9990 サックスバー (2)
おはようございます。
久しぶりにサックスバー について書いてみようと思います。
少し動きが弱い動きしてましたが、4月になってまた強い動きをしているようなのでみてみます。
決算
1/30に決算を発表していましたが、前回の高値付近が天井になって、戻しています。
売上は330億+27.3 営業利益13.8億(黒字)で着地しています。
下期の業績予想では268億+27.4 営業利益16.1億の予想になっています。
10-12月の実績は、119億+17.6 利益8.5億です。
1-3月の見込みは売上148億 利益7.5億です。
2023年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
コメントでは、利益率の高いプライベートブランド(PB)及びナショナルプライベートブランド(NPB)、トラベルバッグの売り上げ伸長に加え、仕入れ商品の値入率向上に努めたことが寄与とあります。
小売事業
売上高は31,248百万円(前年同期比24.6%増)
外出機会の増 加に伴い売上高が増加
メンズバッグは、リモートワークが前年同期より減少した影響等で+ 27.2%
トラベルバッグは旅行、出張、帰省等が大幅に増加+171.2%
ハンドバッグは+4.7% インポートバッグは+1.4%
カジュアルバッグは+6.0% 雑貨は+6.5% 財布は+3.4%
製造・卸売事業
売上高は2,255百万円(前年同期比115.4%増)
旅行や出張、帰省等が大幅に増加し、全国旅行支援の効果 もあり、主力となるキャリーケースの売上が大幅に伸長
19年は647店舗でしたが、22年には590店舗まで減少しています。
ギアーズジャムを含めると、625店舗になります。
ただ3Qでは損益計算書にギアーズジャムの業績は3ヶ月を超えないことから、含まれていません。
卸売も入っているので、正確ではありませんが、ざっくり見ると
19年の売上平均は、1957万、22年は1991万になります。
すでに超えていますね。
店舗の大型化を進めているので当たり前なのかもしれません。
販管費はコロナ前とそれほど変わらないように思います。
改装なども進めている話があったので、もっと生産性はUPしているのかと思いましたがそうでもないようです。
これからなのかもしれません。
閉店費用なども多かったのかもしれません。
4Qの実績もみてみます。店舗平均は19年だと2300万は超えます。
今期の売上概算で見ると、2066万なので、やや開きがあります。
過去の卸売販売のコメントを見ると、「LOJEL」というブランドの寄与が高いようです。 過去には中国のインバウンドもあったようです。
昨年は2月と11月に価格改定を実施しています。
主要取引先は、ハンズ、ドンキホーテ、ロフト、大手家電量販店になります。
10-12月の卸売販売を見ると、7-9月累計が12億だったので、伸びはかなり高いです。
仮に1-3月が10~15億ぐらい売れているとすれば、卸売販売はコロナ前の水準まで戻しているのかもしれません
ただコロナ前はブランドのスーツケースが売れていると記載がありましたが、今回はないので、それほど大型のスーツケースや高いブランドのスーツケースは以前より売れていないのかもしれません。
値上げもしているようなので・・・
スーツケースの需要は高いのだと思います。
この前、リユースショップに行くと、普段置かれていない中古のスーツケースが置かれていました。
価格は安いものもありましたが1~2万円前後のスーツケースも置いてありました。 かなり大型のスーツケースも置いてありました。
スーツケースも 売れることにびっくりしました。
ちなみにブランデーなども置いてありました。
ロジェールの業績予想では、
売上24.3億 利益は0.2億になります。
コロナ前は、売上37億 利益は4.4億です。
円安の影響が大きく利益は厳しい状況です。
月次
(株)東京デリカの月次売上情報
4/4に3月の月次を発表しています。
売上は109.9 既存店112.7
2~3月は全体的に雑貨類は売れている印象がいいので、この数値には特に驚きはないです。
年間の累計では、売上123.5 既存店128.7
ざっくり計算すると、1-3月は、120億前後だと思います。
卸売販売があるのでわかりませんが・・・
売上の計画は少し届かない感じなのでしょうか?
単体の計画では、売上470億+39.6
出店効果+8.7億 退店影響は14.8億です
EC売上27億+3.2億
利益は 20.9億+29億になります。
下期はコロナ前の9割程度を見込んでいます。
トラベルは7割程度ですが、ハンドバック、財布等の雑貨類はコロナ前に戻す計画になります。
4月の月次も発表しているのでみてみます。
売上は119.8 既存店124.2 になります。
昨年も月次を見ると、120%前後伸ばしていますので、今期も順調です。
4月のアパレルの月次も発表されていますが、4月も軒並み好調です。
引き続きモール系に出店している店舗は強いですね。
カジュアル色が強いラインオン・マックハウス などは弱いです。
特に強いと感じたのは、靴です。
ABCマートが+22.8 チヨダ+10.9 ダブルエー+39.0
外出需要で靴の購入が増えているのだと思います。
4月はもともと、新生活で、環境が変わることが多いので、それと合わせて、高まったのではないかと思います。
店舗などをみてもかなり多くのお客さんがいました。
気温が高くなっていることで、夏物を買い求めるお客さんとインバウンド の客数増加が相まってかなりいいのだと思います。
加えて、ゴールデンウイークに向けてのお出か着などの購入も増えたのだと思います。
ニュースなどをみてもかなりすごい人です。
東京駅などはトレンド入りしたようです。
四季報
四季報の予想では、今期売上468億 利益は21.4億です。
来期予想では、売上520億 利益28億です。
増収率は10%前後 利益率は5.2%になります。
上期予想では、売上234億 利益10億です。
店舗推移
閉店数は3ヶ月で23店舗閉店店しています。
年間の店舗数は-42店舗で、569店舗になります。
コロナ前は平均して、20店舗前後の出退店をしています。
コロナ禍もあり3年間で100店舗程度閉店しています。
サックスバー は比較的小型店を閉店して、店舗の増改築を進めています。
それによりかなり店舗効率が上がっていると思います。
12月に東京駅一番街に出したキャラクターグッズショップの新業態「キャラトラステーション」をオープンしています。
昨年秋にメンズ雑貨店「ギアーズジャム」を買収しています。
28年までに21店から50店にまで増やす計画
ギアーズジャムの取扱い商品を東京デリカの大型店舗等に導入したい考えのようです。
株式会社ギアーズジャムの株式の取得(連結子会社化)に関するお知らせ
ただ4月は出店をしています。
しかも話題のららぽーと門真店、アウトレット湘南などのモールなどかなり話題のモールに出店しています。
イオンモール浜松店は郊外型のモールになるのかと思います。
昔、行ったことがありますが、ラウンドワン などもあり、地元では、かなり集客力のあるモールだと記憶しています。
ちなみにですが、3月に出店しているイオンモール豊川店も最近、オープンした店舗です。
最近の店舗は50坪程度の出店が多いようです。
より、集客力のある場所に、大型の店舗を出店する考えなのでしょうか?
百貨店向けにも出店していますので、今後の動向に注目してみたいと思います。
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