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かつうら海中公園って、ご存知ですか。

海の底を歩けちゃうところ、あったんですね。




かつうら海中公園とは

千葉県勝浦市鵜原地先の一帯が、勝浦海域公園に指定されています。その中心となる施設として沖合い60mの位置に海中展望塔があり、季節を問わず海中の様子を見ることができます。
海中展望室からは、季節ごとにたくさんの魚や海底の様子をご覧になることができます。

かつうら海中公園海中展望塔ホームページhttps://www.katsuura.org/より

…とのこと。
海の中を覗ける施設といえば、他には神奈川県の三崎にある水中観光船「にじいろさかな号」が思い浮かびます。こちらは船底に展望室があるタイプ。
船から海を覗くのも楽しいですが、また違った趣向がありますよね。船酔いも怖くありませんし。

透明度次第の料金設定

いかんせん、海は日によって濁ってしまうもの。
仕方ないとはいえ、せっかく来たのに何も見えなくては、きっと悲しいでしょう。

でも、かつうら海中公園なら大丈夫。
透明度、海の中を見渡せる距離に応じて利用料金が変わるのです。

4m以上:980円(通常料金)
2~3m:650円
1m:330円
0m:160円

私が訪れた日は、4m以上見渡せるコンディションでした。
しかし、透明度が0mの日というのは、一体どれほど見通せないのか。運が良ければ窓にへばりついたサザエのお腹を眺めて心を癒すこともできましょうが、それを高いと感じるか、安いと感じるか…。

展望塔への道

窓口でチケットを購入したら、沖合いの展望塔まで歩いて向かいます。

右奥、水色のトンネルから展望塔への道が続きます
壁の波模様が可愛らしいトンネル
長い橋を歩き、入り江を抜ければ展望塔入口が
海のきらきらが窓に映っていて綺麗でした

展望塔の入口には窓口があり、受付の方にチケットを渡したら、螺旋階段を下っていきます。

いざ、海の中へ

螺旋階段は96段。途中に椅子もありましたよ

階段を下っていくと、頭上に「ここから海の中」との看板が。こんなの、わくわくしない人いるのかな?

360度、ぐるっと窓がありました。
潜水艦のような窓。
メバルと、イサキの群れ。
近寄ってきてくれたイサキと目が合ったり。
クロダイも。このあと、ブダイにも会えてびっくり。
海の底から眺める、光のゆらめき。

他にも、スズメダイやチョウチョウウオ、イシガキダイ、ハコフグ、カンパチの幼魚、メジナ、アイゴ、タカノハダイ…などなど。いろんな魚に会えて、時間を忘れて楽しみました。多少は餌付けをされているかもしれないけど、そもそも見えているだけでこの魚種の多さというのは、豊かさがあってこそではないでしょうか。


帰路

浮上してみれば、外は夕暮れ。
その景色もまた綺麗でした。

海上も見渡せる高さ。
あの白いところが砂地かな、と想像してみたり。
入り江には、お土産屋さんやレストランも。
波の音に包まれ、送られて。

近くに、立派な「海の博物館」もあって、行きたかったのですが…今回は時間が足りず行けませんでした。また次回…。

たまには、水族館じゃなくたって

ーいいじゃないか。と、思ったのです。
水槽には無いどこまでも奥行きのある海、悠々と泳ぐ魚。
さっき渡ってきた、海の底。
この展望塔がなかったら、海深く潜らなければ見られなかった景色。

水族館が大好きだけれど、たまには。

何かものを言いたげな、イシダイさん

https://www.katsuura.org/

こちらは、かつうら海中公園のホームページです。

次の休日に、いかがでしょう。

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