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海外通信制大学について

2020年から始めたアメリカの通信制大学。現在は全120単位を取り終え、成績の悪かった1科目を追加受けている状況で、それももうほぼ完了し、あとは学部卒の認定を待つのみとなった

いやー長かった!!

せっかくの機会なので簡単に記事にまとめようと思います。

背景

まず背景として、私は高専を卒業してそのまま電機メーカーに就職している。
高専は中学を卒業した15歳から工学を中心に学ぶ5年制の学校で、多くの学生は将来技術者となることを目指して入学する。
(私の場合は特に将来エンジニアになりたかったわけではなく、自由な校風にあこがれ入学を決意した。)

高専3年が終わったタイミングの18歳の時に一度休学し1年間カナダに語学留学に行ったので、21歳で高専を卒業している。

なぜ海外の通信制大学?

最初のきっかけは上司からのひとこと。
国内から海外担当に変わった2019年にオーストラリアに上司と初出張した時、仕事を早めに切り上げManly Beachに遊びに行った。その船の中で上司に
「上に登り詰めたいなら大学行ったほうがいいかもねー。それに今は社会人でも勉強を続ける時代だよ」
と言われ、確かにそうだなーと思い、オンラインの大学を調べ始める

その後2020年にインド担当になって、インド案件のプロジェクト履行にAssit携わることになった時に

  • あれ、、英語難しくないか、、?

  • インド人、だれも言う事聞いてくれない

  • プロジェクト組織ってどうあるべきなんだろう

  • 今のままこの仕事やるの無理じゃないか、、?

みたいな状況に陥り
まずは”自分がレベルアップしないと仕事にならん”ということで大学に通うことを決意

そこで英語で授業を受けることができて、プロマネの専攻があるアメリカの通信大学に通うことにした

実際どんな感じだった?

私が通った学校は以下のような感じ

  • 1科目あたり3単位で全部で120単位の取得が求められる

  • 高専の単位を一部変換することができ、33単位取得した状態でスタート。大学で88単位(29科目)を取得した

  • 1科目あたり8unitsに分かれており、それぞれのUnitでAssignmentを提出する

  • Assignmentの中身はそれぞれだが、Wordによるレポート(2‐3枚)が基本。パワポやExcel指定の時もある

  • AccountingやFinanceなどビジネスの基本から、専攻のプロマネにかかわるRisk ManagementやHuman Resource, Communicationなどの科目を受講した

  • また、一般科目に近い物理や歴史、英作文も受講した

  • 科目によっては採点が厳しめな先生もいるが、まじめに取り組めば基本は80-90点くらいの点数が取れる

  • 成績はGPA 3.5くらいで卒業となりそう

  • 1単位$270なので、総額$23,760くらいかかった

海外の通信制大学は価値がある?

良かった点、悪かった点両方あると思う。今後MBAを目指している私の考えは以下

学位を取得できる

MBAはそもそもUndergraduate Degreeがないと応募資格がないので、MBAを目指す上で今回学位を取得できてよかった

英語力の向上

定量的には言えないけど多少は上がったと思う
通信制大学はほかの生徒としゃべる機会がなく、一人で黙々と勉強しレポートを書く繰り返しだったので、スピーキング力は変わってないが、少なくともReadingは成長したと思う

MBA受験時の英語力の証明

International studentは、MBAに応募する際IELTS/TOEFLのスコア提出が求められる。一方、英語で授業を受け大学を卒業した生徒はネイティブ扱いとなりスコアの提出が不要となる(出願予定のMBAスクールのアドミにも確認済み)

よってIELTSを受ける必要がなくなった!これはでかい

専門知識の取得

専攻したProject Managementの知識を深めることができた
特に仕事での経験や実際に現場で起きていることと突き合わせながらAcademicなことを学べるので、より深く理解できたと思う。

規則正しい生活と継続力

正直これが一番の収穫
不必要な飲酒がなくなり、朝型の規則正しい生活を送ることができるようになった。
さらにTime Managementおよび継続ができることを証明できたことが今後自分にとってすごく価値があると思ってる
MBAのApplicationの中で定量的にアピールできるネタになるしね。

会社の昇給・昇格には影響しない

これは残念な点だけど、今回大卒を取得したことによって今務めている会社での昇給・昇格には反映されないらしい。残念だけど仕方ない。。
ただ、転職する際は、高専卒より海外大卒のほうが有利に交渉できると思う

Professional Work Experienceは大卒以降から計算

出願予定の学校のアドミに「働きながら大学を卒業した場合、Professional Work Experienceはどのように計算されますか?」と確認した結果、基本的に大学を卒業した時点から計算するという回答を受けた。

すなわち、大学を卒業するまで9年間働いてるけど、この9年間はProfessional Work Experienceとしてみなされないとのこと。。

ただし、アドミからは、「計算上はそうなるけど、CVに今までの職歴や経験が記載してあれば総合的に判断する」ということで連絡を受けたので、これがネックとなって不合格になることはなさそう(多分)

結論

長々と書いたけど、結論頑張ってよかった。
まだ特にこの努力の恩恵を受けてないけど、今後の人生で必ずやってよかったと思う場面が来ると思う。
そもそも大学を卒業してなければMBAも受験できてなかったので今回やり切ることができてよかった

すこしでも、誰かの参考になれば嬉しいです

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