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総合内科専門医試験 コラム(ストレスが限界になるのは普通である)

先生方、日々の勉強本当にお疲れ様です。

総合内科専門医試験が近づいてくると、半端ではないストレスがかかります。
過度のストレスで胃潰瘍くらいできるんじゃないかと思ったくらいです。

今回はそのストレスついて書かせていただきたいと思います。

毎日の仕事や家庭のイベントをこなしながら、なんとか時間を捻出して続ける試験勉強。肉体的に相当ハードです。睡眠時間も短い日々が続きます。
そして、試験が近づくにつれて増してくる精神的なストレス。このストレスとは、イライラというのではなく、「精神的負荷、プレッシャー」です。

私の場合、試験勉強を開始した時点で、ほぼすべての問題が解けないという絶望から始まりました。そして、勉強を進めても、範囲が広すぎて、覚えることが多すぎて、終わる気がしない。間に合う気がしない。常に焦りと共に勉強していました。

特に、試験1-2ヶ月前はかなりストレスがかかっていました。それなりに勉強はしているはずなのに、いくらやっても終わりが見えない、全く受かる気がしない。
さらに、試験まで1ヶ月を切った頃には、だいぶ疲労もたまってきて、「いつまでこの勉強を続けるんだ」という気持ちと、それに相反する「まだ試験日が来られては困る」という気持ち。「本当にマジでヤバい」と焦りながら勉強をしていました。おそらくほぼすべての受験生が同じような状態に陥ると思います。それくらい総合内科専門医試験はとてつもなく大変な試験なのです。

そこで、今年受験される予定で、現在しんどい思いをされている先生方に、是非お伝えさせてください。

第一に、大前提として、「ストレス限界の状態が続くことが正常」だということです。次に、「ストレス限界は自分だけではない、みんな同じ」だと知っておいてください。まずは、これで少し気が楽になると思います。

試験を受ける本番の時点で、「余裕だな」とか「ほぼ受かるだろう」というレベルに達している先生はほぼいないと思います。実際、得点率だけでいえば余裕を持って合格したという形になった私でも、日々のストレスは半端なかったですし、これで大丈夫という域には全く達していませんでした。試験前日になっても受かる自信はありませんでした。

総合内科専門医試験というのは、とんでもなくハードな試験です。これだけ精神的に追い詰められても、それが普通なんだと思います。自分だけではありません。安心してください。

そして、このストレス限界の状況。どうすればいいのか。

試験を終えた受験生として、
「ストレスを抱え続けたまま最後の最後まで勉強を続けるしかない」
これが結論である、と至りました。

過度のストレスがかかった状態が続くのはしんどいです。でも、総合内科専門医試験というのは、それくらいハードな試験なのです。ストレスを消し去る方法はないと思います。試験が終われば解放されます。それまでは耐え切るしかないです。

そして、この負荷がかかった状態でも毎日の勉強を続けてください。途中であきらめないでください。最後まで自信を持てなくても、自分の中で時間の限りやれることやってください。それをやめないでください。

実際に合格された先生の話を聞いていると、そうやってしんどい中でも最後まで頑張り続けて、自信が持てないまま試験日を迎えても、結果的には合格されていたという人がほとんどでした。私もそうでした。

試験日までの期間限定です。
その間はしんどいですが、ストレスを抱えて、もがき苦しみながらも、粛々と勉強を続けるしかないと思います。総合内科専門医試験とは、それだけ価値のある試験です。

試験まで、本当に本当に大変だと思いますが、頑張ってください。

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