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【残酷すぎる成功法則】を読んだ感想

こんにちは。
今日は一週間程前にブックオフで購入した本の感想を綴ろうと思います。

【残酷すぎる成功法則】

著者:エリック・バーカー  監訳:橘玲
              訳 :竹中てる美

まず簡潔に紹介しますと、世に多く広まっている、「幸福になれる」とか「人生うまくいく」などの自己啓発本(成功法則)を細かく調べて、エビデンス(証拠)を元にどれが正しくてどれが間違いなのかっといったことが明確に分かる自己啓発本であります。

とはいえ、この本に「普遍的な成功法則」が書かれているわけではないのでご注意いただきたい。そんな成功法則があればこの世の全ての人が成功してしまうことになっちゃうとのこと。

では、実際に書籍を通読して私の心に響いた文を一部ではございますが紹介します。

現代では成功の基準がすこぶる高く、前世代の熟年層は自己への期待がそれほど高くなかった。P315〜316

確かに今の私たちの生活にはインターネットが普及し、自分より優れている者が際限なく存在します。そこから理想とする人物像を過剰にあげすぎてしまい、現実と理想とのギャップに挫折するケースが多々あると上記引用部分から痛感しました。

テレビを流すと極々一部の成功した人を大々的に取り上げて、世間一般の人たちに、成功の定義を押し付けているようにも思えるのです。成功の定義は自分で決めるものであり、決して他者の成功の尺度に合わせてはいけないと学びました。


今や、少ないもので暮らす【ミニマリスト】方が増加していますが、彼らの考え方が今後、インターネットに囲まれながら生きている現代人にとって必要な考え方なのだと感じます。

もっともっとと、たくさんのお金、食べ物、物品、コンテンツを貪り求めることは短期的に幸せになることができるかもしれませんが、それを追い求めた先に幸せが待っているのかと言われればはたしてどうなのでしょうか?

飲食も自分の胃袋の適量を超えて食べすぎてしまえば、食べている時は幸せかもしれませんが、そのあとは苦しくて動けなくなったり後々大変ですよね。それと同じように物欲も際限がなくなると散財することになり、生活が困窮してしまうかもしれません。

一番大切なこととして自分の幸せの基準値を的確に判断し、なるべく贅沢はしないことが重要なのかなとの感想を抱きました。


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