『たんぱく質』飴屋法水 著 感想文1 ”読み聞かせ”

palmbooksから出された『たんぱく質』が、今日届いた。ずっと気になって読みたかった本。
インスタで紹介されていた文章を読んでピッときた。そのフレーズを10回くらい復唱したと思う。ちょうどお風呂に入る前にそのインスタ投稿を見て、ピッときて、そこから湯船に入るまでに、10回くらい、繰り返していた。

事前に詳細は知りたくなくて、レジに並んで買うのではなく配達して手元に届いて欲しくて、じっくり読める気分で時間があるときに一気に読み始めたくて、手元にお菓子をおいて、と色々とこの本を手に取る理想の状態を考えて迎えた今日。

私がインスタで目にしたフレーズが、果たしてこの本の中に書かれているのかわからないけど、この本を読み進めて思ったのは、絵本の読み聞かせをした日のことだった。

友人宅に遊びにいった私はそこで、友人のお子と絵本を読んでいた。読んで!と渡された本を読んでいて気づいたのは、普段こどもに読み聞かせをしない私も、読み聞かせの体をなしている事。これはつまり、自分がしてもらっていた何十年も前の感覚を頼りに、読み聞かせ然とした読み聞かせをできてるってこと?!と内心驚いたのも束の間、楽しく一緒に絵本を読んだ。

で、本日。
ページを捲るたびに、これは読み聞かせに良い本の予感がしている。誰に読むわけではなく、自分に向けて読み聞かせする本。
1人なんだけど、周りに人がいる感覚がある。
ファンタジーの中にある現実が、とてつもなく現実を突きつけることで、
その姿を追うしかないことが、この本の魅力なのではないか、と20ページくらいまで読んで思ってます。

この本を見た夫が、「筋トレの話?」と聞いてきて、日常生活に戻れた感覚があります。