ピストル大名の冒険をクリアしたのと、感想や語りなど

2023年1月9日、かねて年初から攻略し始めたピストル大名の冒険をALLクリアすることが出来ました。

悪ガッパ→しゅりけん団→あやかしと、一番簡単なルートでありますが、この時YouTubeで2回目の生配信していたのもあり、最初の生配信から1週間でクリアを達成しました。以前の認識からしたら驚きの攻略スピードであり、なおかつクリアまでやった結果、ゲームに対する印象も大きく変えられた気がします。

ピストル大名を悪く見ていた時期

まず、このゲームの定評としては悪い方に見られているところです。
よく言われそうなところとしては、
・バランスの悪い激ムズゲー
・爽快感に欠けて面白くない
・ナムコ暗黒期の象徴
・ク〇ゲー
といった感じです。
自機に癖があって遅い、通常ショットの火力がない、溜め撃ちが放物線を描くように飛んで当たりづらい、その上敵硬いし素早かったり避けづらい攻撃が多い…大抵上げられる問題点はそんなとこだと思います。
自分も上記に当てはまる評価を出していた身で、かつてはやらずにその定評にとらわれたところですが、ある動画がきっかけでその後のプレイも含め、評価が一気に定まることになります。
2016年に開催された、高田馬場にあるミカドのイベントの動画です。

参加者でコンティニューしてでもピストル大名の冒険をクリアする、という企画なのですが、敵に押されるわ激しい攻撃が沢山あるわと、ステージの頭からやり直しということも含めて一向に攻略は進まず。
そして最終面のボスラッシュに到達するわけですが、コンティニュー不可能ということや、閉店間際の時間帯であったため、攻略は失敗に終わりました。
このことから、「このゲームはマジでやばい」という認識を植えつけられました。その後、プレイする機会に恵まれたのですが、正しい遊び方が分からず、敵に押され押されの状態で、悪ガッパの序盤で終わっていた気がします。

遊び方が分かった時

その後、ミカドにていくつかのプレイヤーがピストル大名をクリアしているツイートを見て、「上手い人はこんなムズイゲームクリアできるよな…」と思いながら過ごしていました。
しかし、時は経ち、とある配信を見て、このゲームの遊び方や立ち回りを知ることになります。
2020年1月4日(ギリギリ奴等が来る前...)、ビデオゲームミュージアムロボット深谷店の配信でピストル大名が配信されていました。(ロボットさんには後々リクエスト配信でお世話になりました)


年始からこのゲームの配信とはすごいなと思いつつ、最難関の黒船ルートを経由してクリアするというプレイも見て驚愕していましたが、それよりいくつかのプレイにて気づいたことが。
…通常弾バリバリ連射してるのではなく、中溜め弾を連射している?
溜め弾なので放物線を描きますが、威力は十分であり、なおかつまぐれも含め、敵に当たっていました。また、コメントにも、中溜めで連射するのが基本とあった気がしまして、なるほど、こうやって遊ぶんだ…と気づかされた瞬間でした。それでも遊ぶところはなく、まあ、自分はクリアできないなと思っていたところでした。

アケアカで大名降臨、そして...

2021年10月、アーケードアーカイブスにナムコ(バンナム)が参入。これまで多くのゲーマーに望まれながらも、レトロアーケードゲームの移植に消極的だったバンナムがアケアカ参戦という形でビッグニュースになり、参入直後のタイトルがパックマン、ゼビウスと不安がられてたものの、次回タイトルが源平討魔伝と期待度が向上。その後、リブルラブルやドラゴンスピリット、ワルキューレの伝説とメジャータイトルからホッピングマッピーやデンジャラスシードとマイナータイトル、サンダーセプターやメタルホーク等の初移植タイトルがリリースされ、今に至るわけですが、2022年1月に奴が現れます。
そう、ピストル大名がアケアカでリリース。
これには多くのユーザーが驚き、一部は歓喜するという状況になりました。
そしてリリース日、多くのユーザーがピストル大名を遊ぶわけですが、キーコンフィグに中玉連射の設定が。
分かる人にとっては分かってるという所でしょう。自分も中玉連射ボタンを割り当て遊んでみました。
...敵をサクサク倒せる!ボスも一部瞬殺!
その勢いで、買った直後から悪ガッパルートクリアし、しゅりけん団まで到達した覚えがあります。
その後は攻略中のゲームに専念していたので一旦しまう事になりましたが、遊んだ後の感想が
…あれ、こんなに気持ちよく行けるもんだっけ?
と思いました。
これは中玉連射のおかげとも言えるかもしれませんが、以前の認識が覆りつつあった瞬間でした。

クリアを目指してそして今...

そんなこんだで、タイトル画面がおめでたそうというどうでも良い理由で本タイトルに挑戦しました。
攻略直後はしゅりけん団その4に苦しめられるも、対処方法も身につけ、あやかし3ボスとその4を細かくパターン化し、ゴンスケ団はさほど難しく無かったこともあり、サクッとALLクリアできました。
クリアまでやってみた結果、
「何だこのゲーム、案外面白いじゃないか!」
とまで思いました。
これもやっぱり中玉連射の(ry もあると思われますが、ギリギリ押して押されつつのスリルが良く、難所も分かればそれなり安定して越えられるゲームだと分かりました。
そんなこんだでテンポの良さもあって、クリアまでは意外と手が届きやすいタイトルと再認識しました。

クリアまでプレイし終えて...

そんなこんだで、ピストル大名は名作で良作!とは言い切るのは難しいものの、セオリーが分かった上でやってみると案外面白いというのを認識しました。
そして、ここからは話が変わるのですが、ピストル大名みたいに、色々分かった上で遊ぶと意外と遊べた、というのは80年代後半〜90年代ナムコ作品にも一部見受けられるとは思います。
ファイネストアワーやデンジャラスシードは個人的には同様でした。
その辺りの時期は、他社が力を伸ばしつつ、比例してナムコが少しずつ力を落とし始めたとも言われますし、それまでの作品群からしてナムコらしくないとも言われそうな作品も出始めたのもあり、そういった印象が擦られてしまったのでは無いかと考えています。
今でもレトロゲームを設置しているゲーセンの配信チャットやSNS等で、まれに昔のナムコはどーとか、黄金期や暗黒期やらの話題を見かけますが、30年近く以上経って再評価されてたり、その世代の後の方や当時やらなかったプレイヤーによってまた違った評価が出たりしますし、もうこういう議論での評価は現代では必ずしも通じるわけではなさそうな気がします(あくまで個人の感想です)。
自分も、本物の名作と言えるものに触れながらも、たまにこういう作品にも触れてみて、機会があればクリアまでやってみようと思います。
個人的にはブレイザーがやりたいですが...ゲーム性としての評価は難しいかも...?(それでもなんだかんだ好きだったりします)

ちょっとした攻略のアドバイス

攻略に関してですが、他より詳しく記載されているWikiがありました。

もちろん、これに全て投げやりとはいかないので、我流ですが、一番難易度の低い悪ガッパ、しゅりけん団、あやかし経由で行く際の簡易アドバイスを記載しておきます。

・基本は中玉連射。通常弾連射や大玉は状況に応じて(アケアカの中玉連射設定はどちらでもいいが安定重視のAがいい?)
・悪ガッパ4ボスはなるべく近づいて、中玉連射(開幕大玉当てられると良さげ)
・しゅりけん団4ボスは、その前のタライ戦車を撃たずに流してから挑む(タライ戦車は撃ちに行くとと後ろに下がる傾向があり、むやみに撃つとボス戦と重なる)
・あやかし3ボスは大玉撃ちつつ、ドクロがたくさん出たら中玉連射でつぶしていく(…すみません、この方法で安定する形が見つからないままです)
 また、ボスがくる前に一番右端に移動してドクロを吐く襖を全破壊し(襖は当たらない)、ボスを下で潜りながら大玉撃つ...という方法だとわりかし安全に倒せる。
・あやかし4の砲台地帯は、その前の敵を誘導しつつ、すぐ前に出て真ん中で位置取る。(砲台壊しつつガチ避けもいけますが、安定せず現状はバリア前提)

あくまでまだクリアしたばかりで、かつ一プレイヤーのアドバイスなので、あとは先述のWikiや色んな方々の動画を見て研究していただければと。

最後に...

中玉撃ってくのが基本と分かれば、それなりに面白いゲームになると思います。興味があればチャレンジしてみてください。

おまけ

初クリア時の動画も上げております。
今見るとグダグダかつかなりギリギリですね...(苦笑)
https://youtu.be/-jEFx22Gvmo



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