクターが刺さっています。
ピンを押し下げながら引き抜けば、すぐに外れます。
ちなみに8時の方向のコネクターが、ステアリングヒーター用のようです。
これを指し忘れて、取り付けたことがありまして、その際に、ステアリングヒーターが効かなくなりました…。
コネクターの指し忘れには、ご注意ください。

ステアリングボルトの取り外し

ステアリングボルトのサイズは、21mmの6角ボルトです。
締め付けトルクは41Nm〜54Nm (整備書記載)ですので、そんなにきつくはないと思います。

インパクトレンチがあると、手早く取り外せます。

ボルトが抜ければ、あとは、ステアリングを持って、引っ張れば外れます。
センターの位置も、気にせず、六角の受け口になっているので、大体の位置ではめれば、元に戻せるので、安心です。

ボルトとコネクターを抜いた状態。このまま、手前に引けばステアリングは、外れます。

締めるときは、トルクレンチがあると、とても便利です!
お手元にない方はこちらからどうぞ!



パドルスイッチの取り外し

では、パドルスイッチも外していきましょう。

外れたステアリング。
このまま作業しても良いのですが、シフトスイッチも外した方が、より作業性が上がります。


裏側から見た図。シフトスイッチの根元に、六角ボルトが左右2本ずつあります。


ボルトを外すには、ラチェットレンチがあると便利です。
こちらの、Amazonベーシックのラチェットレンチをいつも使っていますが、何でもついていて、コスパが良いです。


ボルトを2本とも外した状態。


そのまま上に引き上げる感じで、外します。


コネクターのフックを押し下げて、引き抜きます。
先の細い道具が必要です。


外れたパドルスイッチ。
こちらは白色のプラスチックパーツですが、反対側は、黒いプラスチックでした。



長くなってきたので

今回はこれで終了です。
次は、外したステアリングへ、カバーを取り付ける方法や、付属しているボリュームスイッチやパネルを外す方法についても、書きますね。

最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?