アルパカ

テック系を中心に流行の内容などに思ったことを書きます。 技術的詳細には会社の業務などが…

アルパカ

テック系を中心に流行の内容などに思ったことを書きます。 技術的詳細には会社の業務などが絡んでしまう場合があるため踏み込みません。 週1ぐらいの更新です。

最近の記事

繰り返す集中と分散の歴史

30年以上昔に大型計算機が全盛で、データセンターに置かれた巨大なコンピュータリソース(今となっては小さいですが)を顧客ごとに切り分けて共有する形でアプリケーションを実行していました。この後、Sun Microsystems を中心としたワークステーションの台頭、インターネットの普及、Linuxの誕生を経て、利用する顧客がそれぞれコンピュータリソースを立ち上げる分散環境へと変化しました。 現在はみなさんご存知の様に、クラウドサービスという名には変わっていますが、大型計算機と同じ

    • Appleが最先端から取り残された話

      個人的にどうでも良い存在なので、何をしていようと良いのですが、巨大企業、そしてOSを含めたプラットフォーマーから外れたな…とWWDCの記事を読んで感じました。 Siriの呪縛元々SiriはAI関連が苦手なAppleが買収した企業が作っていたものです。その後もレベルの低い音声認識程度のものをすごいものの様に宣伝してきましたが、ChatGPTやBard、Bingなどが出てきてからは完全に先頭集団から置き去りにされました。気持ち悪いアイコンや絵文字で誤魔化せる時代は終わりました。

      • リモートワークは良いとは言えない

        コロナ禍前からリモートワークをしていましたが、最近出社頻度が増えて感じたことをまとめます。 まずはリモートワークに感謝長年の病気により通勤がかなり難しい状況が続いていたのですが、リモートワークが浸透し始めオンライン会議が増え、電子データ中心の仕事になってからは無理なく働くことができて非常に感謝しています。 好きな仕事ですから、ライフワークバランスなどに興味はなく、とにかく仕事がしたいと言う思いがありました。テレワークは自分の好きなコンピュータ環境で自由に仕事ができる素晴らし

        • 検証可能なAIの必要性

          ChatGPTなどチャット型AIが出現するまでAIの課題として挙がっていた「検証可能(説明可能)なAI」の必要性について書いてみます。 ブラックボックス化が進んでいるニューラルネットワークを使用したモデルはある程度推測はつきますし、学習内容での調整は出来るのですが、基本的にブラックボックスとなります。AIの最大の特徴は、過去に人間が取りこぼした関連性などを力技で見つけてくれることですが、この場合、何故その結果が出たのかを明確に説明できない、結果が変化した場合に変化した理由が

        繰り返す集中と分散の歴史

          チャット型AIは単語のスロットマシン

          はじめまして。 過去にはセキュリティ関連などの記事を書いたりしてましたが、ある日急に嫌になって全部消してしまいました。色々考え方が変わり、今後はテック関連を中心に思いついたことや変だと思ったことなどを書いていきます。 大規模言語モデル(LLM)の全盛期? 去年ChatGPTが出現してから、大ブームとなっているチャット型AIに色々思うところがあります。正直なところ今が全盛期かなと思っていて、今後はあらゆるテクノロジーにありがちな幻滅期がやってきます。「AIを使った…」と言うフ

          チャット型AIは単語のスロットマシン