授業の余談:「自信」の正体を言語化する
現在、現代文の授業でど定番『山月記』をやっている。だいたい3年サイクル(そのまま学年を持ちあがることが多いので)でこの教材をやるのだが、作者の中島敦の文章に毎回感嘆のため息が出る。思わず朗読したくなるような、特に李徴の即席の詩のところなんか、読みながら気持ちが高ぶっていくような、なんとも不思議な気持ちになるのだ。文章の力ってすごい!
さて、初読で李徴の性格を生徒に聞いたら「自分に自信がある」という答えた生徒がいた。「自信」というワードに引っかかったので、全体にこんな質問を投