7976三菱鉛筆(店舗レポート)
2023.3
久しぶりにロフトに行きました。
少し、三菱鉛筆について気になっていたので、文具売り場を見にいきました。
見てみると、クルトガタイプのペンが売り切れていました。
またボールペンの品揃えをみると、扱っている三菱鉛筆の商品は価格の高いボールペンばかりでしたが、ほとんどがクルトガタイプの商品でした。
種類はかなり多くありましたが、価格は550~1000円程度が多くある印象でした。
比較的単価の低いボールペンはパイロットなどでした。
三菱鉛筆といえば、ジェットストリームの印象です。
コンビニなどに行ってもジェットストリームは扱ってる店舗は多いと思います。
価格は200~300円程度で、比較的購入することは多いです。
ジェットストリームの特徴は、
書き心地が良いことです。
「速乾性」や「なめらかな書き心地」が特徴の油性ボールペンです
またノベルティ用の名入れボールペンに採用されることも多く、100万本の販売実績があります。
この三菱鉛筆に注目するようになったのは、昨年の秋頃だったと思いますが、その時に、SNSで、三菱鉛筆の商品が店頭で、品切れ状態になっている投稿を見て気になっていました。
ちょうどその頃に、グッドデザイン賞がありましたので、三菱鉛筆の製品を見に行ったと記憶しています。
実際、展示会では、数多くの文具が展示されていました。
開発経緯をみると、
“芯が回ってトガり続けるシャープ”として多くの学生ユーザーの方に使用していただいているクルトガの新スタンダードモデルとして開発
クルトガエンジンを改良し、ペン先のブレを大幅に軽減し、グリップを搭載するなど、誰でもストレスなく使えるモデルとして発売しています。
コメントなどをみると、学生など長時間利用する人に向けてのシャープペンのようです。
価格も500円前後の設定となっています。
中計の重点施策では、国内では、クルトガとジェットストリームを柱にしています。
クルトガのペンは知りませんでしたが、2008年に発売されており、
シリーズ販売累計9000万本以上を記録し、
14年連続シャープペンシル売上No.1のペンになります
発売当初は、画期的な商品だったようです。
通常のシェーペンでは、使用してくると、線が細くなり、芯の粉が出てしまいますが、クルトガのペンは芯が書くたびに回転するため、ずっと同じ状態で書き続けることができます。
また長時間勉強する人のためにグリップを搭載しています。
ペン先側が広がっている形状にすることで、指が引っかかりやすく、持ちやすい設計となっています
決算資料のコメントでも国内ではシェープペンシルのシェアを伸ばしているように思います。
海外ではジェットストリームの人気が高いですが、
シェープペンシルの売上は89億と前年に対して20%伸びています。
シャープペンシルなどは比較的低価格な100~500円ぐらいが主流になっていますが、それでも以前に比べると、機能性の高いペンが増えているので、単価は上がっているように感じますが、
日経の記事によると、5000円を超える高額商品が売れ行きを伸ばし平均単価を押し上げているようです。
ぺんてるのオレンズシリーズは高単価ながら、出荷本数は約24万本を超えており、ヒット商品となっています。
冒頭で、品切れしている三菱鉛筆のクルトガのペンも5000円を超える商品になります。
発売から半年以上を経てもなお店頭では入手困難な状態が続いているとありますが、以前、入荷困難のように思います。
近年、高単価のペンが投入しているのは、購入者の価値観の変化もあると記事では書かれています。
コロナ前の出荷本数で見るとまだ戻りきっていませんが、
出荷金額で見ると、コロナ前を上回る数値となっています。
2019年実績:本数1.2億本 金額175億