日本語教師として言い聞かせていること 1(待つことの大切さ)
【聴き分け1】
こんにちは、Lukeです。
先日のレッスンでこんなひとコマがありました。
『ベトナムの学生さんはテトの後、先生と勉強をはじいてましたか』
『私は子供と一緒に病院へ行った後、しもとに戻りました』
この2つは覚え間違いでしょうか?
【聴き分け 2】
『どうぞよろでぃくお願いします、Lukeさん』
これは明らかに上手く発音出来ていないケースですよね。
発音矯正が必要だと直ぐに分かりますし、何を言いたいのかがこんなに分かりやすいケースは稀なのですが。😅
【教える前に考えてもらう為に待つ】
私は学習者さんに言いました、「こちらこそ、よろしくお願いします」「でも、今言ってくれたことに間違いがあります、どこが間違いか分かりますか」と。
答は、教師に強い尊敬の念を抱いてくれる国の学習者さんらしいと私に思わせる一方で発音に間違いがあるとはやっぱり思っていなかったことを私に知らせるものでした。
『私が、Lukeさんと言い、先生とは言わなかったのが間違いです』そう答えたのでした。
そこで、『よろでぃく』と日本人の私に聞こえていることを伝え、録音した『よろでぃく』と『よろしく』を聞き比べてもらってその違いが分かるか確認したのでした。
こんな風に分かりやすいケースより何回か発音してもらい何が言いたいのかを想像することの方が多いのですが。
【私の願い】
分かってみると何故これが分からなかったのだろうと思うのですが、たとえば、「朝、ひゃく」としか聞こえなかったのですが「朝、早く」だったりとか。😅
すごく真面目だし熱心だからこそ辛抱強く聞こうと言い聞かせているのです。
そして、何故、何が、間違いだったのか説明するのでした。
ちなみに「はじいて」「始めて」、「しもと」は「仕事」のことでした。
2023/2/11
Luke
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