ポールダンスは立体機動装置だった

これは『劇場版ポールプリンセス!!』布教の記事と言うにはあまりにも手遅れで、なぜならこの映画を貴方に観てもらおうにも、既に日本全国で新宿バルト9・川崎チネチッタ・横浜みなとみらいの3館しかやっておらず、しかも一月五日以降の上映予定が無いため一月四日までで終了? かと思われます。でも今さらこの作品に触れた一人のオタクとして、どうしても語らずにはいられない、いかに自分に刺さったかを述べ、自分が好きなものを好きと叫ばずにはいられないのでそうする、という記事です。でももしも関東近郊で明日一月四日までに時間の余裕がある方いれば、あなたの人生を70分間だけ貸して欲しい。

まず前提として、
① 私は事前にこの作品関連の映像を一切ネットで摂取せず、知人が熱心に推していたという理由から、完全に初見で映画館に行ったこと
②三次元二次元問わず、動画・実物でもポールダンスを見た経験は皆無であったこと
③劇場版を観てからとにかくこの記事を最速で書くことに夢中で、まだWeb版の前日談を観ていない
以上の3点を添えておきます。

そしてこの記事のメインは、「肝心のポールダンス周りは、ぶっちゃけどうだったんだよ」という話です。

映画前半のストーリーを一言で言うと、まんがタイムきららアニメ系か、(『メダリスト』みたいな)女子スポ魂もの作品の、ワンクールアニメの劇場版といった印象です。
事実、もともとWeb版のアニメシリーズがありその劇場版といった立ち位置なのですが、事前にWeb版を予習する全く必要はありません。恐らく映画製作スタッフは多くの客が初見でこの劇場版を見にくることを企図して、合間合間でこれまでのストーリーやキャラを示してくれます。Web版をまだ未視聴の私がこんな狂い方をしてるのを見れば心配する必要はないと思います。
「高校生のヒナノがおばあちゃんが経営する閉館寸前のプラネタリウムを救うための手段を探していた時に、たまたま公園で出会ったポールダンス教室の先生に弟子入りする」という、競技ものアニメ特有の(あるいはアイドルアニメ的な)そこそこツッコミ所のある発端から、ヒナノの幼なじみのリリア、コスプレイヤーのミオ、元体操選手のスバルの三人の仲間を得て、ポールダンスショーを成功させ、プラネタリウムを救うーー
というところまでがWeb版=前日談(らしい)。劇場版は、ヒナノたち四人が新たな目標として、全国大会を目指すという筋書きです。
さて、この作品を見ている途中に思うのは、【なかなかポールダンスせんな……】ということです。
最初の最初、本編開始前に部員紹介的なショートコーナーがあって、主人公チームのうち一人だけが映像で紹介されます。これはたぶん週替わりか何かで各キャラを流してるっぽい。そのキャラが数秒間ポールダンスの技を決めているシーン(恐らくWeb版のストーリーから流用したもの?)も数秒ワンアクションくらいが流れ、こういう感じかな、となるものの、本当に数秒。
それから本編が始まるのですが、やはり思ったより皆なかなかポールダンスしません。
主人公たちのコーチであるポールダンス教室の先生の、公園でのポールダンス(5メートルくらいの高さ、ほぼ空中で演技している)であるとか、ライバルチームの公演(六本木ヒルズみたいなクソデカビル内のクソデカコンサートホールを満席にして2週間公演している)の映像であるとか、主人公たちの練習シーンであるとか、Web版のクライマックスであっただろう主人公たちのプラネタリウムでのポールダンスショーのフラッシュバックであるとか。色々ポールダンス箇所は出てくるのですが、「手描きの止め絵」か「Web版を流用したであろう、CG感の強い数秒~十数秒のポールダンス演技」ばかりで、なかなかちゃんと尺を取った魅せのダンスを見せてくれません。
もちろん可愛らしいキャラたちのわちゃわちゃした日常・練習パートはそういうジャンルのものとして目が離せないのですが、一方でお預けを食らった感じでやきもきさせられます。
一番虚を突かれたところは、全国大会に行くための地区予選があり、主人公チームが会場前で気合を入れているものの、次のシーンに切り替わると、地区予選の中身はすっ飛ばし、地区予選勝ち抜き後の打ち上げの場面になっているという。そこまで焦らすの!?
ただとにかくストーリーは、成長への壁にぶつかるチームメイトの葛藤や、ヒナノとライバルチームのリーダーの過去の因縁などを、重くなり過ぎず軽快に描きながらクライマックスへ向かっていきます。
そして明確にポールダンスが描かれるのは、遂に迎えた全国大会、70分(予告などを引いて正味60分)の映画の終盤のみ、20分無いくらいかな? 6連続でぶつけられます。ライバルチーム『エルダンジュ』3本→主人公チーム『ギャラクシープリンセス』3本という流れです。
キャラのフルネームは一発では覚えられず、自分が覚えるためもあり、Wikipediaからキャラ名を引きつつ紹介します。

●1本目(『エルダンジュ』、ダブルス、御子白ユカリ【みこしろゆかり】・紫藤サナ【むらふじさな】)
そこまでのシーンでポールダンスの「ダブルス」という言葉がちらちら出てて、いやポールダンスのダブルスってなんやねんと小さな疑問を抱きながら見てきた訳ですが、実際に初手ダブルスを見せられてビビります。
まず衣装はライバルチームのリーダー・ユカリが黒色の、貴族をイメージした感じの礼装。相方でユカリ大好きなサナが白系統、令嬢といった感じのドレス。男女での社交ダンスかフィギュアスケートペアといった趣きですね。
ステージは貴族の邸宅、花咲く庭園といった印象のもの。ポールから離れた状態でダンスが始まり、ちょっと溜めてからいよいよポールに触れると、初手で……えっ二人で!? そう回るの!?! とまず度肝を抜かれ。
そこから、次々と技が展開し、確かモーションキャプチャーじゃなかったっけ、だから三次元の人間ができる動きのはずなんだが、これはできるのか、やっていいのか、人間の関節をこう曲げたところにこう迎えるのは可能なのか、人体が柔らかすぎる、ダンスというかアクロバットじゃないかこれ、ここ支えられるの片腕で、ていうか練習で失敗した時とかめっちゃ怪我しないこの技!? と、美しい、カッコいい、危なそうでハラハラするという感情が一斉に押し寄せてきて圧倒されます。
動きとしては社交ダンスやフィギュアスケートペアの動作に、躍動感溢れる上下の可動域を足した感じ。
そしてこのダブルスを見て何でタツノコプロがポールダンスに目を付けたのか分かりました、たぶん。
WITは進撃の巨人アニメ化において、立体機動装置による重力を克服したかのようなアクションを実現するCGで喝采を浴びたわけですが、そのCG技術を生かそうと、同様な反重力アクションをオリジナルアニメでやろうとしたのが「重力異常」+「パルクール」の『バブル』だったわけです。
タツノコプロも、CG技術のもつ可能性、重力を克服した、ダイナミックに上下動可能なアクションを志向した。そこで目に留まったのが、人間の体を上下動させ、宙に浮かせ、逆さにするポールダンスだったーー
つまり、ポールダンスは立体機動装置だったのです。
いや、ポールダンスは立体機動だったと言うべきか。
なお、この説はXでポールプリンセス公式アカウントが流してきた制作秘話、監督がポールダンスを観て感動したことから始まったという流れとはまるで違っていたので、単なる妄言に過ぎないのですが……。
上下以外に「回転」の軸があるのも重要で、もちろんアイドルアニメのダンスだってフィギュアスケートのダンスだって回転は入ってるのですが、ポールを支柱にしているので割と何回転もでき、2人が同じ回転軸の上下で回転できるという点はやはり固有のエレガントながら驚異的な動きを生んでいます。
そしてこの作品において重要なのは、そういうポールダンスをしながら歌っていることです。このダブルスでは、切なくロマンティックな曲と、社交ダンスのお洒落さ・情熱性があるポールダンスの組み合わせの妙。
さすがに三次元のポールダンサーも歌ってはいないのではないか、あと、どうやら三次元のポールダンスでは、本作のように派手なひらひらした衣装は引っかかって危険なので着れないそうです。そして、アニメのステージは各キャラのダンスのコンセプトに合わせたイメージに変化するし、カメラアングルはぐるぐる動くし、だからこれは、動きとしては本物のポールダンスなのに、アニメでしかありえない映像になっている訳です。
つまりアイドルもののライブシーン、そのダンスが平面でなく重力を克服したかのように上下に動き回転する、アスリート的な格好良さとアクロバティックな立体感のある、アニメでも完全に見たことのない映像になっている。
Web版のCGよりは頑張っているとはいえ、やはり現状の技術力ではCG感は100パーセントは拭えませんが、(アイドルアニメの全力のライブシーンのCGが気にならないように)さほど気にならなくなります。というか動きを追うのにそれどころではなくなる。ずうっとポールに触れ続けている訳ではなく、ダンスの中にポールの利用が組み込まれている(ポールを触っておらず地上にいる時間も2~3割くらいある)というのも発見でした。

●2本目(『エルダンジュ』、シングルス、蒼唯ノア【あおいノア】)
根本的な話として、酒場なりで見せられるショーとしてのポールダンスが現実世界にかつてあり、一方で、健全でアスリート的なポールダンス文化・実態というのも現実世界には実在しているのでしょう。『ポールプリンセス!!』の世界はたぶん後者しか存在せず、この世界観の中ではポールダンスに性的な要素を見出す観客はいないのだと思います。
で、じゃあわれわれ作品外の人間が見て、この作品内のポールダンスは結局のところそういう風に見えるのかどうかですが、人体の動きで魅せるスポーツであり、見る人の心の純真さ次第とはいえ、Twitterで流れてくるI字バランスのイラスト程度には、セクシーに見える瞬間が時折あるわけです。言い忘れましたが、1本目はダブルスで衣装的にも百合っぽいムードが出ており性的には見えませんでした。 そして、これ以降のダンスも、基本的にアクロバットやスポーツの格好良さに呑みこまれ、エロいという印象はほぼ受けないです。
ただし客観的に見て、この2本目の演技が最も扇情的にも見え得るものだったと思います。
黒地に金糸で模様をあしらい、赤い帯を締めた和服姿なのですが、片方の肩は演技の途中でいつの間にかはだけますし、片足がストッキング、片足が網タイツ、靴が赤いヒールのためアダルティな雰囲気があります。この作品は、かなり意図的に、ポールダンスの中でも性的に見えうる動きを減らしているのではないかと愚考するのですが、このキャラに関しては「足でポールを挟んで完全にフリーにした上体をポールから離し、大きく動かす」動作が多く、必然、足が強調され艶めかしく見えます。キャラとしては日本舞踊からポールダンスに転向したという経歴らしく(Wikipediaで知りました)、ライバルチーム『エルダンジュ』の日常パートではリーダーのユカリを優しく見守り、一番真っ当そう、大人しめなキャラなのですが、ステージ上では挑発的な表情に豹変して上記のようなダンスを披露するのでまず呆然とさせられます。
しかしエロティックだとかそういうことを感じる間も無いのは横溢する厨二力が全てをなぎ倒していくからで、なにしろ歌ってる曲が和風厨二ボカロテイスト、曲名は『剣爛業火』、ニコ動最盛期を再召喚したようなカッコ良さの曲、更に声が早見沙織(デレマスの歌姫こと楓さん)なわけで、歌唱力は保証済みです。
しかも突然空中からドスが出現してそれを手に閃かせる(なぜ?)、
なぜか途中から目が妖しく光りはじめ、オッドアイにもなる(なぜ?)
纏めて言えば、はだけ気味黒和服オッドアイ美少女がポール上で体をのけぞらせ身を翻して踊りつつ高垣楓ボイスでスタイリッシュ和風厨二曲を歌いながらドスを閃かせる訳です。厨二病の走馬燈か何かか? これを観ながら私は、俺は何か凄いものを観ている、たぶん日本CGアニメ史の新時代を観ていると確信していました。
1月発売のCG雑誌の表紙をこのダンスが飾っているようです。買います。

●3本目(『エルダンジュ』、シングルス、御子白ユカリ【みこしろゆかり】)
主人公にとってのライバルです(1本目のダブルスに続き2度目の登壇。)作中で絶対王者的な扱いをされている彼女が、満を持してシングルスに現れました。
衣装もお色直ししており、今回は真っ白な軍服に身を包んでいます。デレマスで言うアインフェリアですね。軍服はマント付きであり、体を大きく動かすと翻ります。
ステージ演出はもうステージ演出というか完全に領域展開のゾーンに入っており、背景は荒野とアンリミテッドブレイドワークスです。歌もFGO最終章アニメのOPとか言われても納得するような戦闘曲ぶりです。
言い忘れましたが声優は南條愛乃。分かりますか? つまりラブライブμ'sの絢瀬絵里であり、fripSideで最も長くボーカルを務め、only my railgunを歌った人な訳です。
つまり、白い軍服とブーツを身に纏った、スタイルの良く背の高い女性軍人が、ポールを掴んで宙を舞い、マントをはためかせて踊りながら、fripSideボーカルボイスで勇ましい戦闘曲を高らかに歌い上げながら戦うのです。オタクのヴァルハラか何かか? ここに俺の墓を建てよう。
公式がネット上で行ったダンスの観客投票では一位を獲得していますが、当然でしょう。曲が本当に良く、どうか関東圏で間に合う人、かつてonly my railgunに脳を焼かれた人は劇場でこの歌とダンスを浴びて欲しい。

ここから主人公チーム側『ギャラクシープリンセス』に移ります。
終始、格上として描かれているライバルチーム『エルダンジュ』が作劇上、大人カッコよさ、厨二カッコよさを背負っている一方で、主人公チームは主人公サイドなので健康的な元気さや可愛さを背負っています。
また、『エルダンジュ』は3人全員がベテラン声優(言い忘れましたがダブルスに出たサナの声は日高里菜です)である一方、『ギャラクシープリンセス』は四人中三人がデビュー数年の新人。ただし通常演技では新人とは気づかない程度に何の問題もありませんでしたし、歌ってもぜんぜん安定しています。
ちなみにヒナノの師匠であるポールダンス教室のアズミ先生はcv釘宮理恵。そっか、もう師匠キャラやる立ち位置なんだ……。

●4本目(『ギャラクシープリンセス』、ダブルス、西条リリア【さいじょうりりあ】、南曜スバル【なんようすばる】)
衣装はホットパンツにサイバー風の上着。さらに蛍光色のラインが入っており、ダンスするとその蛍光が軌跡を描くギミックあり。ステージも電脳世界とか音ゲーとかそういった感じの演出です。
1本目のダブルスがクラシックな百合的なコンセプトだったのに対し、こちらは、健康的な小麦色肌の元気っ子リリアとボーイッシュなショートカットのスバルで、少年同士めいた友情・仲間・パートナーといった印象をダンス内でも打ち出してきており、二人の身体接触のあり方(手をつなぐとか四肢の絡め方)もそっち寄りです。そういう少年同士っぽい少女2人の関係性だからこそ滲み出る良さというのがあり、何か新しい扉を開きそうになるのですが閑話休題。
二人とも新人声優ながら歌唱力は安定。リリア役の鈴木杏奈さんは2019年声優デビューとのことですがそれ以前は歌自慢系のイベントで優勝しまくってたとのこと(Wikipedia情報)。スバル役の日向未南さんは普段は少年役をされている(Wikipedia情報)というボーイッシュな声で、個人的に声質が一番好きだったのはこの人ですね。
トラウマ克服のためのドラマが入るので一瞬演技が阻害されますが、上手にダンスとしての・ドラマとしての盛り上がりに繋げています。完成された通しのダンスを見れなかったことは残念でははそれでもいい気がしますが、一般性としてはやはりドラマ優先なのか)。

●5本目(『ギャラクシープリンセス』、シングルス、東坂ミオ)
メイド喫茶風ダンス×マーメイド衣装で、ステージ演出が海をイメージしているため、目と脳が水中だと錯覚してしまうほど、その動きは人魚そのもの。その分、無いはずの浮力があるように見えてしまい、これまでに比べて、「人間が人体の制約を超えたダンスをしている無茶さ」のわかりやすい驚きは薄めでした。ただ冷静に見ると、普通の握力や筋力で支えられるわけないのに平然と全体重を地味に片手で支えたまま、浮力があるかのようなスローな動きで着地できているのはやはり身体能力として異常。1~4本目の曲は、coolといった感じですが、この曲はcuteだという感じで、曲は良いものですが厨二病成人男性としてはクリティカルに刺さるものではありませんでした。一方で、これは単にターゲットが私では無いというだけで、衣装のガーリーさ、曲調・演出のポップさは、(この作品とスタッフを同じくする)プリティーシリーズの本来の顧客である女児には一番人気が出る造形なのではないかと、偏見ながら思いました。声優は『ギャラクシープリンセス』側唯一のベテラン、小倉唯。もちろん安定の歌です。

●6本目(『ギャラクシープリンセス』、シングルス、東坂ミオ)
満を持しての主人公。可愛らしく優しい彼女の衣装はブルーで現代アイドルものっぽく、星をモチーフにしています。そして彼女のステージ、固有結界は空なので、物語の発端でありツッコミ所であるおばあちゃんのプラネタリウムと実はばっちりリンクしているわけです。
バレエ経験者であり、6人の中で一番身体が柔らかいように見え、めちゃくちゃ開脚していました。
ポールを掴み縦横無尽に動き回りながら宙を蹴り、逆さになり、時にはポールに上ったまま180度開脚(つまり地面に対して垂直で開脚、体幹が凄すぎる)したり。他のキャラはちょくちょくポールから降りたりして演技しているのですが、彼女は、後半の演技において、四~五メートルくらい? の空中に上って全然降りないまま演技を続け、今どこで全体重支えてるの!? どこも持ってなくない!? みたいなシーンもあり。
これはpassionな曲調で、手拍子打ってくれるんで、これ応援上映行きたかったなと切に思います。
声優は土屋李央さん、あれなんか聞き覚えあるぞ、Wikipediaで引いたら、2019年デビューの人らしく、えっと他の役は…
樋口円香じゃねーか!?
ここが異次元フェス会場だったのか!?
櫻木真乃みたいなふわっふわの笑顔で、脳を溶かすような甘い曲調の歌を樋口円香ボイスが歌い上げ、超柔軟ポールダンスをしながら天空へ上って天使みたいなスマイルを決める。
なんとかしてこのコンテンツをライブまで連れて行って土屋李央に笑顔で歌わせろ!
こちらも最後のクライマックスの作劇上、演技が途中で止まるのも勿体なくはありましたが、立派に主人公を全うしていました。やっぱり6人の中で一番上空にいる気がする。

急いで書いたので敬称とかぐちゃぐちゃですみません。記憶違いとか事実誤認とかもあるかも知れない。
そして何より、何かの作品を勧めるときに、作中のキャラのことのみで語らず他のアニメやゲームに例えたり、声優があのキャラをやってて、というような外部情報で釣ろうとするのは下品だと分かっています。でも明日にも劇場公開が終了するっぽい映画を、一人でも多くの人に見て欲しくてこの手段に頼りました。映画館の大音響と大画面で見てこそ浴びられる歌の強さ・ダンスの力強さというものもあると思うので。ここまで書いた要素にピンと来る人で、新宿バルト9か川崎チネチッタか横浜みなとみらいに今日か明日で来れる人がいたら、どうかあなたの人生を70分貸して欲しい。

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