9267 Genky(店舗レポート)

2024.2  




久しぶりにゲンキーの店舗に行ったので、書いてみます。
引っ越していたので、ゲンキーに来店したのは、2年ぶりぐらいです。
ただ戻ってきていたら、周辺環境はかなり変化していました。
簡単にいうと、競合が増えていました。

店舗数も 20/6月期には300店舗ありました。
当時は高速出店で、年間50店舗前後出店していましたが、
現在は30店舗前の出店に落ち着いていおり、現在は400店舗前後ま店舗は増えていますが、それほどゲンキーストアの店舗が増えていると実感はあまりないです。
どちらというと他社のドラックストアの出店の加速の方が目につきます。


ゲンキーストアは7000人商圏でも集客と収益を確保できる店を目指し、少ない競争相手の中での安定収益モデルを構築しています。
一般的なドラックストアの商圏人口は15000~20000人前後となりますが、ゲンキーストアは食品に特化した店舗になりますので、7000人の商圏でも出店でき、あまりスーパーなどがないエリアにも出店しています。
ちなみにコンビニは半径500mに3000人商圏人口が出店の目安となっています。
そのうち1/4が来店すれば経営が成り立つそうです。
ゲンキーの場合は半径2.5kmを商圏人口と考えているようですが、売上から換算すると500人前後は来店している計算になります
現在のドラックストアの店舗は19000店舗があり、店舗当たりの人口は6300人前後になりますので、7000人という数値は妥当性があるような気がしますが、この7000人に設定した理由はちょっと気になります。

ゲンキーの店舗を見ると以前と比べて、惣菜がかなり充実しているように思います。
サンドイッチなども増やしていますが、かなり価格は安いです。
コンビニで売ってるようなサンドイッチが199円で売られていてちょっとびっくりします。
ドラックストアの惣菜は価格は安いイメージは強いですが、それほど購入されている印象はないです。

パッケージの製造元を見ると、自社で作っている製品はかなり多いです。
製造は岐阜と富山の物流センターから納品されているようです。

あと目に止まったのは、このPOPです。
ゲンキーのPBブランドになるようですが、食品売り場ではかなり多くあります。感覚的には3割ぐらいはPBブランドに変わっているのではないでしょうか?
通常の商品でも安いと感じますが、PBはさらに安くちょっと驚きます。
直近の資料でも点数では約3割はPBの売上になっています。



またセルフレジを今後導入する予定となっています。
来店した店舗では、まだセルフレジは導入されていません。
業務スーパーなどでもセミセルフレジが導入されていますので、今後、ゲンキーでもDXを進めていけば、さらに効率性は上がっていくのではないかと思います。
資料によると年間5億円の削減効果があるようです。
ゲンキーのレジは常に混雑していることが多く、長い時は20人ぐらいの行列ができていますので、改善効果は大きいのではないかと思います。
セルフレジの導入で、レジにかける時間はかなり削減されると思いますので、効果はあるのではないかと思います。


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