今月の読書 4/17 「火縄銃/日記帳/二銭銅貨/D坂の殺人事件」

 タイトルには「4/17」と書いとりますが、本noteの投稿は、4/29…。
この4作品読み終えたのが、4/17なんです。そんで、なぜ間隔があいたのかというと、元々5冊分まとめて上げる予定が、最後の作品を読み終えることができなかったので。個人的な目標として1か月最低一本、読書感想を記録したいと思ってるので、5本目を読み終えないまま、投稿します。


 そもそも、一冊に限定してなのは、今回は短編多めなので。青空文庫を利用させていただきました。ちなみに、5冊目は「赤いカブトムシ」です。すでに、お気づきでしょうが、すべて著作:江戸川乱歩です。江戸川コナンの江戸川ですね。学生時代見ていた「乱歩奇譚」というアニメを契機に、「怪人二十面相」を読んでいたので、それ以外の作品を読んでみようかなと。

火縄銃

 江戸川乱歩の処女作ということで、最初に読んでみました。シンプルで面白い作品でしたね。トリック自体は初歩的なモノですが、犯人ではなくただの自然現象というのが読者の予想を裏切っていて面白いですね。犯人のいない殺人というのは古今東西それなりにあるようですが。それにしても、銃殺でそうというのも唯一無二って感じです。

日記帳

 こちらは私が読んできたものの中では珍しく、人死になしです。死んだ弟の日記帳に係るミステリなのですが、ちょっと切ない…。「一種の淡い戦慄」などの文章は結末への伏線ですね。読んでる途中、確かに違和感がありましたが、ちょっとスルーしてました。まぁ弟の死因が病だったのがせめてもの救いだったと思います。

二銭銅貨

 こちらも人死になし。どこかに隠されている大金の在り処を探すっていうやつなんですけど、個人的にはちょっとモヤモヤが残ります。二銭銅貨のトリックも大金の在り処も結局明かされませんでしたからね。場所を予想する過程も個人的にははまりませんでした。暗号と相性悪いかも。

D坂の殺人事件

 謂わずと知れた《明智小五郎》シリーズ。そうとは知らず、読み始めたので登場したときは、ちょっとテンション上がりましたね。着物の色が違って見えるトリックがただの人間の認識齟齬の問題だったのは、正直拍子抜けでしたが。トリック面は、割と雑だと思いましたが、やはり明智小五郎のキャラクター性は魅力的に感じてしまいますね。




とりあえずGW中には、積読消化しときます。

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