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総合内科専門医試験対策 コラム(2024年 総合内科専門医試験:序章)

2024年5月26日(日)に第4回内科専門医試験が実施されました。

受験された先生方、本当にお疲れ様でした!!!
専攻医を終えたばかりで、4月に環境が大きく変わられた先生も多かったと思います。そんな中、5月に試験だったので本当に大変だったと思います。試験結果の発表は7月末とのことです。本当に本当にお疲れ様でした!!!

試験後1週間、続々と情報が出てきています。試験に関する情報につきましては少し落ち着いた頃にまとめたいと思います。

そして、いよいよ次は総合内科専門医試験です。
第52回総合内科専門医試験は2024年11月10日(日)に横浜と大阪で開催されます。出願期間は5月9日から7月8日であり、現在まさに出願期間中です。

内科専門医試験は今年で4回目でしたが、総合内科専門医試験は今回で52回目です。まさに「内科系の専門医試験の最高峰、絶対的王者」と言える試験です。

総合内科専門医試験はこれまでは9月に開催されていましたが、今年は11月になりました。準備期間は長いに越したことはありません。この記事を書いている時点でまだ5ヶ月ありますが、最難関の試験であることは間違いないです。まだ先だと意図的にセーブする必要は全くありません。

今回の内容は2024年の総合内科専門医試験の序章です。
「序章」とは、いよいよ始まるいう意味で書きました。まだ出願期間中で試験まで5ヶ月以上あります。11月なんてだいぶ先のことのようではありますが、ひっそりと静かに水面下で始まりつつあります。直近に内科専門医試験があり、もっぱらこちらの話題が占めていましたが、内科専門医試験も終了し、いよいよ総合内科専門医試験が近づいてきます。SNSなどもまだまだ静かなのですが、まるで嵐の前の静けさのようにひっそりと前兆が始まりつつある段階です。

序章として、内科専門医試験と総合内科専門医試験の近況について書きたいと思います。
いまや内科系の専門医試験で2大巨塔となりましたが、近年どちらの試験も絶対に落ちるわけにはいかないという状況になっています。

まず内科専門医試験においては、合格率が90%を想定されており、この合格率の高さから単純に落ちるわけにはいかない。さらには、J-OSLERの導入後、この試験に合格しないと各科の専門医試験を受験することすらできません。不合格になるわけにはいかないものです。

そして、総合内科専門医試験。
今回受験される先生はよくご存知だと思います。措置的試験という扱いです。2026年までに1回のみ病歴要約の提出を免除されて受験することができます。仮に今回受験して不合格であったとしても来年受けることはできるのですが、病歴要約が必要になります。総合内科専門医試験を受験される先生は、すでに各専門科に属しておられると思います。追加でレポートを作成することは不可能ではないかもしれませんが、現実的にはかなり厳しいです。つまり、1回のみ与えられている措置的試験という意味合いを持っています。

そのため受験される先生はこの1回限りの受験タイミングを入念に計画されていることと思います。過去記事にも書きましたが、日常臨床が忙しかったり、他の専門医試験と重なったり、特に女性の先生で子育て中で勉強時間が確保できない、というそれぞれの先生のご事情により、たった1度の措置的試験のタイミングをよく考えておられます。今年はやめておいて来年受けようと調整されることがよくあります。私の周りにもそのような先生は多いです。

つまり、今回受験を申し込みされた先生方は、満を持して、覚悟を決めて出願されているということです。確実に1発合格しなければならないという気持ちで試験に臨まれるはずです。このように考えると、ギリギリ合格を目指す勉強は得策ではなく、しっかりと作戦を立てて十分な勉強時間を用意する必要があります。

本試験はとてつもなくハードな試験です。1日でも早く、今日から「本気」になって勉強してもらえればと思います。これから勉強を開始される先生は過去記事にもいろいろ書いておりますのでご覧ください。今後もお役に立てるよう書いていく予定です。

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